三重県立桑名高等学校(みえけんりつ くわなこうとうがっこう)は、三重県桑名市東方にある公立高等学校。通称は「桑高」(くわこう)[1]。開校記念日は6月12日。 校舎は、JR関西本線・近鉄名古屋線・養老鉄道養老線の桑名駅、三岐鉄道北勢線の馬道駅にもほど近く、学習やクラブ活動等、教育環境に優れている。 「高い学力と健康でたくましい心身を併せ持ち、将来、国際的・全国的レベルで活躍できる個性豊かな人間を育成」を基本理念としている。 土曜日にも学校を開放し、生徒に自主学習の場を提供。1年次より土曜日課外を実施。 難関大学への進学実績もあり、東京大学や京都大学、早稲田大学などへの合格者がいる。 生徒の大半は大学へ進学するが、専門学校や短期大学等への進学者や就職希望者もそれぞれ年間数人いる。 クラブ活動も非常に活発で運動系の陸上、空手、水泳、体操、ボウリング等に限らず文化系でも放送部が全国大会に出場している。 ※ 現在では、普通科においても成績上位者のうち希望者のみの0限授業が行われている。 全日制課程の生徒による組織は、生徒会ではなく、「生徒自治会」と称している。また生徒自治会誌「しらうお」は1965年に創刊されて以来、毎年発刊されている。 定時制課程の生徒による組織は、生徒会で、生徒会誌「尾野山」は全日制課程の生徒自治会誌より歴史は古く、1952年に創刊されて以来、毎年発行されている。ページ数は150を越え、生徒全員の作文も掲載されている。
概要
教育組織
教育内容
全日制課程
主に一時限を50分としており、月曜日から金曜日まで7時限(普通科は月・金、理数科は金曜日が6時限)まである。
3学期制を採用している。
理数科では学力の向上のための0時限といった普通科にはない授業を行う場合もある。
定時制課程
1時限を45分としており、月曜日から金曜日まで4時間の授業をおこなう。
3修制度の導入により、0時限授業をおこなっている。
生徒組織
教育課程
現在の教育課程
全日制
普通科 - 6クラス(1?6組)。1年の11月頃にコース・科目登録を行い、2年次、正式に文理選択。2020年度から1クラス減。
理数科 - 1クラス(7組)。3年次に文理選択。0限授業や理数科合宿、研修がある。
衛生看護科 - 1クラス(8組)。平成23年度から分校を廃止し、本校へ移転。
定時制
普通科 - A館の2・3階にある定時制専用の教室で3?4年間学ぶ。1時限は45分。必履修科目の他に「ITリテラシー」「メディアデザイン」を開設している。
廃止された教育課程
全日制
商業科 - 平成15年度から募集を停止し、平成17年3月卒業生にて最後・廃止。
家政科 - 平成16年度から募集を停止し、平成18年3月卒業生にて最後・廃止。
沿革
1910年 - 桑名郡立高等女学校開校(後の三重県立桑名高等女学校)。
1923年 - 三重県桑名町立桑名中学校開校(後の三重県立桑名中学校)。
1924年 - 桑名町立桑名実業女学校(後の桑名市立高等女学校)。
1948年5月12日 - 学制改革により三重県立桑名中学校・三重県立桑名高等女学校・桑名市立高等女学校の三校を統合して、三重県桑名高等学校を設置。
1948年8月1日 - 定時制課程を併設。
1949年4月1日 - 全日制に普通・商業・家庭の3学科を設置。
1950年11月3日 - 校旗制定。
1951年2月8日 - 校歌制定。
1955年3月22日 - 三重県立桑名高等学校と改称。
Size:26 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef