下今市駅
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下今市駅
駅舎(2020年11月)
しもいまいち
Shimo-imaichi


所在地栃木県日光市今市1110.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度43分32秒 東経139度41分31.9秒 / 北緯36.72556度 東経139.692194度 / 36.72556; 139.692194座標: 北緯36度43分32秒 東経139度41分31.9秒 / 北緯36.72556度 東経139.692194度 / 36.72556; 139.692194
駅番号TN23
所属事業者東武鉄道
電報略号イマ
駅構造地上駅
ホーム2面4線
乗降人員
-統計年度-[利用客数 1]2,076人/日
-2022年-
開業年月日1929年昭和4年)7月7日
乗入路線 2 路線
所属路線■日光線
キロ程87.4 km(東武動物公園起点)
◄TN 22 明神 (6.1 km) (1.0 km) 上今市 TN 24►
所属路線■鬼怒川線
キロ程0.0 km(下今市起点)
(0.8 km) 大谷向 TN 51►
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下今市駅(しもいまいちえき)は、栃木県日光市今市にある東武鉄道である。駅番号はTN 23。当駅には日光線鬼怒川線の両路線が乗り入れており、鬼怒川線は当駅を起点とする。
歴史

日光線延伸工事の進展に伴い、1929年昭和4年)7月7日新鹿沼 - 下今市間部分開通と同時に、暫定的な終点駅として開設された[1]。駅名の由来は所在地自治体が「今市町」であった当時、上町・中町・下町の3つのが存在し、当駅はこのうち「下町」地内に設置されたことによるものである[2]

開設当時は下野電気鉄道によって後に東武鬼怒川線となる同社藤原線(新今市 - 新藤原間)が既に開業しており[1]、同社が1920年大正9年)1月に東武鉄道の子会社となっていたこともあって[3]、当駅開設と同時に藤原線大谷向 - 新今市間の当駅と隣接する箇所に「小倉町臨時停留場」を新設し、連絡運輸の便宜を図った[1]

さらに、1929年(昭和4年)10月1日には下今市 - 東武日光間が開通し、日光線全線が開通した[4]。また同年10月22日より下野電気鉄道は藤原線大谷向以南の路線経路を一部変更、従来の起点駅であった国有鉄道日光線今市駅に隣接する新今市駅を廃止し、当駅を起点駅とするよう改めた[1]。ただし当時は、架線電圧1,500 V軌間1,067 mmの東武日光線に対して、下野電気鉄道藤原線は架線電圧550 V・軌間762 mmと規格が全く異なっており[* 1]、列車の直通運転は1931年(昭和6年)2月の藤原線全線1,067 mm改軌および架線電圧1,500 V昇圧工事完成を待って開始された[1]。同時期に東武鉄道によって進められた鬼怒川温泉地区一帯の観光地化政策によって藤原線の輸送需要は年々向上し[1]、当初浅草方面からの直通運転は臨時団体列車の運行時に限られていたものが、1935年(昭和10年)の優等列車用車両デハ10形電車の導入を機に週末運行の特急列車が藤原線へ直通運転を行うようになった[5]

太平洋戦争勃発に伴う戦時体制への移行の影響を受け、業績が低迷した下野電気鉄道は1943年(昭和18年)5月1日付で東武鉄道へ吸収合併され、同社藤原線は鬼怒川線と路線名称を変更した[1]。終戦後の混乱期を脱し、観光需要が回復しつつあった1954年(昭和24年)5月1日より、日光線東武日光方面発着の列車と鬼怒川線新藤原方面発着の列車との併結運行が開始された[6]。併結列車は全列車とも当駅にて分割・併合が行われ[6]、この運行形態は2017年平成29年)現在も継承されている[* 2]

2015年(平成27年)8月、東武鉄道は2017年度を目処に鬼怒川線内において蒸気機関車牽引列車(後にSL「大樹」と命名)の運行を開始する予定であることを発表した[9]。翌2016年(平成28年)4月には運行拠点駅となる当駅の改修計画も発表され[10]、駅構内に蒸気機関車の点検・整備拠点となる下今市機関区(下今市SL機関庫)を新設し[11]、それら蒸気機関車関連施設の見学スペースを併せて設置するほか、駅舎については過去に蒸気機関車が運行されていた昭和時代をモチーフとするレトロ調のものへ全面改装することが決定した[10]。また、JR西日本から長門市駅にあった転車台を譲受して設置することになった[12]

2017年(平成29年)4月に駅舎の改修工事が一部完成し供用を開始[13]、以降同年5月に下今市機関区が開設されるなど順次整備が進められ[14]、同年7月には駅舎改修工事竣工および駅構内にSL展示館・転車台広場が開設され[15]、全ての工事が完了した。
年表

1929年(昭和4年)

7月7日 - 日光線新鹿沼 - 下今市間部分開通と同時に開業[1]

10月1日 - 日光線全線開通[1]

10月22日 - 下野電気鉄道藤原線が起点駅を新今市駅から当駅へ移転[1]


1943年(昭和18年)5月1日 - 東武鉄道が下野電気鉄道を吸収合併。同社藤原線は東武鬼怒川線となる[1]

2012年(平成24年)3月17日 - 駅ナンバリング導入。当駅は「TN 23」と付番される[2]

2014年(平成26年)12月23日 - 跨線橋を新設し、エレベーターが供用開始。従来の跨線橋を閉鎖。

2017年(平成29年)

5月2日 - 下今市機関区を開設[16]

7月23日 - 駅舎改修工事完成、およびSL展示館・転車台広場開設[15]

10月27日 - 旧跨線橋が「東武鉄道下今市駅旧跨線橋」として国の登録有形文化財(建造物)に登録される。


2018年(平成30年)4月27日 - 「旧跨線橋レトロギャラリー」を開設[17]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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