三瓶山
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三瓶山
西から望む三瓶山の男三瓶山(左)と
子三瓶山(右)、西の原から。
標高1,126 m
所在地 日本
島根県大田市飯南町
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度07分55秒 東経132度37分36秒 / 北緯35.13194度 東経132.62667度 / 35.13194; 132.62667座標: 北緯35度07分55秒 東経132度37分36秒 / 北緯35.13194度 東経132.62667度 / 35.13194; 132.62667
山系独立峰
種類成層火山活火山ランクC)
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プロジェクト 山
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三瓶山(さんべさん : Mt. Sanbe)は、島根県のほぼ中央部、大田市飯石郡飯南町にまたがりそびえる火山大山火山帯に属する。2003年平成15年)の活火山の定義見直しで活火山に指定された。大山隠岐国立公園の一部。日本二百名山に選出されている。
概要

三瓶山は直径約5キロメートル (km) のカルデラ[1]の中に主峰の男三瓶山 (1126メートル〈m〉) 、女三瓶山 (957 m)、子三瓶山 (961 m)、孫三瓶山 (907 m)、太平山 (854 m)、日影山 (718 m) の6つの峰が室の内と呼ばれる直径約1.2 kmの爆裂火口を囲んで配列しており[1][2][3]、火口の中には室の内池と呼ばれる火口湖が存在している[3]。太平山以外の4つの峰はいわゆる外輪山ではなく、デイサイトからなる溶岩円頂丘(円頂丘溶岩)であり[3]、太平山は、爆発的噴火によって吹き飛ばされた土砂と火山砕屑物が積もって出来た山である。室の内池は水深1.4 m足らずの浅い池で流入する河川もなく、貧栄養池とされる。火口はこのほか奥の湯火口があり、ここに三瓶温泉の泉源がある。西の原の西側に浮布池、北の原には姫逃池があり、浮布池は三瓶山の噴火でできた堰止湖でもある。

大山隠岐国立公園の一部に指定されており[4]、男三瓶山北麓から室の内にかけて広がる自然林は「三瓶山自然林」として国の天然記念物に指定されている。これは、標高800 m以上にはブナ林、それ以下にはコナラミズナラなどの高木が茂る森林である。裾野には牧場や畑が広がっており、放牧が盛んである。女三瓶山の山頂には松江米子 テレビ・FM放送所と浜田テレビ・FM放送所を結ぶ固定局が設置されている。三瓶火山の地形図。主峰の男三瓶山。

火山活動

三瓶山の活動は、約10万年前に始まったと考えられている[1]。その後も7回の活動期があり[2]完新世には約5000年前と約4000年前(いずれも暦年代)に活動を行った。中国地方では最も若い火山で、山口県阿武火山群とともに活火山に指定されている[1]。三瓶山の第1期-第4期の活動では比較的広範囲に火山灰を供給しており、約10万年前の「三瓶木次軽石 (SKP)」や約1.6万年前の「三瓶浮布軽石 (SUP)」などは広域火山灰として東北地方までの日本列島の広い範囲に分布し[5]地質学考古学の調査において鍵層として適用されている。日影山は最も古い時期に形成された山である。4000年前の最後の噴火で[6]、室の内が陥没して現在の地形が形成され[1]、吹き飛ばされた火山砕屑物が堆積したのが太平山である[7]。男三瓶山などの4つの峰は、カルデラの内側に取り残された[1]。室の内池から西側に200 mほどの場所に噴気孔があり[8]、以前は鳥などが死ぬことがあったことより鳥地獄と呼ばれている[7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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