上多度志駅
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上多度志駅
廃止前の駅舎(1995年8月)
かみたどし
Kami-Tadoshi

円山 (6.1 km) (3.2 km) 多度志
所在地北海道深川市多度志.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯43度48分15.6秒 東経142度3分58.6秒 / 北緯43.804333度 東経142.066278度 / 43.804333; 142.066278
所属事業者北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線深名線
キロ程10.8 km(深川起点)
電報略号カタ
駅構造地上駅
ホーム1面1線
開業年月日1946年(昭和21年)6月1日[1]
廃止年月日1995年(平成7年)9月4日[1]
備考深名線廃線に伴い廃駅
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1977年の上多度志駅と周囲約500m範囲。左上が朱鞠内方面。この写真でも既に駅舎とホーム間が埋められているが、かつては島式ホーム状で副本線が駅舎前に引き入れられていた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

上多度志駅(かみたどしえき)は、北海道空知支庁深川市多度志にかつて存在した、北海道旅客鉄道(JR北海道)深名線廃駅)である。事務管理コードは▲121401[2]
歴史

1946年(昭和21年)6月1日 - 運輸省深名線の上多度志仮乗降場(設定)として開業[1]

1949年(昭和24年)6月1日 - 公共企業体である日本国有鉄道に移管。

1950年(昭和25年)1月15日 - 駅に昇格し、上多度志駅となる[3][4]荷物の取り扱いを開始[4]

1954年(昭和29年)6月1日 - 貨物の取り扱いを開始[1]

1961年(昭和36年)4月1日 - 業務委託化。

1974年(昭和49年)10月1日 - 貨物の取り扱いを廃止[1]

1982年(昭和57年)3月29日 - 荷物の取り扱いを廃止し[1]、無人駅化[5]簡易委託駅化)。

1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、国鉄からJR北海道に継承[1]

時期不詳[注 1] - 簡易委託廃止、完全無人化。

1995年(平成7年)9月4日 - 深名線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]

駅名の由来「多度志駅#駅名の由来」も参照

多度志川の上流部にあることから、「上」を冠した[3]
駅構造

廃止時点で、1面1線の単式ホーム(※島式ホームの片面を使用)を有する地上駅であった。ホームは、線路の南西側(名寄方面に向かって左手側)に存在し、分岐器を持たない棒線駅となっていた[6]。かつては1面2線の島式ホームを有する、列車交換可能な交換駅であった。1983年(昭和58年)時点では使われなくなった駅舎側の1線は交換設備運用廃止後も分岐器が深川方、名寄方の両方向とも維持された形で側線として残っていたが[7]、その後1993年(平成5年)までには撤去された[6]

無人駅となっていたが、有人駅時代の駅舎が改築されて残っていた。駅舎は構内の南西側に位置し、ホームから少し離れていた。無人化後に縮小され、間口が狭くなっていた。
利用状況

乗車人員の推移は以下のとおり(明らかな誤植は修正した)。なお、1967年度(昭和42年度)については当駅単体の値が判明していないため参考値を記す。

年度乗車人員出典備考
年間1日平均
1967年(昭和42年)(367,906)(1,005)
[8]同年の上多度志 - 鷹泊間各駅(仮乗降場除)の合算値
1968年(昭和43年)95,265261
1969年(昭和44年)58,203160
1970年(昭和45年)44,106121
1971年(昭和46年)37,242102
1972年(昭和47年)33,67292
1973年(昭和48年)33,96394
1974年(昭和49年)31,81687
1975年(昭和50年)29,17180
1992年(平成4年)12[6]

駅周辺

水田に囲まれており[7]、農協のほか民家が散在するのみであった[6]

北海道道98号旭川多度志線

北海道道875号多度志一已線

多度志川[9]

ジェイ・アール北海道バス深名線「上多度志」停留所

駅跡

路線廃止から間もなく、すべての施設が撤去され、現在では跡形も分からなくなっている。2000年(平成12年)時点では空き地になっており[10]、2010年(平成22年)時点でも引き続き空き地で、駅前にあった農業倉庫のみが残っていた[11]。また、周辺の線路跡も道路化される模様であった[11]。2011年(平成23年)時点でも同様で、砂利敷きの広場であり、バスの転回場になっていた[12]

また、2010年(平成22年)時点では当駅と円山駅との間にあった「多度志トンネル」の、硬質ブロックを積み上げた名寄方坑口が残存しており、北海道道875号から見ることができた[11]。2011年(平成23年)時点でも同様で、坑口は土嚢で塞がれていた[12]
隣の駅
北海道旅客鉄道
深名線
円山駅 - 上多度志駅 - 多度志駅
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 1990年(平成2年)7月1日時点では既に完全無人化されている(小冊子『HANDBOOK 1990』「駅は旅の出発点」(発行:北海道旅客鉄道、1990年発行)より)。

出典^ a b c d e f g h 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 U』JTB、1998年、845頁。


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