三美神
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この項目では、ギリシア神話の女神について説明しています。三美神を題材にした作品の一覧については「三美神 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
アントニオ・カノーヴァ作の三美神像。エルミタージュ美術館

三美神(さんびしん、The Three Graces)とは、ギリシア神話ローマ神話に登場する美と優雅を象徴する三人の女神ラファエロ・サンティの作品やサンドロ・ボッティチェッリの「」にも描かれている。

ギリシア神話に登場する三美神で、それぞれ魅力(charm)、美貌(beauty)、創造力(creativity)を司っている。一般的には、ヘーシオドスの挙げるカリスアグライアーエウプロシュネータレイアとされている。一部にはパーシテアーカレー、エウプロシュネーの3柱を三美神とする説もある。また、パリスの審判に登場する美しさを競うヘーラーアテーナーアプロディーテーも指すことがあり、分別に権勢、知恵、美貌を象徴する。

ローマ神話に登場する三美神で、それぞれ(amor)、慎み(castitas)、(pulchritude)を司っている。ギリシア神話の美しさを競う三美神と対応させて、主にユーノーミネルウァウェヌスが有名。
ギャラリー

サンドロ・ボッティチェッリ『春(プリマヴェーラ)』細部(1482-1485年頃) ウフィツィ美術館所蔵

ルーカス・クラナッハ三美神』(1531年)ルーヴル美術館所蔵

ルーカス・クラナッハ『三美神』(1535年)ネルソン・アトキンス美術館所蔵

フランチェスコ・モランディーニ(英語版)『三美神』(1570年) ウフィツィ美術館所蔵

ピーテル・パウル・ルーベンス三美神』(1620-1624年頃) ウィーン美術アカデミー所蔵

ピーテル・パウル・ルーベンス『三美神』(1635年頃) プラド美術館マドリード)所蔵[1]

フランチェスコ・フリーニ『三美神』(1638年) ナショナル・ギャラリー所蔵

シャルル=アンドレ・ヴァン・ロー『三美神』(1763年) ロサンゼルス・カウンティ美術館所蔵

シャルル=アンドレ・ヴァン・ロー『三美神』(1765年) シュノンソー城所蔵


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