三菱・i
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この項目では、ガソリンエンジン車のiについて説明しています。電気自動車のi-MiEVについては「三菱・i-MiEV」をご覧ください。
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三菱・i
HA1W型
フロント(前期型)
リア(前期型)
室内
概要
製造国 日本岡山県倉敷市
販売期間2006年1月 - 2014年3月
(2013年6月6日生産終了)
設計統括福井紀王(プロダクトエグゼクティブ)
デザイン竹屋正道(エキスパート・プロジェクトマネージャー)
ボディ
乗車定員4人
ボディタイプ5ドアハッチバック
駆動方式MR
ビスカスカップリング式フルタイム4WD
パワートレイン
エンジン3B20型:0.66 L 直3 MIVEC
最高出力52 PS(NA
64 PS(ターボ
変速機4速AT
サスペンション
マクファーソンストラット
後3リンクド・ディオン式
車両寸法
ホイールベース2,550 mm
全長3,395 mm
全幅1,475 mm
全高1,600 mm
車両重量890 - 960 kg
その他
タイヤサイズ前:145/65R15
後:175/55R15
系譜
後継既存の三菱・i MiEVに統合
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i(アイ)は、三菱自動車工業2006年から2014年にかけて販売(2013年生産終了)していた軽自動車である。2003年フランクフルトモーターショーに出展した同社のコンセプトカーが原型となっている。
概要

近年の軽乗用車としては珍しく、5ドアボディでありながらエンジンをリア・ミッドに搭載し、高効率なパッケージングを採りながら、重量配分(英語版)の最適化により操縦安定性と走行性能を高めている。かつて経営の提携関係にあったダイムラー・クライスラースマートの設計ノウハウが活かされていると思われがちであるが、プラットフォームは三菱自動車の独自開発である。先行開発は2000年平成12年)、正式な開発は2001年(平成13年)1月から始まっている。途中2度も開発が中断する事態に陥りながらも、2004年(平成16年)のダイムラー・クライスラーとの提携解消後の再建計画の中で、最終的に商品化に向けての開発が認められることになったという経歴を持つ[1]

三菱自動車の軽自動車では、派生車を除くとeKワゴン以来4年3ヶ月ぶりのニューモデルである。

iの開発は、2代目パジェロでプロジェクトエンジニア、後にプロジェクトエグゼクティブとなる福井紀王が手掛けた。

コンセプトは「居住性」「衝突安全性」「斬新なデザイン」を統合したプレミアムスモール。三菱がパジェロミニで先鞭を付けた「プレミアム付加価値とする軽自動車」を発展させたものである。ダイムラー・クライスラーとの提携以前より企画され、2001年(平成13年)から開発がスタートしたが、そもそも競合車種が無いゆえに需要があるのか、市場はあるのかを経営陣に納得させることに苦労したとされている。2003年(平成15年)頃には経営難から開発が一旦停止されたものの、半年後に開発を再開した際のモーターショーでの発表において手応えを得たことから、開発は加速したという。しかし、提携先であるダイムラー・クライスラーの商品であるスマートの市場とバッティングするという理由から、2004年(平成16年)初頭に開発が再度停止されてしまう。当時、提携関係にあったダイムラー・クライスラーの企画本部長を、1日中軽自動車に乗せて東京を案内し、狭い路地に入っていける利便性や軽自動車の意義を理解してもらうことなど、商品性を理解してもらうよう努力が払われたが、それがかえって仇となった格好である。その後、ダイムラー・クライスラーとの提携解消後の再建計画の中、同年5月に新しい三菱を象徴する先進的なクルマとして商品化が認められることとなった。自動車製造業の傾向として新車開発期間が大幅に短縮される中[注釈 1]、2回の中断を挟んだこともあり、5年の開発期間を要しての発売となった。

発売当初はターボエンジン搭載モデルのみをラインナップし、車両本体価格は128万円以上だった。2006年(平成18年)10月に自然吸気エンジン搭載モデルが登場し、2009年(平成21年)8月発売の最廉価「Limited 2WD」は99.8万円から購入できるようになった。元々高価なモデルではあるが、過給の有無や駆動方式を別とすると、メーカーオプションの範囲が狭く、グレード間での差異の少ない車である。こと安全装備に関しては、全グレードがほぼ共通であり、唯一フロントディスクブレーキのローター径だけ、ターボエンジン搭載モデルが1インチ大きいのみとなっている。

生産は、岡山県倉敷市の三菱自動車工業水島製作所で行われていた。
スタイル・機構2台のi
エンジン

新たに開発された直列3気筒DOHC12バルブ、可変バルブ機構MIVEC付き3B20型を搭載。自然吸気、またはインタークーラーターボ仕様がある。ターボは低回転域からトルクが発生するようチューンされている。

本エンジンはダイムラーへの供給契約が締結されており、排気量を999ccに変更した上で、2007年にモデルチェンジしたスマートに搭載されていた。
レイアウト

リア・ミッドシップを採用することでホイールベースは2012年12月現在、既存の軽自動車としては最長の2,550 mmである。フロントにエンジンとトランスアクスルが無いため、ステアリングの切れ角を大きく取ることができ、ロングホイールベースにもかかわらず最小回転半径は4.5 mとなっている。

国内の軽自動車では唯一、後面オフセット衝突にも対応している。

シリンダーを45度後傾させた上でリア・アクスルに載せるような形とすることで広い室内空間を実現している。このエンジン配置によって地上からの荷室床面高は約70 cmとやや高く、総合的な積載空間は他車より若干狭いが、横幅と奥行きは長くとられている。荷室の床には遮熱対策が施してある。

エンジンのリア・ミッドシップレイアウト、自社の小型乗用車コルトよりも長いロングホイールベース、大径の15インチホイールの採用によって、従来の軽自動車に比べてシャープなハンドリング特性を持つ。


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