この項目では、岡山県にある駅について説明しています。かつて北海道にあった駅については「日高三石駅」をご覧ください。
「三ツ石駅」とは異なります。
三石駅
駅舎(2019年9月)
みついし
Mitsuishi
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↑上郡駅
↓吉永駅
三石駅(みついしえき)は、岡山県備前市三石にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。駅番号はJR-S11。 山陽本線においては、当駅が岡山支社管内の最東端の駅となっており、船坂トンネル神戸側出入口付近の支社境を挟んで隣の上郡駅からは近畿統括本部の管轄となる。 なお、隣の上郡駅との駅間距離12.8kmは、2024年3月16日にそれまで最長であった北陸本線敦賀駅 - 南今庄駅間(16.6km)がハピラインふくいに経営移管されたことに伴い、JR西日本管内の在来線で最長の駅間距離となっている。 当駅が仮開業した際、兵庫県内に駅があった。翌年に岡山駅まで路線が延伸されると同時に、現在の場所へ駅が移転した。 島式ホーム1面2線を有する地上駅で、その他にも何本か側線がある。傾斜面上にあるため、駅舎に入るには正面階段か上郡寄りにある坂道を上る必要があり、駅舎からホームへは上り階段がある。 山陽本線岡山支社管内区間はCTC未導入の状態が続いたため、運転業務を行う関係上駅員が配置されていた。東岡山駅が管理する直営駅であり、窓口が設置されていた。2016年5月の運行管理システム稼働に伴い、吉永駅と共に同年5月31日で窓口営業を終了し翌6月1日より無人駅となり[5]、2018年には乗務員宿泊所の改築に伴い駅舎上郡寄りが減築されたが、窓口スペースは存置されている。
概要
歴史減築前の駅舎
年表
1890年(明治23年)12月1日:山陽鉄道の仮駅として兵庫県内に開設[3]。船坂隧道東口(現在地より神戸寄り約3.2km)[4]にあった。
1891年(明治24年)3月18日:山陽鉄道当駅 - 岡山駅間延伸。同時に岡山県の現在地に移転、本開業[1]。旅客・貨物取扱開始[1]。
1906年(明治39年)12月1日:山陽鉄道の国有化[1]、官設鉄道の駅となる。
1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。山陽本線の所属となる。
1983年(昭和58年)12月25日:貨物取扱廃止[1]。駅西側にある三石耐火煉瓦工場へ専用線が続き、製品発送を行っていた。
1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[1]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となる[1]。
2016年(平成28年)6月1日:終日無人駅化[5]。
2018年(平成30年)9月15日:ICOCA対応簡易型自動改札機導入。ICOCAの利用が可能となる[6]。
2020年(令和2年)9月:駅ナンバリング導入、使用開始[7][8]。
駅構造ホーム(2007年3月)