株式会社ピーエス三菱
P.S. Mitsubishi Construction Co., Ltd.種類株式会社
市場情報東証プライム 1871
株式会社ピーエス三菱(ピーエスみつびし、P.S. Mitsubishi Construction Co., Ltd.)は、三菱グループの建設会社(ゼネコン)である。大成建設の子会社。かつてはUBE三菱セメントの関連会社で、太平洋セメントとも関係が深かった。JPX日経中小型株指数の構成銘柄の一つ[1]。三菱金曜会[2]及び三菱広報委員会[3]の会員企業である[4][5]。 元々は、東日本重工業(現・三菱重工業)七尾造船所を源流とし、日本で初めてプレストレスト・コンクリートの建設を専門に扱っていた建設会社の「ピー・エス(旧ピー・エス・コンクリート)」(1952年設立)と、三菱グループで唯一のゼネコンであった「三菱建設」(1960年設立)であったが、ピーエスの橋梁や空港などの公共施設建設、並びに三菱の工場、病院・医療施設、マンション、工場倉庫などのそれぞれの得意分野を絡ませた総合ゼネコンを目指す観点から2002年(平成14年)10月1日に、ピーエスを存続会社とした新会社として発足した。 上記の経緯もあり、ゼネコンではあるが2016年(平成28年)現在もなお橋梁をはじめとするプレストレスト・コンクリート(PC)関連の受注が多い。
概要
沿革
株式会社ピーエス
1952年(昭和27年) - ピー・エス・コンクリート株式会社設立。東京都千代田区を本社とし、東日本重工業(現・三菱重工業)七尾造船所(石川県七尾市)の施設を活用し、日本初のプレストレスト・コンクリート工場である七尾工場を開設。
1962年(昭和37年) - 東京証券取引所第二部に株式上場。
1969年(昭和44年) - 福岡県久留米市に久留米工場を開設。
1991年(平成3年) - 株式会社ピー・エスに商号変更。
1996年(平成8年) - 東京証券取引所第一部に指定替え。
三菱建設株式会社
1960年(昭和35年) - 三菱グループの建設会社として新菱建設株式会社設立。
1969年(昭和44年) - 三菱建設株式会社に商号変更。
株式会社ピーエス三菱
2002年(平成14年) - 株式会社ピーエスが三菱建設株式会社を合併し、株式会社ピーエス三菱に商号変更。
2007年(平成19年) - 国内6工場のプレストレスト・コンクリート製品の製造・販売等事業を、新設したピー・エス・コンクリート株式会社に分割継承。
2023年(令和5年) - 大成建設が株式公開買付けにより議決権所有割合ベースで50.20%の株式を取得し、同社の子会社となる[6]。
子会社
ニューテック康和
ピーエスケー
ピー・エス・コンクリート
菱建基礎
脚注・出典[脚注の使い方]^ JPX日経中小型株指数構成銘柄一覧 (2021年9月30日時点)
^ 三菱金曜会
^ 三菱広報委員会の活動
^ 三菱グループに「落ちこぼれ企業」続出、最強エリート集団の大ピンチ(三菱金曜会会員会社一覧が掲載されている) - 週刊ダイヤモンド公式サイト内のページ
^ 三菱広報委員会の加盟会社
^ 大成建設株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果並びに親会社、その他の関係会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ
関連項目
日本ピーエス - 東日本重工業七尾造船所敦賀工場の資産を受け継いで創業した建設会社。ただし、こちらは創業以来敦賀海陸運輸の関連会社で、資本的には三菱と無関係。
外部リンク
株式会社ピーエス三菱
表
話
編
歴
三菱グループ / 三菱広報委員会
太字は三菱金曜会のメンバー。
食料品
キリンホールディングス
パルプ・紙
三菱製紙
建設
ピーエス三菱
化学・医薬品
三菱ケミカルグループ
三菱ガス化学
三菱ケミカル(注4)
大日本塗料
ガラス・窯業・セメント
AGC
UBE三菱セメント
石油・原子力
ENEOSホールディングス(注1)
鉄鋼
三菱製鋼
非鉄金属
三菱マテリアル
三菱アルミニウム
機械
三菱化工機
三菱重工業
輸送用機械
三菱自動車工業
三菱ふそうトラック・バス
三菱造船
電気機器
三菱電機
精密機器
ニコン
三菱プレシジョン
卸売・小売
三菱商事
三菱食品
アストモスエネルギー
ローソン
金融
三菱UFJ銀行(注2)