世界距離別スピードスケート選手権大会(せかいきょりべつスピードスケートせんしゅけんたいかい)は、国際スケート連盟が主催するスピードスケートの大会で、「世界距離別選手権」の略称で親しまれている。
第1回は1996年に開催。以来2002年冬季五輪が行われた2002年以降五輪開催年を除き毎年3月中旬頃に開催され、スケートシーズンを締めくくる大会である。
日本開催は2000年と2008年の2回でいずれも長野市で開催された。
オリンピックと同じく距離ごとで競う。
個人種目は男子が500m・1000m・1500m・5000m・10000m・マススタートの6種目、女子が500m・1000m・1500m・3000m・5000m・マススタートの6種目。他に団体種目として男女のチームパシュートが行われる。
日本選手の優勝は、500m男子の清水宏保(1996,1998 - 2001)・堀井学(1997)・加藤条治(2005)、チームパシュート女子(菊池彩花、木菜那、木美帆 2015)・500m女子小平奈緒(2017,2020)・チームパシュート女子(木菜那、木美帆、佐藤綾乃 2019,2020)・1000m女子木美帆(2024)・1500m女子木美帆(2024)が優勝している。
アンニ・フリージンガー(ドイツ)、シャーニー・デービス(アメリカ)、木美帆は、世界オールラウンド選手権、世界スプリント選手権、世界距離別選手権の3つの異なる選手権で世界タイトルを獲得した選手です。
2018年のISU隔年次総会で、2021年からはそれまでの世界オールラウンド選手権・世界スプリント選手権を統合し、世界スピードスケート選手権大会として再編され、、隔年の開催になった。 1996:ハーマル 1997:ワルシャワ 1998:カルガリー 1999:ヘーレンフェーン 2000:長野 2001:ソルトレイクシティ 2002:ソルトレークシティオリンピック開催のため実施せず 2003:ベルリン 2004:ソウル
歴代開催地
2006:トリノオリンピック開催のため実施せず
2007:ソルトレイクシティ
2008:長野
2009:リッチモンド
2010:バンクーバーオリンピック開催のため実施せず
2012:ヘーレンフェーン
2013:ソチ
2014:ソチオリンピック開催のため実施せず
2015:ヘーレンフェーン
2016:コロムナ
2017:カンヌン
2018:ピョンチャンオリンピック開催のため実施せず
2020:ソルトレイクシティ
2021:ヘーレンフェーン *コロナ禍のため北京が取りやめ会場変更・日本含むアジア他の国不参加
2022:北京オリンピック開催のため実施せず
2023:ヘーレンフェーン
2024:カルガリー 年金銀銅
歴代優勝者・上位入賞者
男子
500m
1996 清水宏保 セルゲイ・クレヴチェニア
1997 堀井学 ロゲル・ストレム 清水宏保
1998 清水宏保 シルヴァン・ブシャール ジェレミー・ウォザースプーン
1999 清水宏保エルベン・ベンネマルス ヤッコ・ヤン・レーウワンフ
2000 清水宏保 マイク・アイルランド ジェレミー・ウォザースプーン
2001 清水宏保 ジェレミー・ウォザースプーン ケイシー・フィッツランドルフ
2002ソルトレークシティオリンピック開催のため実施せず
2003 ジェレミー・ウォザースプーン 清水宏保エルベン・ベンネマルス
2004 ジェレミー・ウォザースプーン ドミトリ・ロブコフ マイク・アイルランド