世界キックボクシング団体協会
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世界キックボクシング団体協会
英語: World Association of Kickboxing OrganizationsWAKO(アマチュア)のロゴ
略称WAKO
設立1975年
種類非営利の国際スポーツ組織
法的地位1988年2月6日のスイス法に基づく
目的[1]
本部イタリア
所在地.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

ロンバルディア州ミラノ県モンツァ

貢献地域全世界
会員数国内団体:106
地域団体: 1
国際団体: 1
個人: 2
公用語英語
議長Ennio Falsoni
加盟ARISFGAISF
世界アンチ・ドーピング機関
ウェブサイト ⇒http://www.wakoweb.com/en/Default.aspx
特記事項1975年設立時の名称は「世界全流派空手機構」(WAKO)
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世界キックボクシング団体協会(World Associations of Kickboxing Organizations / WAKO)はキックボクシングの国際組織の一つで、ARISFGAISF加盟のキックボクシングの国際競技連盟である。アマチュア部門とプロ部門の2つの組織で構成されており、毎年アマチュア部門の世界選手権を開催するかたわら、プロ部門で多様な王座を認定している。日本人選手としては、プロ部門において武蔵前田憲作が世界王座を獲得した。また、キックボクシングの段級位の認定を行っている。

本部はイタリアロンバルディア州ミラノ県モンツァにある。執行委員会が置かれており、現議長はイタリアのエニオ・ファルソーニである。
歴史
設立

1975年に、アメリカのプロ空手協会(PKA)に対抗する団体としてドイツでGeorges Brucknerによって設立された。設立時は「世界キックボクシング団体協会」ではなく、「世界全流派空手機構」(World All Style Karate Organization, WAKO)という名前で、アマチュア競技団体だった。
大会の開催

創立者のGeorges Brucknerは、1977年にウィーンで第1回WAKOヨーロッパ選手権を、1978年11月5日にドイツの西ベルリン市で第1回WAKO世界選手権を開催した。

組織が分裂し、1985年の第5回世界選手権が11月2日にイギリスのロンドンで、同日にハンガリーのブダペストで2度開催された。なおこの分裂騒動は1年で治まった。

1991年にプロ部門「WAKO PRO」が設立され、プロの王座認定を行い始めた[2]

1993年の第9回世界選手権は組織上の問題で分裂し、アメリカのニュージャージー州アトランティックシティで11月4日から6日に渡って、ハンガリーブダペストで1993年11月25日から28日に渡って、2度にわたって開催された。
GAISF加入とIAKSAとの統合

2006年4月7日に、韓国ソウルで開かれたGAISF総会で、GAISF側からIAKSAとの統合を要求された。この件に関しては、当時同じように選考団体として申請していた世界キックボクシング協会(WKA)が、不公平で非民主的で問題があると主張している[3]

9月27日にクロアチアのザダルで行われた特別総会で、WAKOとIAKSAは正式に統合した[4]。翌10月17日にスイスのローザンヌで開催されたGAISF評議会の会合で、WAKOは正式にGAISFの一員として承認された。
FIKAとの協力関係

2011年、石井和義が中心となって、翌年よりK-1を統括する予定である国際K-1連盟(FIKA)と開催協力で基本合意している[5]
ルール
セミコンタクト(Semi-contact)

シニア部門は8メートル、ジュニアとカデット部門は6メートル四方の畳の上で行われる。ただし、地域大会や低いレベルの大会では試合場が多少小さくても構わない。ただし、少なくとも競技場の一片の長さは6メートルなくてはならない。

競技者はヘッドギア、マウスピース、胸部プロテクター(女性用)、セミコンタクト用グローブ、ファールカップ、脛当て、足パッド、ズボン(裾が足首まであること)、T-シャツかブイネックの道衣(前と後ろに競技者の国籍と名前もしくはイニシャルが書いてあること)。なお、バンデージの使用は自由。

国際大会では、シニアおよびジュニア部門両方共3分2ラウンド(インターバル1分)で争われる。ただし、公式の国際大会では参加人数が多いため、2分2ラウンドに減らすことができる。カデット部門は1分30秒2ラウンド(インターバル1分)で争われる。

蹴りは前蹴り、横蹴り、後ろ蹴り、飛び蹴り、回し蹴りが許される(かかとを使った攻撃は危険なため禁止)。突きは、正拳、裏拳、フックが許可される。

頭部(顔面、側面、後頭部)、胴体部分、ふくらはぎより下の脚部(足払い)が許される。足払いを除くベルトラインより下の部分の蹴り、頭頂部、肩の上、首への攻撃は禁止。

試合はポイント制で争われるため、上記の攻撃がヒットすれば一定の点数が選手に入る。パンチ、胴体への蹴り、足払いは1点。頭部への蹴り、胴体への飛び蹴りは2点。頭部への飛び蹴りは3点である。ただし、足払いは1度までしか点を与えられない。

ライトコンタクト(Light contact)
フルコンタクト(Full contact)

4本のロープは張ったボクシングのリング上で行われる。

競技者はヘッドギア、マウスピース、胸部プロテクター(女性用)、10
オンスのボクシンググローブ、ファールカップ、脛当て、足パッド、上着(女子のみ)、ズボン。

攻撃可能な箇所は頭部と胴体のみ。

アマチュアは2分3ラウンド。プロは2分5、7、10、12ラウンド。なお、インターバルは1分。

足払い以外での下半身への攻撃、喉、下腹部、肘打ち、手刀、サミング、頭突き、投げは禁止。


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