丘陵地
[Wikipedia|▼Menu]

丘陵(きゅうりょう)とは、なだらかな起伏や小山()の続く地形。ただし、形態的には非常に広汎な地形を含んでおり、地形学的に明確に定義されているわけではない[1]
概要

地形の形態のうち台地、丘陵、山地については分類や地形発達段階の位置づけについて議論があるが定義は曖昧である[1]

『地形学辞典』(1981年、朝倉書店)や地学団体研究会編『新版地学辞典』(1996年、平凡社)などによる一般的な定義では、台地や低地の周囲や山地の前縁に位置する平野と山地の中間的な地形をいうとされている[1]。しかし、これらの定義は「多分に慣用的かつ感覚的」といわれている[1]

谷密度と起伏量を指標とする丘陵の定義も提案されており、起伏量80m以下の平頂丘陵と起伏量80m以上の稜線丘陵に分ける研究もある[1]
主な丘陵
南北アメリカテキサス・ヒル・カントリー

テキサス・ヒル・カントリー(アメリカ合衆国)

ユーラシア

シュベービッシュアルプ
ドイツ

タウヌス丘陵(ドイツ

チェヴィオット丘陵(イギリス

コッツウォルズ丘陵(イギリス

チルターン丘陵イギリス

メンディップ丘陵(イギリス

ノース・ダウンズ(イギリス

サウス・ダウンズ(イギリス

ヴァルダイ丘陵ロシア

オセアニア

タンデノン丘陵
オーストラリア

日本「日本の丘陵一覧」を参照

関東平野那須野が原を分ける塩那丘陵。手前から那須野が原、箒川、黒川、塩那丘陵、江川内川荒川鬼怒川

塩那丘陵。矢板市上空よりさくら市方向を望む。工業団地ゴルフ場自動車テストコースなど土地利用が進む。

六道山公園の展望台から見た狭山丘陵(2007年6月)

多摩丘陵、小田急多摩線黒川駅付近より(2005年5月5日撮影)

脚注^ a b c d e 柳田誠、藤原治、後藤憲央、佐々木俊法「谷密度と起伏量による丘陵の定義」、地学雑誌113 (6) 835-847 2004

外部リンク

丘陵コレクション


『丘陵』 - コトバンク










地球上の地形
山岳・平原地形



山塊

山地

山脈


台地

高地

高原



丘陵

山麓緩斜面

尾根





メサ

残丘

ビュート

ホッグバック

カルスト地形

石灰岩舗石(英語版)

鍾乳洞

リル

ガリ

土柱

天然橋

平野

沖積平野

洪積台地

海岸平野

ケスタ

構造平野

準平原


ツンドラ

氷床

盆地

河川・河成地形





湧水

急流






蛇行

三日月湖

中州

網状流路


洞窟

渓谷

峡谷(V字谷)

扇状地

氾濫原

川原

河岸段丘



河畔砂丘

自然堤防

後背湿地

天井川





沼地

湿地

湿原

オアシス

三角州

三角江

甌穴

水無川

ワジ


河川争奪

氷河・雪氷地形

氷床

氷帽

氷原

棚氷

氷舌

氷山

圏谷(カール)

U字谷

トンネル谷(英語版)

氷食尖峰

トリムライン

アレート

羊背岩

フィヨルド

モレーン

氷堆丘

エスカー

ケイム段丘(英語版)

ザンドル / サンドゥル(英語版)

釜状陥没地(英語版)

ダートコーン

周氷河地形

氷丘

氷丘脈

氷河湖

氷河洞窟(英語版)

氷河盆地


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:25 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef