三菱東京製薬
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三菱東京製薬株式会社(みつびしとうきょうせいやく、英文:Mitsubishi-Tokyo Pharmaceuticals., Inc.)は、かつて存在した国内日本の大手製薬会社企業及び三菱化学株式会社(現:三菱ケミカル株式会社)の100%子会社と三菱グループに属していた。
目次

1 会社概要

2 沿革

3 企業スローガン

4 事業所一覧

5 事業内容

6 主要製品一覧

6.1 医療用医薬品

6.2 一般用医薬品

6.2.1 外用消炎鎮痛剤

6.2.2 かゆみ止め薬

6.2.3 目薬

6.2.4 胃腸薬

6.2.5 便秘薬・下痢止め薬

6.2.6 風邪薬・鼻炎薬・咳止め薬・のど薬

6.2.7 ビタミン剤

6.2.8 その他


6.3 医薬部外品

6.4 動物用医薬品

6.5 健康食品

6.6 原材料用医薬品


7 提供番組

8 関連項目

9 外部リンク

会社概要

1901年(明治34年)、12代目田辺五兵衛の次男である初代田辺元三郎が東京・日本橋本町にある薬種問屋「田邊元三郎商店」として独立創業。

1921年(大正10年)、個人組織であった「田邊元三郎商店」を「株式会社田邊元三郎商店」に改組され会社設立。

1934年(昭和9年)、「三菱鉱業株式会社」と「旭硝子株式会社」(現:AGC株式会社)の企業折半により、「日本タール工業株式会社」として会社設立。

1943年(昭和18年)、社名を「株式会社田邊元三郎商店」から「東京田辺製薬株式会社」へ商号変更。

1949年(昭和24年)、社章を「T・T」というCI・ロゴマークに導入。

1956年(昭和31年)、三菱グループとシェル社グループの出資により、「三菱油化株式会社」となったため会社設立。

1988年(昭和63年)、社名を「三菱化成工業株式会社」から「三菱化成株式会社」へ商号変更。

1994年(平成6年)10月1日 - 「三菱化成株式会社」と「三菱油化株式会社」が企業合併し、大手総合化学工業メーカー「三菱化学株式会社」(現:三菱ケミカル株式会社)に会社発足。

1998年(平成10年)、千葉県かずさアカデミアパーク内に研究施設「かずさ研究所」を新設。(
2016年(平成28年)3月31日まで閉鎖)

1999年(平成11年)、三菱グループ傘下の医薬品事業再編により三菱化学株式会社(現:三菱ケミカル株式会社)に事業分割吸収合併され、10月1日より『三菱化学株式会社 医薬カンパニー』と「東京田辺製薬株式会社」が企業合併し、分社化・事業統合したうえで「三菱東京製薬株式会社」を会社設立。

2001年(平成13年)10月1日、武田薬品工業株式会社の100%子会社であった「ウェルファイド株式会社」が企業合併し、『三菱ウェルファーマ株式会社』(2007年(平成19年)10月1日より、「田辺製薬株式会社」を存続会社として三菱ウェルファーマ株式会社が企業合併して、現在の田辺三菱製薬株式会社)に会社設立された。

沿革

▼は旧:東京田辺製薬、◆は旧:三菱化学株式会社 医薬カンパニーの沿革を参照。

1901年明治34年)

7月25日 - ▼12代目田辺五兵衛の次男、初代田辺元三郎が『田邊五兵衛商店』(現:田辺三菱製薬株式会社)を独立し分離、薬種問屋『田邊元三郎商店』を創業。


1915年大正4年)

▼東京都荒川区に『三河島工場』を建設し、大手医薬品企業の生産に着手開始。


1921年(大正10年)

11月24日 -

▼資本金100万円として、『株式会社田邊元三郎商店』を改組し会社設立。

▼市販薬第1号の長寿スポーツマッサージ薬『サロメチール』を発売。



1934年昭和9年)

8月1日 - ◆『三菱鉱業株式会社』(現:三菱マテリアル株式会社)と「旭硝子株式会社」(現:AGC株式会社)の折半出資により、『日本タール工業株式会社』を会社設立。


1935年(昭和10年)

◆「黒崎工場」(現:黒崎事業所)を開設。


1936年(昭和11年)

▼ビタミンCを日本で初めて合成生産し、「アスコルチン」の名で発売。

◆社名を「旧:日本タール工業株式会社」から『日本化成工業株式会社』へ商号変更。


1938年(昭和13年)

▼東京都足立区に『梅田工場』を新設(2003年(平成15年)まで事業閉鎖)。


1939年(昭和14年)

中国北京に本社を置く海外関連会社『株式会社田辺公司』、満州奉天に本社を置く海外関連会社『株式会社田辺商店』を田邊五兵衛商店株式会社(現:田辺三菱製薬株式会社)との共同出資で会社設立。


1940年(昭和15年)

▼関連会社『東京府医薬品卸株式会社』が会社設立し加入会社となる。


1941年(昭和16年)

▼中国上海に本社を置く海外関連会社『株式会社田辺洋行』を田邊五兵衛商店株式会社(現:田辺三菱製薬株式会社)と共同出資で会社設立。


1942年(昭和17年)

▼東京都北区に『王子工場』を建設。(1980年(昭和55年)まで事業閉鎖)。


1943年(昭和18年)

9月 - ▼社名を、「旧:株式会社田邊元三郎商店」から『東京田辺製薬株式会社』(現:田辺三菱製薬株式会社)へ商号変更。


1944年(昭和19年)

◆「旧:日本化成工業株式会社」と『旧:旭硝子株式会社』(現:AGC株式会社)が企業合併し、『三菱化成工業株式会社』(第1期)に会社発足。


1947年(昭和22年)

▼戦後初の空襲により大半を焼失した「王子工場」の生産を再開する。


1949年(昭和24年)

▼戦後初の「三河島工場」を事業閉鎖し、生産設備を「梅田工場」と「王子工場」に集中して生産の合理化を図る。


1950年(昭和25年)

6月1日 -

◆戦後初の企業再建整備計画により、『日本化成工業株式会社』(現:三菱ケミカル株式会社、化学工業部門)、『新光レイヨン株式会社』(現:三菱ケミカル株式会社、繊維部門)、『旭硝子株式会社』(現:AGC株式会社、硝子部門)の3社に会社分割。

◆「東京証券取引所」の株式市場第1部に初上場。



1951年(昭和26年)

▼戦後初の新薬1号「ビタプレックス」を発売。


1952年(昭和27年)

7月1日 - ◆社名を「旧:日本化成工業株式会社」(第2期)から『三菱化成工業株式会社』(第2期)へ再び商号変更。


1952年(昭和27年)

ビタミンB2について、東京工業大学と技術提携で日本初の合成し企業化に成功。


1953年(昭和28年)

7月1日 - ◆「三菱化成工業株式会社」が『旧:東邦化学工業株式会社』を吸収合併。


1956年(昭和31年)

4月1日 - ◆三菱グループとシェル社グループとの共同出資により、『三菱油化株式会社』を会社設立。


1957年(昭和32年)

ウルソデオキシコール酸が配合され、肝・胆・消化機能改善剤『ウルソ』を発売。


1961年(昭和36年)

▼『東京営業所』を設置。


1963年(昭和38年)

4月1日 - ▼「東京証券取引所」株式市場第2部に初上場。


1966年(昭和41年)

▼高脂質血症改善ビタミン剤『ハイボン』を発売。

▼王子工場研究課と企画部開発課を事業統合し『王子工場開発研究部』に設置。


1967年(昭和42年)

◆「三菱油化株式会社」が『旧:東海瓦斯化成株式会社』を吸収合併。


1968年(昭和43年)

▼『大阪支店』の新ビル社屋が竣工。

◆『中央研究所』(現:筑波研究センター)を設置。


1969年(昭和44年)

◆『坂出工場』(現:坂出事業所)を開設。

▼東京都北区に『製品管理センター』を建設。


1970年(昭和45年)

8月1日 - ▼『東京証券取引所』の株式市場第1部上場に指定差し替え変更。


1971年(昭和46年)

◆『鹿島工場』(現:鹿島事業所)を開設。中央研究所内に『医薬研究部』に設置。

◆『三菱化成生命科学研究所』(後に三菱化学生命科学研究所へ変更、2010年(平成22年)3月31日まで解散)を会社設立。


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