世界超偉人伝説
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たけし・さんま世紀末特別番組!! 世界超偉人伝説(たけし・さんませいきまつとくべつばんぐみ!! せかいちょういじんでんせつ)は、1992年から1998年まで計12回にわたって放送された日本テレビ系の特別番組
概説

番組の正式名称は『たけし・さんま世紀末特別番組!! 世界超偉人×××人伝説』(たけし・さんませいきまつとくべつばんぐみ!! せかいちょういじん×××にんでんせつ)である。

司会はビートたけし明石家さんま、進行役は永井美奈子(1996年6月の「50000人伝説」までは日本テレビアナウンサー、同年10月の「50万人伝説」からはフリーアナウンサーとして出演。)。毎年春と秋の番組改編期に放送されていた。100人伝説 - 1000万人伝説、5000人伝説 - 5000万人伝説、111人伝説と、その都度タイトルが微妙に変わった。

放送時間は19:00から2時間近くがほとんどで、10万人伝説以後は21:00から始まるケースもある。再放送は年末以外はほとんどが土曜日で、12:00から14:00の間のいずれかから始まる。

とりあげられる「偉人」とは、“常軌を逸した奇人変人”と、近現代日本・世界史上の著名人の2種に大別される。比率的には前者がメインで、後者が口直し、あるいは番組のトリとして据えられる。

この番組で大阪市玉造アジアコーヒ(コーヒーではない)で売っている幻のジュース「ネーポン」が一躍有名になり、この印象があまりにも強すぎたため、長嶋茂雄なども取り上げられていたことを知る人は意外と多くない。

なお、1994年10月からレギュラー放送される予定だったが、たけしのバイク事故により白紙になった。

探偵!ナイトスクープが先に取り上げていたネタと被ったものも多く、「城山オレンヂ園」の取材時は「秘境」として扱うはずが、多くの来客を得てしまっていたという。(「カッパ渕の主」については当番組が先行)

CM前のスポンサー紹介ではヨハン・シュトラウス1世の『ラデツキー行進曲』、エンディングテーマにはエドワード・エルガーの『威風堂々』の第1番が使われている。
100人伝説(1992年10月1日放送)

パネラー:西村晃淡谷のり子大林宣彦佐野量子

視聴率:19.1%[1](関東地区・ビデオリサーチ調べ。以下同)

再放送:1992年12月29日

宇宙最大の発明に挑む男:清家新一 - 「宇宙研究所」を設立し、空とぶ円盤タイムマシンの研究を行った。番組では自作の『宇宙艇憲歌』を自ら熱唱。

笑う人造人間:西村真琴(ゲスト出演の西村晃は次男) - 人間型ロボット「學天則」を製作。

火星の土地を売った男:原田三夫(1890-1977) - 科学評論家。「子供の科学」などを創刊。後に日本宇宙旅行協会を設立し、火星の土地の分譲を行った。[2] 映画『火星のわが家』のモデル。

中村メイコも番組で土地の権利書を所有していたことを告白。


地球を震撼させる男:エディー・クロンツ - ウィークリー・ワールド・ニュースの編集長。

番組で紹介された記事

スペースシャトル、宇宙人[注 1] を救出

ブッシュ、宇宙人と密会 - 写真は密会にふさわしくない雰囲気。

宇宙人、捕まる - ポルノ雑誌を万引きして検挙される。

火星にある顔を崇拝しているアマゾンの原住民 - 自分の仮面と同じ形をした地形が火星に存在する。

アポロ11号が月面で人骨を撮影していた - とある中国人男性らしい。彼が着用していたリーバイスのジーンズも見つかる。

生きていたJ・F・K

生きていたプレスリー

巨大バッタを射った男※テロップママ

巨大ハムスター

ペットクジラ

人面馬

etc[注 2]



長嶋茂雄超人伝説

長嶋本人に以下の事件の真相をインタビューしてもらう企画(本人いわくいずれも事実とのこと)。

バント事件 - バントのサインをジェスチャーで堂々とバラしてしまう(撹乱作戦らしい)。

一茂事件 - 一茂を球場に連れて行ったが、試合が終わったあとに一茂を球場に残して帰宅(三振のせいだった)。

火鉢事件 - 腹いせに火鉢を蹴って足の親指を捻挫してしまい、スパイクが履けなかったため、スパイクの親指の部分を切り落とした。

捕るな! - サードの見せ場と称し、他の野手にはボールを捕らせない。



究極のホレ薬伝説:酒井弥(さかいみつる)(1936 - 2004) - 化学の分野を中心に活動。別名『越前の発明王』。人間の汗からフェロモンを抽出し、媚薬を作った人物。

サンマを愛した男[注 3]:佐藤恵昭 - 宮城県石巻市『風月堂[3]』。秋刀魚を練りこんだ「さんまアイス」等奇抜な材料を使ってあらゆるアイスクリームを販売している。

死ぬまで笑わせてくれた男:林家三平

1000人伝説(1993年4月8日放送)

パネラー:淡谷のり子、俵孝太郎天本英世

視聴率:18.1%

再放送:1993年6月26日

怪物を造った男:ヒュー・ケネディ - イギリス貴族で兵器研究家を名乗る[4]。祖父とトラハンティングに立ち会ってから兵器そのものに執心し、20年をかけてナポレオン戦争時代の幻の兵器(巨大投石器)を復元。ピアノや500kgの自動車を飛ばした上、いずれはボーガンを改造して電柱を飛ばそうと企てる。

世界で一番幸運なバカ伝説:アルビン・シップレック・ケリー - タイタニック号遭難事故の生還者であったのを始め、幾つかの幸運を得る。

ウィークリーワールドニュース最新スクープ集 - エディー・クロンツ

番組で紹介された記事

恐竜族発見 - アフリカタンザニアの奥地に住む、リノザウルスの遺伝子を持った種族。

カバ人間発見 - カバに呑み込まれた。

第三の目を持つ女 - 後頭部にもう一つ目がついている。

ウエストをしぼりすぎた女 - ウエスト24cm。時計バンドがベルト代わりになっている。

世界最長の舌を持つ男 - 全長25cm。

矢人間出現 - インド北部。耳元に矢が刺さっている。

人喰いガニ現る

あの宇宙人結婚 - 相手は日本人女性。

etc(VTRでカットされたリカちゃんハウスに現れた幽霊や、クリントンと密会する宇宙人、ネズミをはさんだマックマウスバーガー新発売など)



スーパーミステリー博士:橋本健 - 握手すると感電する機械や宇宙人と交信する機械、植物の心が分かる4Dメーターを発明。

イタリアサギ事情 - 「サギ博物館(館長:サルマントーレ・カシーロー)」(ナポリ)にてあらゆる手口の詐欺を展示(クレジットカードを悪用したスキミング行為など)。

史上最大の結婚サギ師伝説:ジョバンニ・ビグリオット - 105名の女性から総額で20億円をだまし取った。

不老不死マシーン伝説:ジョージ・バン・タッセル - 飛行機のテストパイロットの最中にUFOに遭遇して以降、UFOとの再会を果たすべく、カリフォルニア州の砂漠のど真ん中に不老不死マシーン「インテグラトロン」と呼ばれる巨大なドーム[5] を作ったが、完成直前に死去。

知られざる秘宝伝説:竹川寶生(たけがわ ほうじょう) - 本名:竹川勇次郎。三重県真言宗大僧正で、ルーブル彫刻美術館初代館長。少年時代から彫刻に興味を示し、観音様のお告げにより、通販で得た莫大な利益を元にパリルーブル美術館の彫刻のレプリカなどを展示する美術館を建設。

巨大地下帝国の謎:リベルト・アイラウド(1950-2013) - イタリア北部に持続可能な社会を目指す共同体を築いた人物(番組では「ダマンフール共和国」と紹介されていたが、公式では「ダマヌール共和国」となっている)。


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