この項目では、2005年以降日本でもアウトランダーの名称で販売された車両について説明しています。
それ以前の日本国外向けアウトランダーについては「三菱・エアトレック」をご覧ください。
日本国外向け車名であるアウトランダースポーツについては「三菱・RVR」をご覧ください。
三菱・アウトランダー
概要
販売期間2005年 -
ボディ
ボディタイプ5ドアクロスオーバーSUV
駆動方式・前輪駆動
・四輪駆動(2代目まで)
・S-AWC
系譜
先代エアートレック
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アウトランダー(OUTLANDER)は、三菱自動車工業が製造・販売するミドルサイズのSUVである。
元々はエアトレックの日本国外における名称であったが、2005年発表のモデルから日本国内においても「アウトランダー」の名称に統一された。本項では2005年発表のモデルを便宜上「初代」と表現するが、日本国外におけるアウトランダーの通算としては「2代目」となり、以降も1世代ずつずれることに留意されたい。 ダイムラー・クライスラーや現代自動車との共同開発のワールドエンジンを基に新開発された直列4気筒排気量2.4 L、最高出力125 kW (170 PS) の4B12とV型6気筒3.0 L、162 kW (220 PS) の6B31 MIVECエンジンが搭載された。駆動方式は当初は四輪駆動(4WD)のみ設定であったが、新たに二輪駆動(2WD)も加わった。なお2010年以降、欧州仕様には2.2 L、130 kw(174 PS)の4N14直噴ディーゼル(DI-D)MIVECエンジンも搭載される。 トランスミッションは2.4 L車・2.0 L車ともにINVECS-III 6速マニュアルモード付CVT。3.0 L車にはINVECS-IIマニュアルモード付6速ATが組み合わされていた。 プラットフォームもダイムラー・クライスラーとの共同開発のGSプラットフォームを採用する。翌年以降に発売されるデリカD:5、ギャランフォルティスと共通のCセグメント用の新しいプラットフォームである。 シートは、5人乗りと7人乗り仕様が設定される。テールゲートは上下開き式。オーディオはアメリカの音響メーカー・ロックフォード・フォズゲートとの共同開発である「プレミアムサウンドシステム」を標準およびオプションで用意した。 ラリーレイドでも頻繁に採用されており、2008年パリ・ダカールラリーに三菱チームのサポートカーとして参加している。また2013?2015年にはアジアクロスカントリーラリーにPHEVでワークス参戦し、3年連続完走・クラス優勝を果たした[1]。2015年はクロスカントリーラリー・ワールドカップの1戦である、ポルトガルのバハ・ポルタレグレ500にも参戦。ナショナルクラス3位で走行中にトラブルで下位に沈んだが、完走を果たしている[2] また、PSA・プジョーシトロエンへもOEM供給され、プジョー・4007、シトロエン・Cクロッサーとして販売された。 三菱・アウトランダー(初代)
概要
初代 CW5W/6W型(2005年 - 2012年)
CW5W/6W型
2005年初期型
ローデスト
2010年改良型 GT
概要
販売期間2005年10月 - 2012年
設計統括栗原信一(プロダクトエグゼクティブ)
デザイン中神秀泰(チーフデザイナー)
ボディ
乗車定員5-7名
ボディタイプ5ドアクロスオーバーSUV
駆動方式・前輪駆動
・四輪駆動
・S-AWC(海外仕様)
パワートレイン
エンジン・4B11 2.0L 直列4気筒DOHC16バルブ
・4B12 2.4L 直列4気筒DOHC16バルブ(MIVEC)
・6B31 3.0L V型6気筒SOHC24バルブ(MIVEC)
・4N14 2.2L 直列4気筒DOHC16バルブICターボMIVEC(DI-D)
最高出力・2.0L 148PS/6,000rpm
・2.4L 170PS/6,000rpm
・3.0L 220PS/6,250rpm
・2.2L 177PS/3,500rpm
最大トルク・2.0L 20.1kg・m/4,200rpm
・2.4L 23.0kg・m/4,100rpm
・3.0L 28.1kg・m/4,000rpm
・2.2L 39.0kg・m/2,000rpm
変速機・CVT