不徳のギルド
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不徳のギルド
ジャンルファンタジー
コメディ
お色気漫画
漫画
作者河添太一
出版社スクウェア・エニックス
掲載誌月刊少年ガンガン
レーベルガンガンコミックス
発表号2017年7月号 -
発表期間2017年6月12日 -
巻数既刊10巻(2022年9月12日現在)
アニメ
原作河添太一
監督朝岡卓矢
シリーズ構成筆安一幸
キャラクターデザイン金子ひらく
音楽白澤亮
アニメーション制作ティー・エヌ・ケー
放送局AT-Xほか
放送期間2022年10月5日 -
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『不徳のギルド』(ふとくのギルド)は河添太一による日本漫画作品。『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)にて、2017年7月号(6月12日発売)より連載中[1]。2022年9月時点で累計部数が120万部を突破している[2]
概要

著者にとって3作目の連載作品。西洋風ファンタジー世界を舞台に、魔物を狩る「ガード」の職を辞するために後継者を求めている青年と、後を任せるにはまだ能力が未熟なヒロインたちとの訓練や魔物狩りを描く。

ギャグコメディパートがメインだが、時に魔物狩りを巡っての生死を賭けたシリアスな流れもある。6巻で初めてシリアスが続いた際には不評ではないかと不安もあったと著者は述べていたが[3]、好評だったために以降も時々シリアス展開が描かれ、9巻収録分のシリアス展開は読者アンケートが過去最高の順位に達したという[4]

公式での作品紹介には「狩猟エロコメディ」[5]、「ヒロインが辱めを受けまくる超問題作[6]」とある。

公式の紹介文にもある通り、過激なエロ描写が特徴の一つ。マナ(魔力)を求めた魔物たちが、マナを効率よく得るためにヒロインたちを性的に激しく責め立てるのが恒例となっている。魔物たちにとっては食事の一種でしかなく性的な一線を超えることはないが、手指や舌だけでなく触手や特殊な毒などを用い魔物らしいバラエティ豊かな方法で陵辱が行われ、ヒロインたちが悔しがりながらも感じてしまう。

本誌やガンガンONLINE掲載時には乳房などが大きな四角い黒塗り(いわゆる黒海苔)やR18マークで隠され、一部の漫画アプリ掲載時にはより強い規制でページのほとんどが見えなくなることもある。単行本では規制が解除され乳首下着などが描かれる。

そういった作風から、著者はアニメ化発表の際に「作風上荒れる事もあるかと思いますが、その時は一緒に怒られて下さい。我々は一蓮托生」と述べた[7]

世界観は一般的なファンタジー作品に準じたものではあるものの、テレビ掃除機などの家電製品パソコン携帯電話などの情報機器電車など、現代の各種工業製品が社会に普及している。ただし戦闘に用いられる重火器は存在しない。また、本作における学校制度は概ね現代日本と同じで、中学、高校、大学について語られることがある。漢字が登場するなど、言語も現代日本に準じている。
あらすじ

魔物を倒す「ガード」に高卒で就職したキクルは、訓練と実戦に10代を捧げ気づけば20歳になり、今からでも青春がしたいと考えていた。ガードを辞めて大学に入り、キャンパスライフの中で恋がしたかった。しかし、メブキの街で最も優れたガードのキクルが急に辞めてしまえば治安が崩壊しかねない。

ギルド職員のエノメは、キクルの引退を引き止め、「出会いのなさ」が辞める理由ならばと獣人の美少女武道家ひたむきを紹介した。キクルは全くその気にはなれず、ひたむきを後任にして地域を託せば辞められると目論んだ。だが、共に魔物退治に出てみれば、初陣のひたむきは弱く、それどころか魔物を惹きつける体質らしく目の前で陵辱され戦闘不能になってしまった。キクルは無事に引退するためにひたむきを鍛え上げようと決意した。

ひたむきの他に、白魔術師のメイデナ、黒魔術師のトキシッコ、戦士のハナバタ、赤魔術士のノマ、盗賊のコインなどの新人ガードがキクルの教えを受けるようになるが、彼女たちも能力にムラがありトラブルが絶えない。キクルは思い描いていた青春から遠ざかりつつ仲間たちとの絆を深めていく。
登場キャラクター

声の項はテレビアニメ版の声優
パーティメンバー
キクル・マダン
声 -
福原かつみ[8]主人公の青年。ジョブは「狩人」。武器は弓矢と短刀。20歳。幼少のころより壮絶な訓練を強いられ、18歳になってから実戦に就き、「華の10代」を棒に振ったと後悔している。同世代のように大学に入ってキャンパスライフを楽しみ恋人も作りたいと夢見ている。舞台となる街メブキで勤続2年目にして最も活躍する「エース」であるが、早く引退したいという意向からメディアへの露出をしないため影が薄い。浮かれた夢を持つ一方で、訓練漬けの生活が習慣化しており鍛えていないと落ち着かない。ボブカットの髪はくすんだ緑で、前髪の一部は白い。顔つきは幼さを残すが体は筋骨隆々で、胸、背中、右手首などに鍛錬や魔物討伐の跡である深い傷跡がある。色恋に疎く童貞。女性たちが魔物に凌辱されている現場を見ることに関してはすぐに免疫ができてしまいあまり動じなくなったが、恋愛めいた会話や肉体的な接触には耐性がなく激しくうろたえる。女性と良い雰囲気になったとしても、デリカシーに欠けた発言をして壊してしまう。誹謗中傷に弱く、貶されると酷く落ち込む。戦闘では前衛後衛など一人でなんでもこなせるが、マナの通り道である魔道を過去に激しく損傷し失っており、マナを一切使えない。気配を消す「隠密」、投擲の精度を上げる「投擲術」、瞬間的に加速する「縮地」、高速の太刀筋「刹那」といったスキルは本来マナを消費することで発動できるものだが、キクルは鍛え抜いた心身のみでそれらと同様の働きを見せる。キクル独自のまがいもののスキルは「零式」と名付けられているが、本人は中二病のようなネーミングだとして避けている。スキルはジョブに依存するものだが、零式によって「狩人」だけでなく職域を超え「忍者」などのスキルも使えているかのような状態。
ひたむき / ヒタム・キャン
声 - 礒部花凜[8]ジョブは「武道家」。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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