世界征服?謀略のズヴィズダー?
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世界征服?謀略のズヴィズダー?
ジャンル
世界征服
アニメ
原作hunting cap brothers
監督岡村天斎
シリーズ構成星空めてお、岡村天斎
脚本星空めてお、岡村天斎、菅正太郎
キャラクターデザイン佐々木啓悟
音楽加藤達也
アニメーション制作A-1 Pictures
製作征服実行委員会
放送局#放送局を参照
放送期間2014年1月 - 3月
話数全12話 + 未放送1話
漫画:世界征服?純潔のホワイトライト?
原作・原案などhunting cap brothers
作画Hamao
出版社一迅社
掲載誌月刊ComicREX
発表号2014年3月号 - 11月号
巻数全1巻
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ漫画
ポータルアニメ漫画

『世界征服?謀略のズヴィズダー?』(せかいせいふく ぼうりゃくのズヴィズダー)は、2014年1月から3月にかけて放送されたテレビアニメ岡村天斎星空めておTYPE-MOON)、黒星紅白が手掛けるオリジナルアニメ[1]
概要

テレビアニメ『DARKER THAN BLACK』シリーズや『青の祓魔師』の監督で知られる岡村天斎の、完全新作オリジナル作品[2]。幼女の星宮ケイトと彼女率いる謎の組織「ズヴィズダー」によって為される世界征服の、序盤を描いた物語である。ナレーションはてらそままさきが担当している。

ロシア語での「」を意味する「ズヴィズダー」をはじめ、登場する名称の多くにはロシア語が用いられている。

メディア向けの制作発表は2013年10月22日に行われ、監督の岡村のほか、シリーズ構成に岡村とTYPE-MOONの星空、キャラクター原案にライトノベルキノの旅』シリーズや『アリソン』の黒星をはじめとするスタッフも公開された[2]。また、同日には公式サイトも開設され、キャッチコピー「世界は征服されたがっている───!!」やCM映像なども公開された[2]

最終回の第12話では物語にひとまずの決着が付けられるもラストで新たなる敵との戦いが示唆されたほか、2014年10月15日にテレビ未放送の第13話「新・ズヴィズダー大作戦」がBD / DVDで発売予定であることが告知された。
ストーリー

世界は国際的秘密結社ズヴィズダーに征服され、廃墟と化した街に壊されずに残っていた美しく成長した姿のヴィニエイラの巨大立像の前で一人の男が「我らがズヴィズダーの光を、あまねく世界に!」と叫んでいた。

それから時を遡り、東京を中心に日本中が混乱していた「東京リベリオン(東京戦国時代)」の時代、親と大喧嘩して家出した地紋明日汰は行くアテもなく夜の西ウド川市を徘徊していたが、突如戒厳令が敷かれて巨大怪物と自衛隊が交戦に入った中、避難場所を探していた所で星宮ケイトに出会う。そして、世界征服を目論んでいる国際的秘密結社「ズヴィズダー」の存在と、ケイトがズヴィズダーを束ねる総帥・ヴィニエイラであることを知り、彼女に気に入られた明日汰はなし崩しに戦闘員として入団させられ、昼は学校、夜と休日はズヴィズダーの戦闘員として多忙な毎日を送るハメとなった。

この物語は、日々の食事や嗜好といった些細なことから大衆に関わる後々の大局に至るまで、ズヴィズダーが世界を征服する軌跡を辿った物語である。
登場人物
ズヴィズダー
星宮 ケイト(ほしみや ケイト) / ヴィニエイラ
- 久野美咲本作のヒロイン。見た目は可愛い幼女だが、実は謎の組織・ズヴィズダーを率いる首領。とある理由から街を補助輪付き自転車で彷徨していた際、ふと出会った明日汰を気に入り、強引にズヴィズダーへ入社させる。物語中盤から西ウド川第三中学校2年生として転校、明日汰とはクラスメイトとなる。外見通り精神的に幼い一面を持つが、高いカリスマ性と「世界征服」というものに対して独自の思想と信念を持ち、配下を労う慈悲深さを持つ。それゆえ、年上であるはずの部下たちから崇拝されている。喫煙者を非常に毛嫌いしており、一切の慈悲を見せない。ズヴィズダーとしての姿は、間に星の飾りを輝かす2本の触角とアイマスク状の仮面、ハイヒールや鉄グローブを身に着け、腹部や脇腹などの露出が高いコスチュームとなる[注 1]。肌身離さず持ち歩くウサギのような化け物のぬいぐるみ「ガラクーチカ」[注 2] から召喚できる機械仕掛けの巨大な上腕を用いることで様々な必殺技を発動させるが、中でも「征服実行」による「ヴィニエイラ式変異打倒説得術」を得意とする(ただし、「説得」に応じる「心」を持つ者でないと無効化される)。その強さは裏の世界では有名であり、極道時代の吾郎からも「自身を倒せるのはケイトのみ」と言わせるほどで、バリアを張って戦車砲弾を無力化することさえ可能である。その正体は古代ウド川文明の王女であり、「世界を征服する運命を持っている」と、神官から「征服の想い」を力として具現化させる神具・ガラクーチカを授かったが、同時に「呪い」の様に永遠に年をとることがなくなり、ズヴィズダーを結社し、世界を征服し「呪い」が解けるその日を信じて今日まで活動していた。最終回で、所有する免許証(西ウド川村公安委員会発行)から、2月30日生まれ(生年不詳)であることが判明。通り名は「金星」を意味する。変身後のモチーフはクリオネ
地紋 明日汰(じもん あすた) / ドヴァー
声 - 花江夏樹本作の主人公。西ウド川第三中学校2年生の少年。東京都知事を父に持つ家庭で裕福な生活を送っていた[注 3] が、衝動的な家出中[注 4] に空腹だったケイトと出会い、中華まんを奪われたことがきっかけで、ズヴィズダーの世界征服活動に巻き込まれてしまう。「ドヴァー」はズヴィズダーにおける通名(命名はケイト)。入った直後の役職は戦闘員。常識的な性格であるため、アクの強いズヴィズダーの面々には振り回され続けている。料理が上手いため、その腕前を認められてからはズヴィズダーの料理当番を担当するようになった。そのほか、掃除や洗濯、買い出しなども担当しており、ズヴィズダーになくてはならない存在となっている。蓮華に想いを寄せているが、本人には気づかれていない。ズヴィズダーとしての姿はフード付きの全身タイツにガスマスク。一応ハエたたき状の武器を所持している。本編を通し終盤で唯一、ヴィニエイラ以外で必殺技ガラクーチカ「ヴィニエイラ式変異打倒説得術」を発動させた(ただしバリアで守られ不発に終わった)。通り名は数字の「2」を意味する。第一話冒頭で登場する男性と同一人物と思われる。
鹿羽 逸花(しかばね いつか) / プラーミャ様
声 - 伊瀬茉莉也右眼に髑髏のアイパッチ[注 5] を付けた少女。吾郎の実娘で、普段は女子高生。ズヴィズダー3幹部の1人で、刀を振るう斬り込み隊長として姉御肌の男勝りな性格だが、ケイトを過剰なまでに可愛がったり、自室を彼女の写真と猫グッズで満たすなどの一面も持つ。入社した明日汰の「教育係」を命じられるが、料理は殺人的に下手であるため、当番日にはケイトとロボ子以外は逃げ出してしまう。その後、明日汰の料理の上手さを知り、彼に料理を教えてほしいと頼み込んだ。学校では生徒会長を務めており、ケイト曰く「会長として学校を支配する任に就いている」[注 6]。アイパッチを付けたきっかけは母親の椿が亡くなった後、自分の前に現れたケイトに説得され彼女に付けてもらったため。また、アイパッチが外れると弱気になる。ズヴィズダーとしての姿は、アイマスク(こちらもアイパッチがある)に赤いレオタード姿の上に黒い軍服状のコートを羽織り、黒いローライズ風のズボンを穿いている。有事の際には愛車のバイクに乗る。愛用の刀の柄はラインストーンでデコレーションされ、ストラップも付けられている。通り名は「」を意味する。変身後のモチーフはシャチ
ナターシャ / ウーム教授
声 - 花澤香菜本名「ナターリア・ヴァシルシェンコ[3]」。金髪メガネ少女。15歳。ウクライナ人で広島弁で喋る[注 7]。ズヴィズダー3幹部の1人。科学技術全般を受け持つ。普段は下着姿に白衣を羽織っただけの露出度が高い格好をしており、日常では怠惰に過ごしている。外出時も下着姿のまま出歩いているが、特に恥ずかしがる素振りは見せていない。校内ではさすがに制服を着ている。普段は低血圧で気怠そうな口調で話すが、感情の起伏が激しく、すぐ喧嘩口調になる。ズヴィズダーとしての姿も普段とそれほど変わらない露出度で、魔女のようなマントを羽織る。5本腕の触手など、数々のアイテムで攻撃する。かつてはウクライナで科学者の両親の間に生まれ、両親の書斎から数々の書物を読みながら発明を繰り返す毎日を送っていた。しかし、ある日両親の姿に模した「精霊」によって古代ウド川遺跡へ連れてこられ、途方に暮れていた所をケイトとロボ子に出会い、ケイトの夢に賛同する形で入社した。通り名は「知恵」を意味する。変身後のモチーフはタコ
鹿羽 吾郎(しかばね ごろう) / ピェーペル将軍


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