上田 久美子(うえだ くみこ)[1][2]は、脚本演出家[3]。奈良県天理市出身[4]。元宝塚歌劇団所属[5]。 2004年、京都大学文学部フランス文学専修[6]卒業。転系をする前に美学美術史を専攻していた[7]。2年間の製薬会社勤務を経て、2006年に宝塚歌劇団に演出助手として入団[4]。 2013年、月組バウホール公演『月雲の皇子 -衣通姫伝説より-』で演出家デビュー。当初の公演はバウホール公演のみだったが、好評のため天王洲銀河劇場にて東上再演を果たした[3]。 2014年に上演された、宙組シアタードラマシティ公演『翼ある人びと - ブラームスとクララ・シューマン -』が、第18回鶴屋南北戯曲賞の最終候補に残った[8]。 2015年、雪組公演『星逢一夜』で大劇場演出デビューし[9]、本作で第23回読売演劇大賞・優秀演出家賞を受賞した[10]。 2018年、『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』で初めて大劇場作品のショー演出を手がけた。 2021年、月組公演『桜嵐記』が、第25回鶴屋南北戯曲賞の最終候補に残った[11]。 2023年、スペクタクルリーディング『バイオーム』(脚本)にて、第67回岸田國士戯曲賞ノミネート。
略歴
宝塚歌劇団での舞台作品
作・演出
大劇場ミュージカル作品(宝塚大劇場、東京宝塚劇場)
ミュージカル・ノスタルジー『星逢一夜』(2015年 雪組 主演:早霧せいな)[12]*大劇場デビュー作
トラジェディ・アラベスク『金色の砂漠』(2016年 - 2017年 花組 主演:明日海りお)
ミュージカル・プレイ『神々の土地?ロマノフたちの黄昏?』(2017年 宙組 主演:朝夏まなと)[13]
ミュージカル・シンフォニア『f f f ?フォルティッシッシモ?』?歓喜に歌え!?(2021年 雪組 主演:望海風斗)
ロマン・トラジック『桜嵐記(おうらんき)』(2021年 月組 主演:珠城りょう)
大劇場ショー・レビュー作品
ショー・テント・タカラヅカ『BADDY?悪党(ヤツ)は月からやって来る?』(2018年 月組 主演:珠城りょう)
その他の劇場の作品
バウ・ロマン『月雲の皇子 -衣通姫伝説より-』(2013年 月組 宝塚バウホール・天王洲銀河劇場 主演:珠城りょう)*演出家デビュー作
『翼ある人びと -ブラームスとクララ・シューマン-』(2014年 宙組 シアタードラマシティ、日本青年館 主演:朝夏まなと)
『FLYING SAPA ?フライング サパ?』(2020年 宙組 梅田芸術劇場メインホール、日生劇場 主演:真風涼帆)
潤色・演出
Once upon a time in Takarazuka『霧深きエルベのほとり』(2019年 星組 宝塚大劇場、東京宝塚劇場 主演:紅ゆずる)
ディナーショーの構成・演出
月組ミュージック・パフォーマンス『MOON SKIP』(2017年 宝塚ホテル、ホテルグランドパレス 出演:宇月颯 他)