上を向いて歩こう
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この項目では、坂本九の曲について説明しています。その他の用法については「上を向いて歩こう (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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「上を向いて歩こう」
坂本九シングル
B面あの娘の名前はなんてんかな(オリジナル盤)
九ちゃんの炭坑節(米盤・ジュークボックス向け)
幸せなら手をたたこう(1976年盤)
見上げてごらん夜の星を(1988年盤)
リリース1961年10月15日
1963年7月1日(再発)
1965年4月15日(再発)
1976年10月20日(再発)
1988年11月6日(再発)
1994年3月16日(再発)
1994年9月7日(再発)
2000年10月25日(リミックス版を表題曲に発売)
2011年5月1日
ローソン版『コクリコ坂から』前売券付録)
2011年7月13日(アニバーサリー・シングル版。表題曲)
※注:以上は日本での発売日である。
音楽配信
録音1961年
ジャンル歌謡曲
レーベル東芝レコード
東芝EMI
EMIミュージック・ジャパン
作詞・作曲永六輔(作詞)
中村八大(作曲)
プロデュース草野浩二
チャート最高順位


1位(3か月連続、ミュージック・ライフ国内盤ランキング)

週間1位(3週連続、全米ビルボード

週間1位(4週連続、米国キャッシュボックス

1963年度年間13位(全米ビルボード)

6位(全英チャート[1]

1位(全豪ケント・ミュージック・レポート

1位(カナダ、RPM

1位(ノルウェー、ヴェーゲー・リスタ

2位(ドイツ、GfKエンタテインメント

坂本九 シングル 年表

九ちゃん音頭 (それが浮世と云うものさ)
(1961年)上を向いて歩こう
(1961年)モデル・ガール
(1961年)

特別映像
「坂本九 - 上を向いて歩こう 特別映像」 - YouTube
試聴
上を向いて歩こう - YouTubeユニバーサルミュージック提供YouTubeアートトラック)
上を向いて歩こう(ステレオ・バージョン) - YouTube(ユニバーサルミュージック提供YouTubeアートトラック)
あの娘の名前はなんてんかな - YouTube(ユニバーサルミュージック提供YouTubeアートトラック)


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「上を向いて歩こう」(うえをむいてあるこう、英題:スキヤキ、SUKIYAKI)は、坂本九の楽曲。作詞は永六輔、作曲は中村八大[注釈 1]、プロデューサーは草野浩二

アメリカ合衆国ビルボード(Billboard)誌では、1963年6月15日付においてHot 100週間1位を獲得、同誌の1963年度年間ランキングでは第10位にランクイン。後に数多くのアーティストによってカバーされた。坂本や永六輔のメモリアルソングとしても用いられる。

2006年(平成18年)に文化庁日本PTA全国協議会が「日本の歌百選」に選定[2]
概要
日本でのヒット

元々は中村八大が1961年7月21日に開催した自身のリサイタルのために制作した楽曲であったが、曲直瀬信子の推薦により、坂本九のシングル曲としてレコーディングされることになった[3][4]

1961年7月21日、サンケイホールで開催された「第3回中村八大リサイタル」で、坂本九の歌唱によって初披露された[5][6]

坂本九はリサイタルの2時間ほど前に初めて譜面を渡され、ぶっつけ本番で初披露した。その際、譜面では4ビートなのだが、坂本はそれを8ビートで大胆にアレンジして歌った[7]。また、曲中マイナーになる部分があるが、坂本が外してマイナーで歌ってしまったため、マイナーになったという。さらに、坂本は元々小節の頭からメロディーが始まるこの曲を浪曲の感覚で一拍遅らせて歌ってしまっており、これも取り入れられることとなった[7]。これらの坂本による独特なアレンジが後のヒットに繋がったと評されることが多い[7]

同年8月19日NHKで放送されていたバラエティ番組夢であいましょう」でテレビ初披露[8]。同番組において、1961年10月・11月の「今月のうた」として発表され、同年10月15日にレコードが発売されると爆発的なヒットとなった。発売から3か月で30万枚を突破[9]。当時の日本のレコード売り上げランキング(『ミュージック・ライフ』誌に掲載されていた国内盤ランキング[注釈 2])では1961年11月 - 1962年1月まで3か月にわたり1位を独走した[10]。1968年時点での日本での累計売上は80万枚[11]

売り上げだけを見れば相当なものであったが、当時最も新しく不良の音楽とされたロカビリー(現代でいうロックンロール)出身の坂本の独特な歌い回しが耳に合わない当時の保守的な日本の歌謡界においてその評価は高くなかった。日本レコード大賞にも選ばれていない。だが、この評価は世界での大成功により覆された。

坂本九は本楽曲で1961年の「第12回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。また、2000年の「第51回NHK紅白歌合戦」の第一部終了後、紅白に出演していた時の坂本九の映像のもと、出場歌手によって「上を向いて歩こう」が大合唱された。

「夢であいましょう」の出演者の一人だった黒柳徹子は、当時の日本には「ランキング」というもの自体が無く(オリコンの集計は1968年開始)、ましてや「全米ビルボード1位」というのが、どれほどすごいことなのか分からず、坂本がアメリカから帰って来た時も「上を向いて歩こう」が「SUKIYAKI」として、世界各国で発売されていることは知っていたため、それに対して「すごいね」とは言ったものの、「よくやった」、「おめでとう」という言葉を、当時の坂本に言うことが出来なかった。作詞の永六輔や作曲の中村八大も、特に喜んでいる素振りもなく、普通にしていた、と後に語っている[12]

作詞者の永六輔自身は、レコーディングの時に歌い出しの「上を向いて……」の部分を初めて聴いて「ウエヲムーイテ」が「ウヘホムフイテ」に聞こえたといい、「何だその歌い方は!」と坂本に向かって激怒し、「これでは絶対ヒットしない」と言った[13][7]。この独特の歌い方は、母がやっていた小唄と、プレスリーやバディ・ホリーの影響であるとも言われている[13]。永六輔は後に、坂本九の母が九に小唄や清元などの邦楽を教えたという話から、坂本九と邦楽の歌い方を結びつけて考えるようになり、邦楽的な歌い方が、この歌の世界的なヒットと関係があると考えた[7]。また、この坂本の編み出した独特の歌唱法は、当時はとても斬新であり、個性的なものとしてとらえられた。

なお、本曲の間奏で流れる口笛も、口笛が得意だった坂本九本人が担当している。

1994年以後、日本の音楽教科書にも何度か掲載されている[14]

2007年3月4日、茨城県笠間市のJR常磐線友部駅において発車メロディーに、2008年12月20日、神奈川県川崎市にある京急川崎駅で接近メロディーに、2016年12月10日、同じ神奈川県川崎市にあるJR川崎駅の東海道線で発車メロディーに採用される。
海外でのヒット

1962年、ヨーロッパでこの曲が紹介されて、大ヒットした。フランスなどでは原題と同じ意味のタイトルで発売されたが、イギリスでは「SUKIYAKI」、ベルギーオランダでは「忘れ得ぬ芸者ベイビー」という曲名で発売された。

1962年、イギリスのディキシーランド・ジャズのトランペッター、ケニー・ボール(英語版)が彼のバンドでインスト曲として演奏し、「SUKIYAKI」(無論、曲自体に『すき焼き』という単語は出てこない)というタイトルで発売、全英チャートで10位にランクインした。

「SUKIYAKI」という曲名は、ケニー・ボールの所属したイギリスのパイ・レコードの社長ルイス・ベンジャミンが契約の話で来日した際、土産にもらった数枚の日本のシングルレコードをホテルに帰ってから聴いた中にあった「上を向いて歩こう」を大変気に入り、帰国後ジャズでリリースすることに決めたが、レコードには日本語のタイトルしか印刷されておらず、原題の「UE O MUITE ARUKOU(上を向いて歩こう)」というタイトルがわからなかったため、『日本で契約の際に会食した「スキヤキ」が心に残る食べ物だった』という理由で、日本料理の名前を付けたのであると言われている。しかしケニー・ボールの証言では、「上を向いて歩こう」ではタイトルが長くなってしまうので短くわかりやすい日本語の曲名をつけたかったが彼が知っていたものが「SUKIYAKI」と「SAYONARA(さよなら)」ぐらいだったため、「サヨナラ」では暗すぎるのでどうすれば良いかと思案していたが、中華料理屋での会食で同席していた友人の女性歌手ペトゥラ・クラーク[注釈 3]に相談したところ「SUKIYAKI」がいいと言われたこともあり、タイトルに採用されることとなった。この英語題について、『ニューズウィーク』のコラムニストであるフレッド・ブロンソンは「『ムーン・リバー』を日本で『ビーフシチュー』というタイトルで売り出すようなものだ」と評した[15]

実はケニー・ボールはレコーディングの直前に最愛の母を亡くしており、その哀しみをトランペットに込めて演奏[注釈 4]、これもヒットにつながった要因の一つといえる。

なお、ケニー・ボールは現在でも自分のバンドの演奏レパートリーにこの曲を加えており、2005年にはこの曲が海外でヒットした経緯を辿る番組のために、彼のコンサートを訪れていた坂本九の次女の大島舞子(舞坂ゆき子)を特別にヴォーカルに迎えて演奏した。

アメリカでは、イギリスでヒットしたケニー・ボール楽団のレコードが発売されたが、チャートの100位以内には入らなかった。


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