三菱総研DCS株式会社
Mitsubishi Research Institute DCS Co.,Ltd.品川シーサイドウエストタワー
種類株式会社
市場情報東証1部 9645
三菱総研DCS株式会社(みつびしそうけんディーシーエス、Mitsubishi Research Institute DCS Co.,Ltd.)は、三菱総合研究所及び三菱UFJフィナンシャル・グループを株主とするシステムインテグレーター(ユーザー系)。通称DCS。 三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)のコンピュータ受託計算部門を母体に分離独立したユーザー系システムインテグレーターである。2007年にダイヤモンドコンピューターサービスから社名変更した。 三菱UFJフィナンシャル・グループの関連企業への事業展開のほか、2000社40万人の実績を持つ給与計算アウトソーシングサービスや、子会社のMRIバリューコンサルティング・アンド・ソリューションズによるERP導入支援サービスなど、一般企業向けに経理財務(F&A)業務を中心としたソリューションを提供している。また、日本初のSWIFTサービスビューロ(国際銀行間通信協会接続サービス)を設立するなど、地方銀行を始めとする金融機関向けサービスを強みとしている。 1993年に東京証券取引所市場第二部へ上場(2001年に第一部へ市場変更)していたが、2004年に三菱東京フィナンシャル・グループ(現・三菱UFJフィナンシャル・グループ)による完全子会社化、三菱総合研究所の資本参加を受け上場廃止、現在は三菱総合研究所の連結子会社である。主要株主2社に三菱UFJリサーチ&コンサルティングを加えた4社提携により、コンサルティング力の強化を図るとともに事業を拡大している。 三菱総合研究所グループに入ってからは関連子会社の合併やコーポレート業務の共通化[1]などの業務効率化を進めている。 成立の経緯や資本構成の関係から、役員や役職者に三菱UFJ銀行出身者が少なくない。
概要
沿革
1970年 - 三菱銀行のコンピュータ受託計算部門からダイヤモンドコンピューターサービス株式会社として分離独立
1984年 - VAN事業者として郵政省に届出
日本システムクリエート株式会社(現・株式会社Minoriソリューションズ)に資本参加
1988年 - システムインテグレータ(システムサービス企業)として通商産業省に登録
1991年 - システムインテグレータ(システムサービス企業)として通商産業省より認定
1993年 - 東京証券取引所市場第二部上場(証券コード:9645)
1997年 - 株式会社コムネスと合併
1999年 - 富士ソフトABC(現・富士ソフト)と合弁でダイヤモンド富士ソフト株式会社(現・MRIバリューコンサルティング・アンド・ソリューションズ株式会社)を設立
2001年 - NTTデータ、米国ファーストデータ
東京証券取引所市場第一部上場
2003年 - 日本初のSWIFTサービスビューロ(国際銀行間通信協会接続サービス)設立
2004年 - 三菱東京フィナンシャル・グループ(現・三菱UFJフィナンシャル・グループ)により完全子会社化(上場廃止)
2005年 - 資本構成変更により三菱総合研究所の連結対象会社化
2006年 - エム・アール・アイ システムズ株式会社(現・エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ)の一部事業を吸収
2007年 - 三菱総研DCS株式会社に社名変更
三菱総合研究所、NTTデータと共同でエムアールシー情報システム株式会社(三菱レイヨンの連結子会社)に資本参加
2009年 - 三菱総合研究所、三菱電機インフォメーションシステムズと合弁でMRIバリューコンサルティング株式会社(三菱総合研究所の連結子会社)を設立
2010年 - 株式会社ユービーエス(ユニ・チャームの関連会社)に資本参加し、連結子会社化[3]
ダイヤモンド富士ソフトを会社分割し、一部事業をMRVソリューションズ株式会社として完全子会社化(富士ソフトとの合弁事業を解消)[4]