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を翻訳することにより充実させることができます。(2024年5月)翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。上場投資信託(じょうじょうとうししんたく)とは、金融商品取引所で取引される投資信託のことである[1]。ETF(英語: exchange-traded fund)、上場投信という略称がよく用いられる。
一般の投資信託は金銭の出入りにより解約設定されるが、ETFは投信会社指定の現物金融商品によることもできる[注釈 1]。また、一般の投資信託は組み入れ資産だけを証券化するのに対して、ETFは投資家の拠出する現物まで証券化する。
ミクロ経済への効果として、機動的にポートフォリオの構築と変更ができるようになる。仮想通貨と並び、世界金融危機の避難先として活用されている[注釈 2]。
取引手法はコストも含めて株式と同様である。ユーロクリアなどの証券集中保管機関が振替を担い、現物はカストディアンが保管することで、技術面での流動性が担保されている。 上場投資信託は、主流の指数連動型上場投資信託と、それ以外のものに分かれる。指数連動型上場投資信託とは、その価格がTOPIXや日経平均株価やS&P500指数などの株価指数、商品価格、商品指数などの指数に連動するようにつくられたインデックスファンドの一種で、証券取引所に上場している株式と同様に取引できる[1]。 通常のオープンエンド型の投資信託は、一般の投資家から資金を受け取る度に受益証券を発行するのに対し、上場投資信託では一般投資家の取次ぎを行うのとは別で証券会社(指定参加者)が、拠出した資金の基準価額ごともしくはその対象となる株価指数を構成する株式を指数に連動するような構成比でユニット化した現物株式を拠出した場合に受益証券を受け取ることになっており(発行市場)、これらの指定参加者が証券取引所(流通市場)で放出した受益証券を一般の多くの投資家が取引して、取引所価格が決定する仕組みになっている[4]。ETFの価値としては取引所価格、基準価額、インディカテイブNAV(ETFの推定純資産を口数で割ったもの)があり、これらは一致しないが概ね同程度になる。ETF運用会社はこれらの価値や指定参加者の一覧、株式バスケットの内容等を公開している。 指数連動型以外のETFは、円換算した指数に連動するリンク債を裏付けとして受益証券を発行する。金などの貴金属や商品先物、債券やREITなどに投資するタイプである。
上場投資信託の種類
指数連動型
連動型以外