下永 聖高(しもなが きよたか、1975年 -)は、日本の小説家である。大阪府茨木市出身[1]。 立命館大学産業社会学部卒[1]。大学在学中は精力的に音楽活動を行い、くるり、キセルなどを輩出したバンドサークル・立命館大学ロックコミューンに在籍。ジャパニーズグリムロックバンド「VATO」の前身である「Goofy」でギターと作詞を担当した[1]。卒業後は世界を放浪し、帰国後は勤め人をしながら執筆活動を行う。現在、東京都在住。 2013年、投稿作「オニキス」が第1回ハヤカワSFコンテスト最終候補となり、同年11月発売の『S-Fマガジン』に掲載された同作で作家デビュー。「オニキス」に書下ろし新作の4編を加えた短編集『オニキス』で、2014年2月7日にハヤカワ文庫JAから書籍デビューした。SFセミナー2014では講師を務めている[2]。 2019年5月、「ハングリーエイプ」で「yom yom短編小説コンテスト」準大賞を受賞。
経歴
作品リスト
書籍
『オニキス』(2014年2月、ハヤカワ文庫JA)
「オニキス」(初出『S-Fマガジン』2014年1月号)の他、書下ろしの「神の創造」、「猿が出る」、「三千世界」、「満月」を収録
アンソロジー収録短編
「アオイトリ」 - 『夏色の想像力』草原SF文庫、2014年7月 (第53回日本SF大会なつこん記念アンソロジー) 寄稿
「猿が出る」 - 『年刊日本SF傑作選 折り紙衛星の伝説』大森望 日下三蔵 編、創元SF文庫、2015年6月 再録
雑誌掲載作品
「オニキス」 - 『S-Fマガジン』2014年1月号(早川書房)
「ハングリーエイプ(抄)」 - 『yom yom』2019年6月号(vol.56)(新潮社)
脚注^ a b c 『年刊日本SF傑作選 折り紙衛星の伝説』、創元SF文庫、2015年6月初版発行 32ページ「著者情報」より
^ ⇒SFセミナー2014 企画紹介より(2015年8月27日閲覧)
外部リンク
⇒早川文庫
下永聖高