下肢
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この項目では、身体の一部の脚について説明しています。漢字の構成要素については「脚 (漢字)」をご覧ください。
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出典検索?: "脚" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2019年10月)
左からウマオオカミヒトの脚。ヒトにおける各部の名称は

赤:爪先

黄:足底

緑:

青:

紫:

脚(あし)は、動物を支え、移動(歩行走行)に使われる付属肢である。

脚という言葉は言語用途によって意味が異なり、一般に形態学 (生物学)に限らず体部下位に付属し支えるものを指して「脚」と呼び、それを機軸として、比喩や慣用句として、無生物を含めた様々な意味合いを持つ言葉に発展してきた。

この項ではヒトの下肢踝から以下の接地部を指す(あし)と、生物無生物と用途を限らず広く使われている脚を区別して説明をしている。
形態学的観察

鳥類脊椎動物)の脚

バッタ節足動物)の脚

オヨギゴカイ環形動物

ヒトデ棘皮動物)の管足

脚はそれを所有する動物によって構成要素や構造が様々であり、彼らはその機能に見合った生活をしている。また、脚そのものにも様々な適応的な形態が見て取れる。脊椎動物前肢と後肢、節足動物関節肢環形動物疣足などに見られるように、脚は往々にして対で備わっているが、棘皮動物管足のようにそうでない場合もある。

形態学的に脚は体部に付属し、移動に際し使われる股関節辺りから末梢端接地部までの肢全体を指して呼んでおり(英語: leg)、脚と指す時は(英語: foot)を含めた意味であることが一般的になっている。脊椎動物の脚にはに相当するものが末端部に付属しており、体を支えるという機能以外に様々な行動を補助するものとなっている。偶蹄目奇蹄目などの陸上動物の脚は歩行に特化しており、付属器官である指と爪が等になっており、その形はヒトのそれとは大きく異なっている。

一般的な動物の脚には、様々な付属器官がある。指や、あるいは様々な毛の束があり、それなりの機能を果たしている。タコイカなど頭足類が持つ脚はその機能から、動物学上「」と呼ばれる[1]。特に十腕類(イカ)の特殊化した腕は触腕と呼ばれる。中には生殖器、外分泌器等を備えるものもあり、外敵に対抗し身を守る手段としても脚を利用している動物が多い。その一方、ヘビのように脚を痕跡程度にまで退化させた動物群や、完全に脚を失い、新たに吸盤を形成したヒル類のような動物群もある。
ヒトの脚後ろから見たヒトの左脚

脚の各部位の名称としては脚末梢端には足が付属し、接地部足底から上に向かい、足首、脛(すね)、(ひざ)、(たい)までを含み「脚」と呼んでいる。便宜上、日本語で同じ音を持つ「足」という漢字を当て、踝(くるぶし)以下の接地部を指して区別のために使い分けて呼ぶ。脚と同じ部位を指して腿という表記を用いることもあり、腿と言う字自身は太腿(だいたい・ふともも)や脹脛(ふくらはぎ)を指すが、上腿(じょうたい)と書いて下肢の膝から上の太腿を、下腿(かたい)と書いて下肢の膝から先の脹脛を指す。

一般的に脚は身体全体の重さを直接的に引き受ける部位であり、全身中最も太い骨(大腿骨脛骨など)と、瞬発力と持久力を兼ね備えた筋力を備える。脚の筋肉は骨格筋によって構成され、大きく大腿筋、下腿筋、足筋に分けられ、それらと骨を繋ぐ腱とで脚の動きを調節している(「人間の筋肉の一覧#下肢の筋」を参照)。

脚の長さや姿勢、の状態は、人間容姿において重要な要素であり、主に女性について脚線美という表現も使われる。

脚は日常の動作だけでなく、舞踊スポーツのパフォーマンスを左右する。格闘技において攻守ともに重要であり、蹴り技足払いといった、脚を使うあるいは狙う攻撃方法がある。

なお、ヒトは二足歩行するため、前脚はと呼ばれて脚とは区別され、匍匐を除いて通常は歩行には用いられず、地面に着けない。日常生活において腕で体重を支えることはないため、腕の筋力は脚のそれには及ばない。飼い犬の「お手」など、他の生物の類似箇所を指して概念的に同様の呼び方をする場合があるが、生物によってその構成は大きく変化しており、前脚を腕と一概に呼ぶ事はできない。
脚の健康

脚、特にふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ[2]、立位時に地球の重力に従って下方向へ体液が流動することに因って引き起こされる体液停滞浮腫を、脚の血管周辺の筋肉の運動によって上部へ押し返し再び循環系に戻している。押し返す行ないは脚を使った運動、歩行や走行などにより促進されるため、運動は全身の血の巡りを良くする効果が望める。

一方で脚から足にかけて血管が炎症動脈硬化を起こすと、足の指など末端近くの血液循環が滞り、傷や細菌感染が治りにくくなり、壊死の拡大を防ぐため足・脚の切断が必要になるケースもある[3]。歩行機能を維持するためにはを残せるかどうかがカギとなる[3]

脚は体全体を支え日常的に頻繁に使われる部位であるため、体の中で最も頑丈にできている反面、筋力の消費するエネルギーが大きく、使用しない時の退化が激しい。そのため最も太く丈夫とされる大腿骨を折ってしまうと修復に時間がかかり、老人の場合そのまま寝たきり生活になってしまい、補助器具(後述)を使わずに立ち上がることができなくなってしまうことが多い。そのため日頃から昇降運動などで膝周辺の筋力を鍛えておく事は老後の健康にも有益である。

加えて言うなら腿部の消費エネルギーが大きいために運動効率もよく、糖尿病罹患者、高脂血症高血圧運動療法を行う人のみならずダイエットを志す人にも、脚を動かし鍛えることは広く推奨できる。

ヒトの脚の形状として内反膝(英語版)、外反膝(英語版)などがあり、それぞれ一般的にはO脚(おーきゃく)、X脚(えっくすきゃく)と呼ばれている。病的なものや遺伝の要素は少なく癖とも言える個人差の範囲だが、矯正し修正することもできる。内反膝や外反膝は脚のアンバランスな使用であるため将来変形性膝関節症等の膝の病気を引き起こす原因にもなり、気になるようなら専門家に相談することを勧める。

また乳幼児期に見られるそれらの多くは一過性のものであり、継続するようならビタミンDの摂取不足や日照時間が短い事から起こるくる病に罹っている場合がある。また同様の症状が大人になって突如起こることがあり、その場合は体位バランスの崩れもあるが、なんらかの原因で骨軟化症を引き起こしていることが多い。


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