下関総合車両所
[Wikipedia|▼Menu]

下関総合車両所
下関総合車両所本所
(2014年12月6日)
基本情報
鉄道事業者西日本旅客鉄道
帰属組織中国統括本部
所属略号中セキ、関
整備済み車両略号SS
旧称山陽鉄道下関工場として発足
開設1903年明治36年)6月
テンプレートを表示

下関総合車両所(しものせきそうごうしゃりょうじょ)は、山口県下関市にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の車両基地および車両工場である。下関市の本所のほか広島県および岡山県に支所を有する。
概要

車両の一元管理によるさらなる品質向上と効率的な組織運営を目指すとともに、車両検修職場の地域性を考慮し、技術継承を確実に行うことのできる体制を構築するために、金沢総合車両所後藤総合車両所網干総合車両所に次ぐ4番目の在来線総合車両所として、2009年平成21年)6月1日下関地域鉄道部下関車両センターおよび下関車両管理室と山口鉄道部車両管理室(旧・小郡運転区)を統合した広島支社直轄の車両総合管理組織として発足した。

2012年(平成24年)に広島運転所の検修部門を統合し、広島支社唯一の車両基地ともなった。検修部門は総合車両所発足前の3所体制(下関・新山口・広島)を踏襲している。

2022年(令和4年)に中国統括本部発足に伴い、岡山電車区を統合し、中国統括本部管轄では下関総合車両所と後藤総合車両所の在来線総合車両基地体制となった。これにより検修部門は4所体制(下関・新山口・広島・岡山)となる。
本所

下関総合車両所の本所は、下関市幡生宮の下町1番2号の幡生駅構内にあり[1]、敷地面積は73,400m2である。中国統括本部(旧広島支社)管内の車両(電気機関車ディーゼル機関車電車気動車客車)の他、岡山電車支所(旧岡山電車区)の電車(主に105系・113系・115系・117系)の全般検査・重要部検査・交番検査・仕業検査などの検修および改造を行っている。また、閉鎖された鷹取工場に替わり、JR西日本で廃車となった車両の解体を広く受け持っている。

岡山電車支所(旧岡山電車区)の213系の要部検査・全般検査、223系の距離保全・期間保全は網干総合車両所で行われる。

旧広島支社管内の気動車の大検査は時折、後藤総合車両所でも行われる。

1995年(平成7年)に下関地域鉄道部の発足に伴い、同鉄道部傘下の組織である下関車両センターとなったが、2009年6月1日付で実施された組織再編により広島支社直轄の組織に改組された。

日本国有鉄道時代は幡生工場[注 1]として、国鉄末期には広島鉄道管理局管内をはじめ全国各地の電車の先頭車化改造や、客車の改造(例:九州の457系のサロ165→クハ455化、福知山線用113系,高崎用「やすらぎ」、快速「海峡」用50系など)あさかぜ1.4号と出雲1.4号24系25形のグレードアップ及びスハネ25(デュエット)の一部の改造も多数施工したほか、広島鉄道管理局所属車両の全般検査を担当した[注 2]

下関総合車両所 本所

下関総合車両所 入口

運用検修センター.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}画像提供依頼:運用研修センターの車両基地の画像提供をお願いします。(2023年4月)

下関市大和町2丁目15番1号にある車両基地で、下関駅構内の門司駅寄り(南側)、築堤上を走る山陽本線の西側にある。敷地面積は、58,600m2。

下関地域鉄道部発足以前は、下関運転所と称する車両および乗務員区所であったが、下関地域鉄道部の発足に伴い廃止となった宇部電車区配置車両の移管を受け、乗務員部門を下関乗務員センターに分離して同部の下部組織となり下関車両管理室に改称した。その後2009年6月1日付で実施された組織再編により、下関総合車両所の一部門として独立した。

下関運転所時代に存在した幡生支所は、国鉄分割民営化の際JR貨物に継承され、幡生総合鉄道部として現存している(ただし、車両の所属はなくなっている)。
新山口支所新山口支所「山口鉄道部」も参照

山口市小郡令和1-24にある車両基地で[2][3]新山口駅構内の東側、山陽本線山口線に挟まれた場所にある。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:88 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef