三田屋 喜八(みたや きはち、生没年不詳)とは江戸時代の地本問屋。 山田屋、栄川堂とも号す。明和から嘉永年間に四谷区御門外麹町12丁目与兵衛店、大伝馬町で版元を営業している。なお、安政元年には四谷竹町で営業していた。歌川国芳、歌川広重の張交絵、鹿米の錦絵などを出版している。 明治にいたって三田善三郎の代となり、三善と号す。
来歴
作品
歌川国芳 『張交絵』
歌川広重 『張交浄瑠璃鏡』
鹿米 『虎』、『猿』
参考文献
吉田漱 『浮世絵の基礎知識』 雄山閣、1987年 ※161頁
永田生慈 『資料による近代浮世絵事情』 三彩社、1992年