世界コスプレサミット
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世界コスプレサミット
World Cosplay Summit
イベントの種類コンクール
通称・略称WCS、コスサミ
開催時期7月下旬?8月上旬
初回開催
2003年10月12日
会場オアシス21ほか
主催世界コスプレサミット実行委員会(外務省、名古屋市、名古屋観光コンベンションビューロー、中部国際空港、大須商店街連盟、テレビ愛知、株式会社WCS)
後援愛知県、経済産業省、国際交流基金、観光庁、中部運輸局 [1]
協賛niconico・Air Asia・ANA・ブラザー工業・ラグーナテンボス・QOO HOTELS・サンヨーベストホーム・品川美容外科・ダイコク電機・DiliDili・パソナテック・フジタクシーグループ・名古屋鉄道・名鉄観光サービス・アコス・資生堂・JOYSOUND・ファーストサーバ・タイトー・中日本エクシス・ヒョウゴベンダ・名古屋市上下水道局・ビジョン・ファミリー劇場・ファミリーマート・ブシロード・BRASS・プラスワン・BOAT RACE振興会・もえたく!・LIVE DAM Ai ・ IIJmio・アクアリング・H.I.S・アニダン実行委員会・オタマート・キタック東海販売・近畿日本鉄道・SUNSHINE SAKAE・サンヨーベストホーム・シベラス・志摩スペイン村・ジェンコ・ヨシハラシステムズ・IDCフロンティア・SONY・ダイドー・中部電力・ティーケーピー・東芝メモリ・NTTドコモ・フタバ・フォーサイド・LiveMe・楽天Edy・ロート製薬 ほか [2]
運営株式会社WCS、テレビ愛知
来場者数

WCS2019開催時の総来場者数は30,1750人※コスプレパレードは来場コスプレイヤーの人数のみ集計
最寄駅名古屋市営地下鉄栄駅久屋大通駅
名鉄瀬戸線栄町駅
公式サイト
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世界コスプレサミット(せかいコスプレサミット、World Cosplay Summit、WCS)は、世界コスプレサミット実行委員会が開催しているコスプレの世界最大のイベントである。日本と世界各国のコスプレイヤーとの交流、および日本漫画人気認識することを目的とする。開催を重ねるごとに参加国が増え、世界各国からの取材がある。

2003年にテレビ愛知が初開催、2006年から日本の外務省が後援し、2009年度からは主催者である実行委員会の構成員となった。2006年からは外務大臣賞が授与されている[3]2007年国土交通省が所管するビジット・ジャパン・キャンペーンの一環として認められた。2009年には外務省名古屋市名古屋観光コンベンションビューロー、テレビ愛知、中部国際空港大須商店街で構成される世界コスプレサミット実行委員会を設立した。2012年より実行委員会に株式会社WCSが加わり、2013年からは株式会社WCSが主体となりイベント運営を行っている。現実行委員長は2003年にこのイベントを立ち上げた小栗徳丸である。
歴史コスプレイベントが開催されるオアシス21世界コスプレサミット2014セントレア
2003年
10月12日、初めての開催となる「世界コスプレサミット2003」を開催。会場は名古屋市中区大須ローズコートホテル。ゲストにコメディアンコージー冨田を迎えた。イタリア、ドイツ、フランスの3か国から5名の海外コスプレイヤーを招聘。各国代表によるパネルディスカッション、撮影会、交流会を実施、国内外から注目を集めた。
2004年
8月1日、「世界コスプレサミット2004」を開催。4か国計8名の海外コスプレイヤーが参加。会場は大須。テレビ愛知局内・スタジオ会にて、代表国参加者によるコスプレ事情の紹介とディスカッション。撮影会、交流会を実施。「神社仏閣、電脳街、若者からお年寄りまで集う商店街」といわれる名古屋・大須商店街でコスプレイヤー100名が参加し、初の「大須コスプレパレード」を実施した。
2005年
7月31日8月7日、「世界コスプレサミット2005」を開催。「愛・地球博」EXPOドームで、初めての「世界コスプレチャンピオンシップ」が開催された。3,000人の観客が見守る中、7か国参加によるパフォーマンスコンテストが行われ、総合優勝はイタリア代表が選ばれた。また司会進行として篠原ともえ、司会進行補佐として古谷徹声優)がガンダムのアムロ・レイのコスプレで登場、以降司会進行補佐としてチャンピオンシップに登場。
2006年
8月56日、「世界コスプレサミット2006」を開催。外務省、国土交通省から後援を受け、世界9か国が参加。会場は名古屋市東区東桜オアシス21。「世界コスプレチャンピオンシップ」では、初参加のブラジルが優勝した。
2007年
8月4・5日、「世界コスプレサミット2007」を開催。会場はオアシス21。タレントの中川翔子がコスプレ親善大使に任命され、各国代表者と共に外務省・愛知県庁を表敬訪問した。メキシコ、韓国、デンマークが加わり、12か国までネットワークが広がった。10,000人を集めた「世界コスプレチャンピオンシップ」は、ハイレベルなパフォーマンスが繰り広げられる中、フランス代表が初勝利。
2008年
8月23日、「世界コスプレサミット2008」を開催。ゲストコメンテーターの加藤夏希と各国代表者が外務省を表敬訪問した。世界13か国が参加。「大須コスプレパレード」では300名が集まり、100メートルに及ぶ長い行列が出来上がった。「世界コスプレチャンピオンシップ」では、2006年に続いて2度目となるブラジル代表が優勝。
2009年
8月1 - 3日、「世界コスプレサミット2009」を開催。オーストラリア、フィンランドが加わり世界15か国から計30名が参加。1日午前に行なわれた錦通でのプレミアムパレードには河村たかし名古屋市長が参加した。また、今年はチャンピオンシップの日本代表選考会を本選と同日の8月2日にサンシャイン栄で開催したのち、チャンピオンシップ本選をオアシス21で開催した。チャンピオンシップは、同日の代表選考会で優勝した日本代表が「戦国BASARA」のコスプレで初優勝を果たした。また8月3日には2004年以来となるシンポジウム名古屋大学で開催された。
2010年
7月31日・8月1日、「世界コスプレサミット2010」を開催。参加したのは、15か国から計30名のコスプレーヤー。過去最高となる15,000人の来場者が訪れたチャンピオンシップでチャンピオンに輝いたのは、イタリア代表の2人。「ゼルダの伝説」のコスプレで電子的なテクニックを使い観客を盛り上げた。
2011年
8月6・7日、「世界コスプレサミット2011」を開催。史上最多世界17か国の代表コスプレーヤーがパフォーマンスを披露する世界コスプレチャンピオンシップ2011において、ブラジル代表のマウリシオ兄妹が世界一に輝いた。この2人は2006年に続き2度目の世界一で、ブラジルが2006年、2008年に続き3度目の優勝を飾った。
2012年
8月4・5日、「世界コスプレサミット2012」を開催。10周年記念大会。参加国にイギリス、ロシア、インドネシア、見学参加国に香港と台湾が新しく加わり全部で22の国と地域となった。アニメソングのライブを行うなど、10周年を祝うイベントも開催された。世界コスプレチャンピオンシップでは、2009年に続き日本代表が優勝の栄冠を掴んだ。
2013年
8月2・3日、「世界コスプレサミット2013」を開催。見学参加国として新たにベトナムとフィリピンが加わり、24の国と地域が参加した。イベントは地元と海外ボランティアの協力により2009年から行われているが、同じくボランティア団体である、おもてなし学生実行委員会が発足した。10年間に及ぶテレビ愛知事業部の主催を離れて、独立した会社により初めて運営された年となった。
2014年
7月26日 - 8月3日、「世界コスプレサミット2014」を開催。新たにクウェートとポルトガルが見学参加国として加わり、26の国と地域が参加した。集客動員数は全世界で120万人を超える。中部国際空港でオープニングイベントが開催された。8月1日、前夜祭として名古屋市公会堂NAGOYAアニソンフェス2014(有料)を開催、藍井エイル奥井雅美LiSAMay'nらが登場した。また、チャンピオンシップを初めて屋内(愛知芸術文化センター・コンサートホール)で開催した。昨年までの会場であるオアシス21も会場として利用し、ゲスト声優のトークショーを行いながらチャンピオンシップのライブビューイングを行うなど、多くの観客・コスプレイヤーで賑わった。
2015年
7月25日 - 8月2日、「世界コスプレサミット2015」を開催。新たにカナダ、スウェーデンが見学国として加わり、28の国と地域が参加した。ラグーナテンボスラグーナ蒲郡)でオープニングイベントが開催され、オールナイトコスプレフェスとして夜通しの開催を行った。博物館明治村では開村50周年記念コスプレイベントが開催された。チャンピオンシップについては、昨年より大きな愛知芸術文化センター・大ホールで開催した。ナゴヤアニソンフェス2015は、GARNiDELiA分島花音らを迎え、チャンピオンシップ翌日に開催された。例年の会場であるオアシス21では、昨年同様ゲスト声優のトークショーを行いながらチャンピオンシップのライブビューイングを行うなど、多くの観客・コスプレイヤーで賑わった。
2016年
昨年の26ヵ国から4ヵ国(うち2ヵ国は昨年プレ参加)増えて、史上最多となる30ヵ国が参加。名古屋で8月6日、7日の2日間に渡って「世界コスプレサミット 2016 チャンピオンシップ」が開催された。出場国が増えたため、チャンピオンシップも2日間の開催となり、1日目に30ヵ国が参加しての1stステージを実施、勝ち上がった18ヵ国が7日の決勝ラウンドで、再びパフォーマンスを披露して、コスプレパフォーマンスの世界No.1を決定した。昨年と引き続き、ラグーナテンボスでオールナイトコスプレフェスとして夜通しの開催を行い、博物館明治村や結婚式場のブルーレマン名古屋を貸切でコスプレイベントが開催された。ナゴヤアニソンフェス2016は、三回開催を行ったうちの名古屋城会場の日程が同じであり、Ray黒崎真音AKINO with bless4ELISAMICHI岸田教団&THE明星ロケッツChouCho等多数のアーティストが出演した。またニコンが協賛し、「リアルコスジェニックレッスン'16」と題したニコン公式の撮影スペースを用意した、講師フォトグラファーを招いての特別レッスンを久屋大通公園にて実施した。
2017年
これまで総務省東海総合通信局東海テレビが主催していた路上コスプレイベント「SAKAEコスプレフェスティバル」(2016年を以って終了)から主催を引き継ぎ、「ホココス」を開催。好評だったため、秋にも開催されることとなった。2017年4月9日より、バンダイビジュアルと世界コスプレサミットの共同プロデュースによるオリジナルアニメ作品『ID-0』が放映された。
2018年
7月28日に予定されていたラグコスは、台風12号の影響で9月15日に延期された。コスプレチャンピオンシップの新部門であるオンラインコンテスト「WCS Photo Championship」と「WCS Video Championship」が創設され[4]、それぞれの受賞者がチャンピオンシップの審査員を務めた。また、2017年秋にサービスを開始したゲーム「アズールレーン」の人気が高まったことを受け、運営も協賛した公式コスプレコンテストを開催した。しかし、この年は猛烈な暑さに見舞われ、8月5日の名古屋市の気温は39.9℃を観測した。
2019年
6月8日、東京タワーで「コスプレde海ごみゼロ大作戦」を実施した[5]。7月27日・28日、東京ドームシティで「世界コスプレサミット in TOKYO」が初めて開催され、「世界コスプレチャンピオンシップ TOKYO ROUND」を勝ち抜いた8チームが名古屋で行われる「世界コスプレチャンピオンシップ The FINAL」に進出した。テレビアニメ「ONE PIECE」放送開始20周年を記念して、集英社東映アニメーションと共に「ワンピース」テーマにしたコスプレコンテスト「ワンピース コスプレキンググランプリ」を開催。8月3日、「オアシス21」の特設会場に国内外の選抜されたコスプレイヤーが集結し、グランプリが選ばれた。[6]
2020年
新型コロナの世界的大流行で世界コスプレチャンピオンシップおよびオアシス21を中心としたイベントは中止、24時間生放送のオンラインイベントでの開催となった[7]。南大津通の歩行者天国が中止となった影響により、ホココスが春秋共に中止となった。9月12日、東京タワーで「コスプレde海ごみゼロ大作戦」を開催。11月28日にはラグコスを開催した。コロナ禍において「Kickstarter」でクラウドファンディングで資金調達を行う。結果的に総勢1,256名の支援者を募り、総額11,025,015円の資金調達に成功した。
2021年
新型コロナの世界的大流行が続いており、「世界コスプレチャンピオンシップ」は各国・地域からのビデオ審査を行うなどオンラインイベントでの実施となる一方で、リアルなイベントも開催するなど、リアル&オンラインのハイブリッドイベントが行われた。2020年に続いて、南大津通の歩行者天国が中止となった影響により、ホココスが春秋共に中止となった。これ以後、ラグコスの開催を増やす措置が行われている。2020年に実施したクラウドファンディングの返礼企画の一環として、2021年5月21日より「中部国際空港(セントレア)」に支援者たちの写真を集約して制作されたモザイクアートが掲示された。当初来場を予定していた河村たかし市長は、自ら起こした不祥事(他人の2020年東京オリンピック金メダルを噛む行為)の責任を取って辞退、代わりに廣澤一郎副市長が出席した。
2022年
「世界コスプレチャンピオンシップ」が本格的に再開された。2021年に続いて、南大津通の歩行者天国が春は中止となり、秋こそ歩行者天国が再開されたものの、南大津通商店街振興組合と開催の合意が得られなかったため、ホココスが春秋共に中止となった。
2023年
コロナウイルスの5類移行に伴う規制の撤廃に伴い、「世界コスプレチャンピオンシップ」の規模がコロナ禍以前までの規模に戻った。ホココスは前年同様、南大津通商店街振興組合と開催の合意が得られなかったため、春秋ともに開催されなかった。
2024年
ホココスが2019年以来5年ぶりに復活することとなった。
各年のゲスト・審査員

年ゲストコメンテーター審査員MCスペシャルサポーター
2004–
一本木蛮漫画家コスプレイヤー
古谷徹声優)––
2005古谷徹
篠原ともえ松本零士(漫画家)
影山ヒロノブアニメソング歌手
一本木蛮[注 1]
高柳明史(テレビ愛知プロデューサー、テレビ愛知岐阜支社長〈当時〉)
永井伸(名古屋モード学園)–松本零士
2006–永井豪(漫画家)
きただにひろし(アニメソング歌手)
牛島えっさい(コスプレ評論家)
時田裕士(外務省広報文化交流部文化交流課課長補佐)–永井豪
2007古谷徹
中川翔子モンキーパンチ(漫画家)


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