上野 紀子(うえの のりこ、1940年9月29日 - 2019年2月28日[1])は、日本の絵本作家、画家。本名は中江紀子[2]。 埼玉県生まれ[2][3]。日本大学藝術学部美術学科[2][3]。1973年『ELEPHANT BUTTONS』でデビュー[2]。大学の同級生・中江嘉男(なかえよしを)と結婚し、中江が文、上野が絵を描いて絵本を合作[2]。1975年、ねずみくんシリーズの第1作となる『ねずみくんのチョッキ』で講談社出版文化賞受賞[2][4]。1987年『いたずらララちゃん』で絵本にっぽん賞、2005年中江とともに巖谷小波文芸賞受賞[2]。 中江のほか、あまんきみこ[2]、舟崎靖子などの作品にも挿絵を描く。挿絵の代表作として、あまんきみこ『ちいちゃんのかげおくり』(あかね書房 1982)などがある[2]。 (ねずみくん)以外
略歴
作品
『くろぼうしちゃん』文化出版局 1974
『ぞうのボタン』うえののりこ 冨山房 1975
中江との共作「ねずみくん」も参照
『小宇宙 鏡の淵のアリス』中江嘉男 河出書房新社 1974
なかえよしを上野紀子の絵本 ポプラ社
『絵本のなかへ』1975『クリスマス・クリスマス』1975『メリーゴーランド』1975
『紐育の国のアリス』文:滝口修造 写真:中江嘉男 絵:上野 河出書房新社 1975
『迷いこんだ動物たち』偕成社 1975
『赤ちゃんの国の王子さま』偕成社 1976
『赤ちゃんの国のおかあさん』偕成社 1976
『赤ちゃんの国の冒険』偕成社 1976
『つぎはぎ天使アップリちゃん』ポプラ社 1976
『ぼくのうちどこ』ポプラ社 1976
『まどべのおきゃくさま』文研出版
『メルヘンの国』ポプラ社 1976
『ぎったんばっこん』文化出版局 1977
『上野紀子』なかえよしを編 すばる書房 すばるの絵文庫 絵本作家文庫 1977
『くるりんこん』文化出版局 1977
『風のメルヘン』ポプラ社 1978
『さようならうさぎさん』講談社 1978
『じどうしゃダダくん』ポプラ社 1978
『小っちゃな魔法使い』サンリオ 1978
『扉の国』中江嘉男 偕成社 1978
『のんびりきかんしゃポーくん』佼成出版社 1978
『のんびりきかんしゃポーくんとサーカス』佼成出版社 2008
『星のきかんしゃ』ポプラ社 1978
『わたしと魔術師』エイプリル・ミュージック 1978
『あそびにきてください』ポプラ社 1979
『あみものライオン』絵本館 1979
『スカンクくん登場』CBS・ソニー出版 1979
『猫と星のおはなし』偕成社 1979
『ねこのジョン』金の星社 1979
『のらねこの詩』偕成社 1979
『ひこうきピコタン』ポプラ社 1979
『いないいないバー』金の星社 1980
『絵本の作りかた』ポプラ社 1980
『おくちはどーこ』金の星社 1980
『おつむてんてん』金の星社 1980
『まほうつかいになれますよ』金の星社 1980
『まほうのぼうし』偕成社 1980
『宇宙遊星間旅行』中江嘉男作 偕成社 1981
『おきゃくさんだーれ』金の星社 1981
『55階のねこ』佼成出版社 1981
『うさぎのおとぎばなし』白泉社 1982
『ことりとねこのものがたり』金の星社 1982
『ひねくれとんぼ』金の星社 1982
『あいうえおめめのあおいねこ ことばさがし絵本』リブロポート 1983
『あきちゃんのとけい』PHP研究所 1983
『てっちゃんのつばさ』白泉社 1983
『ねこかもね』文研出版 1983
『のうさぎとねこのポテ』ポプラ社 1984
『あかちゃんのずかん』グランまま社 1985
『こねこはどーこ?』偕成社 1985
『ねことこうまのものがたり』金の星社 1985
『いたずらララちゃん』ポプラ社 1986
『プッチン』講談社 1986
『ねころんでるのだーれ どうぶつことばあそびえほん』サンリード 1987
『青い風のおもいで』佼成出版社 1988
『こねこのクリスマス』教育画劇
『空からきたねこ』佼成出版社 1989
『色の絵本 ねずみいろのねこ』秋書房 1990
『哲学する赤ちゃん』秋書房 1990 ポプラ社 2009
『ねずみのきょうだい』ひさかたチャイルド 1990
『あれ、なーんだ?』婦人生活社 ベビーエイジ
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