三羽烏
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三羽烏(さんばがらす)は、三羽の羽烏、転じて特に優れた3人を指す言葉[1]。ここでは各界において「三羽烏」と称された人物を列記する。

類語に「御三家」「ビッグスリー」「世界三大」「三頭政治」「鼎立」「鼎峙」など。
神話・民話

湯泉神社 - 大己貴命少彦名命が三羽の烏の水浴びを見つけて有馬温泉を発見した伝説がある。

熊野牛王符 - 熊野権現との誓いを破ると三羽の烏が死ぬという伝説がある。

ケルト神話 - モリガンネヴァン・マッハの三女神が烏に姿を変え戦場に現れたとされる。

The Three Ravens - イギリスの民謡。

武士

明智三羽烏(
安田作兵衛・古川九兵衛・箕浦大蔵丞)[2] - 明智光秀の家臣として活躍した。

水野の三羽烏(鳥居耀蔵渋川敬直後藤三右衛門[3] - 水野忠邦の「天保の改革」で活躍した。

軍人

大日本帝国陸軍

明治
陸軍の三羽烏(川上操六桂太郎児玉源太郎

陸士旧3期三羽烏(上原勇作森雅守楠瀬幸彦

陸士16期三羽烏(永田鉄山岡村寧次小畑敏四郎) - バーデン=バーデンの密約を結んだ陸軍軍人。バーデン=バーデンの三羽烏。

陸士20期三羽烏(牛島満下村定吉本貞一

陸士34期三羽烏(西浦進服部卓四郎堀場一雄

関東軍三羽烏(石原莞爾板垣征四郎土肥原賢二

飛行第50戦隊佐々木勇・下川幸雄・穴吹智) - 少飛6期生出身だった飛行第50戦隊のパイロット。少飛六期三羽烏。



大日本帝国海軍

海軍兵術の三羽烏(鈴木貫太郎佐藤鉄太郎秋山真之) - 明治期に海軍兵術の研究で有名だった軍人。

海軍左派三羽烏(米内光政山本五十六井上成美) - 阿川弘之の著書で条約派と評される軍人。

着艦三羽烏(吉良俊一亀井凱夫・馬場篤麿) - 日本人で最初に空母着艦に成功したパイロット。

横空三羽烏(源田実岡村基春・野村了介) - 特殊編隊飛行で有名だった横空パイロット。

海鷲(海軍)三羽烏(南郷茂章・白相定男・間瀬武治) - 日中戦争で活躍したパイロット。

台南空三羽烏(坂井三郎太田敏夫西沢広義) - 坂井三郎の著書に登場するパイロット。


政界

伊藤博文側近三羽烏(井上毅伊東巳代治金子堅太郎) - 大日本帝国憲法起草者。

官界

大蔵省三羽烏(青木一男石渡荘太郎賀屋興宣) - 大蔵官僚大蔵大臣

企画院三羽烏(迫水久常美濃部洋次毛里英於菟

13年の三羽烏(奥野誠亮金丸三郎藤井貞夫) - 内務官僚昭和13年入省組。

昭和4年任官組三羽烏(柳川真文井本臺吉馬場義続) - 司法官僚検察官

山座門下三羽烏(吉田茂太田為吉広田弘毅) - 山座円次郎に師事した外務官僚


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