三種の神器
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「三種の神器」のその他の用法については「三種の神器 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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剣璽等承継の儀/第125代天皇(明仁皇位継承時(1989年〈昭和64年〉1月7日)、宮殿の正殿(新宮殿正殿)松の間にて。

三種の神器(さんしゅのしんき[1]、さんしゅのじんぎ[2]、他の読み方もある)は、日本神話において、天孫降臨の際にアマテラス(天照大神)がニニギ(瓊瓊杵尊、邇邇芸命)に授けた三種類の宝物、すなわち八咫鏡天叢雲剣(草薙剣)・八尺瓊勾玉の総称[3][4]。また、これと同一とされる、日本の歴代天皇古代よりレガリアとして伝世してきた三種類の宝物を指す。読みはほかに、大和言葉(和語)で「みくさのかむたから[5]」とその転訛形である「みくさのかむだから」「みくさのかんだから[6]」があり、「みくさのたから[5]」「みくさのたからもの[6][1]」もある。「みくさ」は「三種」を意味する大和言葉。加えて、異表記として「三種の宝[1](さんしゅのたから)」「三種の神宝[1](さんしゅのしんぽう)」「三種の三祇[1](さんしゅのさんぎ)」がある。

特に剣と璽(皇位印章としての勾玉)を併せて「剣璽(けんじ)」と称するが[7]、「三種の神器」の別称でもある[7]
概要

三種の神器の所在地実物形代
八咫鏡(やたのかがみ)伊勢神宮内宮宮中三殿賢所
草薙剣(くさなぎのつるぎ)熱田神宮皇居剣璽の間」
八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)皇居「剣璽の間」(なし)

天皇の践祚に際し、この神器のうち、八尺瓊勾玉ならびに鏡と剣の形代を所持することが皇室の正統たる帝の証しであるとされ、皇位継承と同時に継承される。だが即位の必須条件とはされなかった場合もあり、後鳥羽天皇などは神器継承なしに即位している。

古語拾遺』によると、崇神天皇の時、鏡と剣は宮中から出され、外で祭られることになったため、形代が作られた。現在では草薙剣は熱田神宮に、八咫鏡は伊勢の神宮の内宮に、八咫鏡の形代は宮中三殿の賢所に、それぞれ神体として奉斎され、八尺瓊勾玉は草薙剣の形代とともに皇居・吹上御所の「剣璽の間」に安置されている。しかし同皇居内に、天皇と皇族らが住みながらその実見は未だになされていない。
伝承

古事記』ではアマテラス(天照大御神)が天孫降臨の際に、ニニギ(邇邇芸命)に「八尺の勾?(やさかのまがたま)、鏡、また草薙(くさなぎの)剣」を神代として授けたと記され、『日本書紀』には三種の神宝(神器)を授けた記事はなく、第一の一書に「天照大神、乃ち天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)に、八尺瓊の曲玉及び八咫鏡・草薙剣、三種(みくさ)の宝物(たから)を賜(たま)ふ」とある。

古代の日本において、鏡・剣・玉の三種の組み合わせは皇室特有のものではなく、「支配者」一般の象徴であったと考えられ、仲哀天皇熊襲征伐の途次、岡県主の熊鰐、伊都県主の五十迹手らは、それぞれ白銅鏡、八尺瓊、十握剣を献上して恭順を表している。また景行天皇に服属した周防国娑麼の神夏磯媛も、八握剣、八咫鏡、八尺瓊を差し出した。また糸島市平原遺跡福岡市吉武高木遺跡壱岐市原の辻遺跡佐賀市の七ヶ瀬遺跡からは鏡、玉、剣の組み合わせが出土している。

儒学伝来以後、「」は「知」、「勾玉」は「仁」、「」は「勇」というように、三種の神器は三徳を表す解釈も出た。
各神器三種の神器/画像は想像図であり、実物は非公開。
八咫鏡

詳細は「八咫鏡」を参照

八咫鏡(やたのかがみ)は、記紀神話で、アマテラス(天照大神、天照大御神)が天岩戸に隠れた岩戸隠れの際、イシコリドメ(石凝姥命)が作ったという鏡。アマテラスが岩戸を細く開けた時、この鏡でアマテラス自身を映し、興味を持たせて外に引き出し、再び世は明るくなった。のちに鏡はアマテラスがニニギ(瓊瓊杵尊、邇邇芸命)に授けたといわれる。

三種の神器の一つである八咫鏡は、一般に「銅鏡」と解釈されているが、材質が公開されているわけではなく、古事記では、「高天原の八百万の神々が天の安河に集まって、川上の堅石(かたしは)を金敷にして、金山の鉄を用いて作らせた」と記されているので、実際は「鉄鏡」(=黒い鏡)である可能性がある。
天叢雲剣

詳細は「天叢雲剣」を参照

 天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)は「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」とも称される剣の正式名称で、『古事記』では「草那藝之大刀」と記される。記紀神話ではスサノオ(須佐之男命、素戔嗚尊)が出雲・簸川上(ひのかわかみ、現・島根県安来地方の中国山地側、仁多郡奥出雲町域)で倒したヤマタノオロチ(八岐大蛇)の尾から出てきた剣。のちにヤマトタケル(日本武尊)が譲り受け、移動中、周りを火で囲まれた時、自らの周りの草を薙ぎ、火打石で草を焼いたときに帯刀していたとされる。駿河国(現・静岡県中部・北東部)の地名「焼津」はこのとき草を焼いたことに由来するという[8][9]
八尺瓊勾玉

詳細は「八尺瓊勾玉」を参照


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