三葉形類
[Wikipedia|▼Menu]

三葉形類
生息年代:
カンブリア紀第三期?後期ペルム紀 Pre??OSDCPTJKPgN
左上:エルラシア(三葉虫)、右上:ナラオイア(Nektaspida)、左下:ヘルメティア(Conciliterga)、右下:シノブリウス(Xandarellida)
分類

:動物界 Animalia
:節足動物門 Arthropoda
亜門:†Artiopoda[1]
階級なし:†三葉形類 Trilobitomorpha

学名
Trilobitomorpha
Stormer, 1944[2][3]
下位分類群[5]


Kwanyinaspis

Pygmaclypeatus

レティファシス Retifacies

Conciliterga

Nektaspida

三葉虫綱 Trilobita[4]

Xandarellida

三葉形類(さんようけいるい、Trilobitomorpha)は、古生代三葉虫類ナラオイア・ヘルメティア・シャンダレラなどを含む化石節足動物分類群[6][1]。別名三葉虫様類[7]

古典的には独自の亜門(三葉形亜門)とされていた[4]が、21世紀以降では光楯類などと共にArtiopoda[8]亜門[1]に分類されるようになった[6][1]
形態

三葉虫

サペリオン

シノブリウス

レティファシス

背面構造

体の背面は横に出張った幅広い外骨格背板 tergite)に覆われている。三葉虫の場合は硬く生物鉱化し(炭酸カルシウム質)、中央の軸部 (axial region) と左右の肋部 (pleural region) は明瞭な溝 (axial furrow) に分かれるが、他の種類は比較的柔らかく、軸部と肋部の境目は不明瞭である。十数節以上の体節は前後で頭部 (cephalon) と胴部 (trunk) に、胴部は更に胸部 (thorax) と尾部 (pygidium) という計3つの合体節にまとめられる。通常、頭部と尾部の背板はそれぞれ一枚板状に癒合し、胸部の背板は体節ごとに分節するが、独立した胸節をもたない種類(ナラオイアなど)や全ての背板が一体化した種類(サペリオンなど)もいる[8]。Conciliterga類の場合、頭部の先端には小さな甲皮 (anterior sclerite) がある[8][6][9]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:47 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef