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中井正広のブラックバラエティ
?nigra varieteo?
ジャンルバラエティ番組
演出中谷聡、さとうしゅう /
村上和彦(総合演出)
出演者中居正広
ほか
オープニングオーロラ三人娘「クールな恋」
製作
プロデューサー小澤太郎ほか /
安岡喜郎(CP)
制作日本テレビ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2004年7月18日 - 2013年3月31日
放送時間日曜日 22:30 - 22:56
放送分26分
中井正広のブラックバラエティ
特記事項:
ナレーター:垂木勉、杉本るみ
2012年7月22日で放送400回を突破。
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『中井正広のブラックバラエティ』(なかいまさひろのブラックバラエティ)は、2004年7月18日から2013年3月31日まで日本テレビ系列で毎週日曜日22:30 - 22:56(JST)に放送されたバラエティ番組で中居正広の冠番組。
通称は「黒バラ」(くろバラ)が正式(新聞番組表でもこの通称でクレジットされていた)で、他に「ブラバラ」がある(これを出演者がよく口にするが、テロップで×が付けられ、「黒バラ」に修正されてしまう)。サブタイトルの『?nigra varieteo?』(ニグラ・ヴァリエテーオ)とはエスペラントで「黒いバラエティ」を意味する。中井の「井」については、なぜ「中井正広」なのかを参照。 番組開始当初のコンセプトは、毎回一つのテーマを追求する学習バラエティ。様々な発明品の裏話や制作秘話と、それらを生み出す、世の常識を超越した“ブラックマインドを持つ”社長を、1970年代・1980年代のアイドル歌謡、ジャパニーズ・ポップスなどに乗せて紹介していた。教育番組としての評価も高く、開始半年後にはPTAが選出する「子供に見せたい番組」の中に選出されたこともあり、成功した番組といえる。 番組開始当初のメイン企画は「日本のしゃっちょさん」シリーズと、番組内の雑談から誕生した企画である「黒(ぶら)ワザご飯」で、「ウラ技cooking」のパロディなどのシリーズだったが、その後は普通のバラエティ番組同様、MCや準レギュラー、ゲストが中心の番組体制となった。 特番などでの放送休止も少なく、放送回数は2010年8月1日に300回を突破した。 2011年10月2日放送分からモノラル放送(モノステレオ放送)からステレオ放送となった。 2012年7月22日で放送400回を突破し、2013年3月31日に最終回を迎えた。その際には番組終了時になって「次回に続く…と思ったのですが、次週以降放送枠がないことに気付いてしまったのです。」と告知され、「そういえば今日が最終回でした」というテロップが出る中、出演者による締めのコメントなどのないまま終了した。末期でも視聴率は悪くなかったようだが、終了は中居の日程の都合によると言われている。これにより前番組『ワカチュキ』(初期には『別れてもチュキな人』)から日テレ日曜夜10時半の枠に続投していた中居は、10年5カ月程度でこの枠から姿を消した。 その後の放送予定について、中居は「楽しみにしていてほしい」と雑誌のインタビュー[1]で語っていたものの、その後の放送は無く、既に公式HPが削除されており、また、既に番組放送当時の総合演出が日テレを退社している。 一方、番組終了から9年経った2022年8月19日放送分の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に中島が出演し、中居と11年ぶりに対面[2]。パネラーには常連ゲストだった石原・勝俣も揃い「黒バラ」が復活し、局の垣根を超え当時の映像が放送された[2]。また、この回のみ中居も「中井」名義で進行。 2023年5月8日放送分の『証言者バラエティ アンタウォッチマン!ゴールデン 石原良純SP』(テレビ朝日系)に、中居が石原良純の証言者としてVTR出演した際に、映像提供:日本テレビで、石原良純が出演した当時の映像が放送された。
概要
番組の終焉とその後
番組の特徴
番組の進行
初期はスタッフが出演者陣をおいてけぼりにしてVTRを進行しており、MCの2人も困惑する場面が多々見受けられたが徐々に出演者陣の方が番組を掻き回す形式になっていった。出演者などがインタビューや収録中に語ったところによると、台本はあるものの紙1枚しかなく、そのうちセット見取り図が2つを占め、進行に関しては本当に僅かしかなく、基となる企画の概要以外のトークや演出、小芝居などは全て出演者任せという非常に自由な番組となっている。当然スタッフの想定したとおりに行かないことも多く、トーク企画では7つトークテーマを用意していたにもかかわらず2つしか消化できなかったこともある。上記の通り基本はほぼノープランのため中井や勝俣の暴走により企画が前に進まなかったり違う方向へ向かってしまうこともよくある。また、プールを使う企画では女性アイドルにセクハラしたりポロリするなど2000年代以降では中々できない(良く言えば昭和の番組のノリ)ことも行う。スタッフのミスも多く、野球モノマネに中田英寿を入れたり(意図的)、ペナルティを決定する抽選ボックスに当たりを入れる(本当に入れ間違いを犯す)などを起こし、それらも撮り直しなどせず全てOKとなるため「スタッフも馬鹿」と言われることもある。また、収録が大幅に伸び、出演者が(次の仕事へ向かうため)途中退出することも多く、その場合もテロップ及びナレーションで簡潔に説明され何事もなく収録が再開するため、出川が「この番組は自由出勤か!」と突っ込んでいる。
B級番組
本番組は派手で出演者も豪華、人気や知名度もある「A級番組」と対比し、自番組を「B級番組」、中井を含む出演者を「B級出演者」と称している。ただし、中井のアイドル性をフィーチャーする場合は「A級アイドル」「国民的アイドル」と紹介する場合もある。また、若手芸人や無名の芸人はさらに「C級D級芸人」という呼び名でひとくくりにされる。
ブラックワイドショーとの関連
本番組は2002年に同系列で土曜深夜に放送されていた『ブラックワイドショー』のチームが主要メンバーとして制作を担当している。スタッフ構成やコーナー内容、不規則な字幕の打ち方、BGMの選曲等々に「ブラックワイドショー」のカラーが色濃く残っている。
演出
出演者の発言はほぼ全てふきだしで表示されており、出演者の発言に対する字幕はほとんど出していない。ナレーションにもほとんどテロップを出すため、文字多重放送(同時ネットで放送している地域のみ[注 1])の字幕は極稀なふきだしのない時のみ使用されている。VTR中は出演者がワイプ表示されるが、一般的な番組と異なりVTRの四隅(中居は右上、中島(不在時は代理司会者もしくはゲスト)は左上、ゲストは左下と右下)に表示されるため、すべての出演者がVTRを見る様子が映し出される。出演者の発言や行動に対し、「へー」「どうした?」「そうだよね」「まあまあ」など日常会話のようなツッコミ、合いの手がテロップで入ったりする。ワイプ画面内の出演者の発言がうるさいとき、放送上の問題があるとき、その後の番組展開上のネタバレ発言がある時などに、「おだまり」というテロップが表示され、白い四角に赤い×印が口に付けられ、その間の音声は消去される。当初はスタッフの身体や声を流さない編集(カマピーやチックルなどのキャラクターで身体や声を隠す)、もしくは覆面を被ってスタッフが判別できないようにしていたが、徐々に普通に顔を出すようになった。各不適切な発言、個人情報に人面石くんの効果音が掛かることがある[注 2]。