中国共産党第十八次全国代表大会は、2012年11月8日から14日までの間、北京で開催された中国共産党の全国代表大会(党大会)である。略称は、中共「十八大」、あるいは中共「第十八回党大会」。 大会のテーマは「中国の特色ある社会主義の道に沿って揺るぎなく前進し、ややゆとりある社会(小康社会)の、全面的建設のために奮闘[1]しよう」というものであった。この大会では習近平らをはじめとする党の「新指導部」の主要メンバーが、党中央委員に選出された。 第十八次全国代表大会を主催運営する主要メンバーは、次の通りである。 本大会は呉邦国の司会で2012年11月8日午前9時(日本時間で午前10時)に開幕し、胡錦涛総書記が演壇に立ち政治活動報告が行われた。そのなかで胡錦涛は、第17期中央委員会の活動を12に分けて報告し、過去10年間の、彼の総書記任期中の総括も行った。中共十八大が開かれた北京人民大会堂 本大会最終日の11月14日に党中央委員会委員の選挙が行われた。習近平、李克強らをはじめとする205人の党中央委員会委員が選出された[4]。他に党中央委員候補、党中央紀律検査委員会委員も、あわせて選出された。
概要
全国党員数:8260万2千名(2011年12月)[2]。
代表:2268人
招請代表:57人[3]。
開催場所:北京・人民大会堂
開催期間:2012年11月8日-14日
大会機構
主席団:247人
主席団常務委員会(41名):
胡錦濤(総書記)、江沢民(元総書記)、呉邦国、温家宝、賈慶林、李長春、習近平、李克強、賀国強、周永康、王剛、王楽泉、王兆国、王岐山、回良玉、劉淇、劉雲山、劉延東、李源潮、汪洋、張高麗、張徳江、兪正声、徐才厚、郭伯雄、李鵬、万里、喬石、朱鎔基、李瑞環、宋平、尉健行、李嵐清、曽慶紅、呉官正、羅幹、范長竜、許其亮、何勇、令計画、王滬寧
大会秘書長:習近平
大会副秘書長:劉雲山、李源潮、栗戦書
大会代表資格審査委員会
主任:賀国強
副主任:李源潮、李継耐
総書記による活動報告
過去5年間(2007年?2012年)の活動
中国の特色ある社会主義の新たな勝利を勝ち取ったこと。
ややゆとりある社会の全面的完成と改革開放の全面的深化の目標を推進したこと。
社会主義と市場経済の体制を整備し、経済成長パターンの転換を加速させたこと。
中国の特色ある社会主義政治発展の道を堅持し、政治体制改革を推進したこと。
社会主義的文化的強国の建設を着実に推進したこと。
民生の改善と管理の革新における社会建設を強化したこと。
環境保護文明の建設を力強く推進したこと
国防と軍隊の現代化を加速させたこと。
「一国二制度」の実践を拡充し、祖国統一を推進したこと。
人類の平和と発展の崇高な事業を継続的に推進したこと。
党建設の科学化水準を全面的に向上させたこと。
委員選挙
于広洲