不名誉除隊(ふめいよじょたい、dishonorable discharge)とは、米軍軍人に対する懲戒処分の一つで強制的に除隊させられることをいう。日本の自衛隊では懲戒免職が相当する。対義語は名誉除隊。 軍人(予備役や退役軍人も含まれる)が相当の理由により軍事法廷(軍法会議)で有罪となった場合、軍刑法により死刑か懲役などの刑罰が科せられる。さらに不名誉除隊処分を受けることは軍隊で最も恥ずべきこととされ、犯した罪が特に重大(敵前逃亡、命令不服従
概要
この処分を受けると、依願除隊した退役軍人が受けられる利益すべてを剥奪される。さらに多くの州では不名誉除隊は裁判で重罪の判決を受けたことと同等とみなされ、以下の不利益を被ることになる。
退職金、軍人恩給の不払い、支払いの停止
再就職の際、履歴書へ「不名誉除隊にされた」旨の記載が必要
特定の州ではこれらに加え、
選挙権、被選挙権の剥奪
銃器の所持の禁止
などが課せられる。
参考文献
奥平穣治「防衛司法制度検討の現代的意義 日本の将来の方向性」
関連項目
チャールズ・ジェンキンス
飯柴智亮
ウィリアム・S・ジラード
アブグレイブ刑務所における捕虜虐待 - リンディ・イングランド
チェルシー・マニング
沖縄米兵少女暴行事件
チェルミス・ロープウェイ切断事件
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更新日時:2021年3月4日(木)19:25
取得日時:2022/01/19 00:42