『不在宴会』(ふざいえんかい)は、松本清張の短編小説。『小説新潮』1967年11月号に『十二の紐』第10話として掲載され、1967年12月に短編集『死の枝』収録の1作として、新潮社(新潮小説文庫)より刊行された。
2008年にテレビドラマ化されている。 中央省庁課長の魚住一郎は、視察先の北九州で、愛人にしたバーの女と落ち合うことにしていた。そのため、工場長の熊田と次長の鶴原がセッティングした宴会への出席を断ったが、宴会には「出席していたことにする」ことで合意を取り付ける。しかし、女のいる温泉旅館に着いた魚住の目に飛び込んできたのは、浴室に横たわっている白い死体であった。 松本清張特別企画 「松本清張特別企画 不在宴会 死亡記事の女」。2008年2月17日、BSジャパンの「BSミステリー」枠(21:00-22:48)にて放映。地上波では、同年2月20日、テレビ東京系列の「水曜ミステリー9」枠(21:00-22:48)にて放映。主人公の視察先を福島県に設定し、岳温泉を死体発見場所としている。
あらすじ
テレビドラマ
不在宴会 死亡記事の女
ジャンルテレビドラマ
原作松本清張『不在宴会』
脚本西岡琢也
監督榎戸耕史
出演者三浦友和
田中好子ほか
エンディング小柳ゆき「La VITA」
製作
制作テレビ東京
BSジャパン
放送
放送国・地域 日本
放送期間2008年2月17日(BSジャパン)
2008年2月20日(テレビ東京)
放送時間21:00 - 22:48
放送枠水曜ミステリー9
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キャスト
魚住一郎:三浦友和 (交通省局長)
魚住早紀子:田中好子 (魚住の妻)
鶴原:平田満 (バス会社「協和交通」の支所長)
五十畑信介:竜雷太 (代議士・早紀子の父)
小倉麻子:小嶺麗奈 (「協和交通」社員で鶴原の愛人)
米村:浅野和之 (五十畑の秘書)
下村:宇梶剛士 (塾「光陽ゼミナール」の講師で少年野球チームの監督)
松島:六平直政 (福島南署の刑事)
浅田:小木茂光 (福島南署の刑事)
長谷川茜:中島ひろ子 (銀座のクラブのホステス)
佐藤恵子:松本詩代
向井:金山一彦 (「栞T」のマスター)
魚住一之:伊藤大翔 (魚住の息子)
魚住布美:寉岡瑞希 (魚住の娘)
浅見小四郎、米山善吉、山中聡、藤巻裕己
テレビ東京系列 水曜ミステリー9
前番組番組名次番組
夏樹静子サスペンス特別企画
四文字の殺意 ひめごと
(2008.2.6)松本清張特別企画
不在宴会 死亡記事の女
(2008.2.20)第27回横溝正史ミステリ大賞
テレビ東京賞受賞作品「誤算」
(2008.3.5)
表
話
編
歴
松本清張の作品
作品リスト松本清張作品の一覧(刊行順)
推理小説
現代小説
あ行
蒼い描点
赤い氷河期
熱い絹
網
彩り河
渦
か行
影の地帯
花実のない森
数の風景
風の視線
花氷
神々の乱心
ガラスの城
考える葉
黄色い風土
聞かなかった場所
球形の荒野
霧の会議
霧の旗
空の城
草の陰刻
暗い血の旋舞
黒い樹海
黒い空
黒い福音
黒革の手帖
黒の回廊
けものみち
高校殺人事件
告訴せず
さ行
殺人行おくのほそ道
砂漠の塩
山峡の章
時間の習俗
詩城の旅びと
死の発送
十万分の一の偶然
状況曲線
砂の器
聖獣配列
棲息分布
ゼロの焦点
喪失の儀礼
た行
中央流沙
強き蟻
Dの複合
天才画の女
点と線
遠い接近
な?わ行
波の塔
塗られた本
犯罪の回送
火の路
水の炎
迷走地図
眼の壁