上信越高原国立公園
J?shin'etsu-k?gen National Park
IUCNカテゴリII(国立公園)
草津白根山
指定区域 日本群馬県、長野県、新潟県にまたがる山岳部および高層湿原[1][2].mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度37分30秒 東経138度37分30秒 / 北緯36.62500度 東経138.62500度 / 36.62500; 138.62500
上信越高原国立公園(じょうしんえつこうげんこくりつこうえん)は、日本国の群馬県(上野国)、長野県(信濃国)及び新潟県(越後国)の3県の境界にまたがる国立公園である。上信越国立公園[5]とも言う。
概要をはじめとして、谷川岳などの構造山地に、巨大な溶岩台地である苗場山や火山噴出物に起因した台地であるカヤの平の地域等を合わせ、日本を代表する山岳及び高原景観地として、面積約15万haの範囲が日本における15番目の国立公園[6](1937年に指定された台湾の3か所を含めると18番目[7])として指定された。これに妙高、戸隠、野尻湖一帯の面積約4万haの地域が追加指定され、その後、追加指定地域一帯が「妙高戸隠連山国立公園」として分離独立し現在に至っている[8]。
本公園は、日本で最も火山の密集した地域[要出典]であり、成層火山やカルデラ、火山性高原等の火山活動による様々な地形と、氷食による断崖、岩壁や蛇紋岩植生が見られる非火山性構造山地等を有し、日本の風景を代表する傑出した自然の風景地となっている[8]。
アルペンスキーワールドカップ大会が日本で初めて苗場スキー場において開催[9]され、長野冬季オリンピックおよび長野冬季パラリンピックの会場に志賀高原スキー場などが使用される[10][11]など、上質な雪質を利用したスキー場が早くから開発されているほか、四万温泉、谷川温泉など数多くの温泉が知られており、また草津温泉や野沢温泉などの日本を代表する温泉地が本公園に隣接して存在する。グリーンシーズンにおいては湿原や湖沼周辺の散策、トレッキングをはじめ、登山者らで賑わい、林間学校等の環境教育の場やスポーツ、音楽活動などの合宿の場としても利用され、また、浅間山や四阿山などの火山麓の緩やかな地形を利用した良質なゴルフ場が点在するなど、全国の国立公園の中でも利用に重点が置かれている。[8]
本公園のテーマは「山と高原が彩るレクリエーションワールド」。山々の景観要素からなる風致景観を保全しながら、これらを活かして行われる多種多様な利用を適切に推進する国立公園を目指している。[8]
年表
1921年(大正9年) - 上林スキー場が開かれた。
1927年(昭和2年)4月8日 - 渋の地獄谷噴泉が国の天然記念物に指定された。
1949年(昭和24年)9月7日 - 厚生省は三国山脈から浅間山にかけての地域を指定した[12]。
1955年(昭和30年)2月15日 - カモシカが国の特別天然記念物に指定された。
1956年(昭和31年)7月10日 - 厚生省は、新潟県南西部および長野県北部の「妙高・戸隠地域」を追加指定した[13]。