不労所得
[Wikipedia|▼Menu]

不労所得(ふろうしょとく、: unearned income)とは、労働の直接的対価として得る賃金・報酬以外による所得を示す。一般に、何らかの権利や状態を維持管理すれば継続して得られる収入源という意味で用いられることが多い。

利子配当賃料収入など投資による収益を指す場合や、有価証券不動産等の権利自体を売買しその売買差益を指す場合、あるいはその両方を含める場合もある。

日本所得税法においては、利子所得配当所得不動産所得一時所得雑所得などに分類されるが、理由を問わず全ての収入から法が認める必要経費を差し引いた残りを所得として扱っているため、所得税法上「不労所得」という分類は存在しない。なお、その所得のうち、所得税が課税されない扱いになる所得を非課税所得という。1936年に発行された米国グレイハウンド・ラインズの株式を保有する権利を与える株券
不労所得の種類

不労所得を得る状態になるには労働や投資が必要となることもある。

労働や投資を必要としないもの

年金恩給

ベーシックインカム

子ども手当児童手当

雇用保険失業保険

各種補償金

定額給付金


労働や投資が必要となるもの

預金利息貯金利子

株式配当

債券国債社債など)の利子

先物外国為替証拠金取引の売買益

不動産経営(家賃収入)

生命保険の給付金

宝くじの当選金

公営競技競馬競輪競艇オートレース)の当選金

著作権使用料(印税


その他

「働かないで儲かる」などと悪徳商法詐欺行為の勧誘の説明でしばしば使われる言葉でもある[1]

ウラジーミル・レーニンは、党機関紙「プラウダ」第17号(1919年1月12日発行)に寄稿した論文「競争をどう組織するか?」の中で、「『働かざるもの食うべからず』は社会主義の実践的戒律である」と述べた。ここでの『働かざるもの』とは不労所得(働くのは労働者)で荒稼ぎする資産家を意味している。
関連文献・記事

CiNii>不労所得
CiNii

脚注[脚注の使い方]^ 「絶対儲かる」「返金保証で安心」とうたう情報商材に注意!?情報商材モール業者を介して購入した事例から見る問題点? 7ページ 独立行政法人国民生活センター

関連項目

ジェントリ

貴族

ランティエ

高等遊民

ラットレース
.mw-parser-output .asbox{position:relative;overflow:hidden}.mw-parser-output .asbox table{background:transparent}.mw-parser-output .asbox p{margin:0}.mw-parser-output .asbox p+p{margin-top:0.25em}.mw-parser-output .asbox{font-size:90%}.mw-parser-output .asbox-note{font-size:90%}.mw-parser-output .asbox .navbar{position:absolute;top:-0.90em;right:1em;display:none}

この項目は、経済に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めていますポータル 経済学プロジェクト 経済)。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:10 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef