三浦龍司
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三浦 龍司
みうら りゅうじ


2020年東京オリンピックにて
選手情報
フルネーム三浦 龍司
ラテン文字MIURA Ryuji
愛称ミウラガット エルゲ龍司
国籍 日本
競技陸上競技
種目3000mSC
中距離走 長距離走
大学順天堂大学
生年月日 (2002-02-11) 2002年2月11日(22歳)
出身地島根県浜田市
身長168 cm[1]
体重56 kg
オリンピック3000mSC:7位(2021年
国内大会決勝日本選手権
3000mSC:優勝(2021年2022年
クロスカントリー10km:優勝(2021年
最高世界ランク6位(2022年6月17日現在)
自己ベスト
1500m3分36秒59(2022年)
3000m7分47秒98(2022年)
5000m13分26秒78(2021年)
10000m28分32秒28(2021年)
3000mSC8分09秒91(2023年)
ハーフマラソン1時間01分41秒(2020年)

獲得メダル

陸上競技
アジアユース選手権
金2019 香港3000mSC


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三浦 龍司(みうら りゅうじ、2002年平成14年)2月11日 - )は、島根県浜田市出身の陸上競技選手、専門は中距離長距離で主に3000mSC。浜田市立浜田東中学校、京都洛南高校順天堂大学卒業。SUBARU所属。2021年に2020年東京オリンピック3000mSCに出場し、日本人初入賞の7位入賞を果たす。

3000mSCの日本記録保持者で、日本学生記録、U20日本記録、U18日本記録、高2最高記録も保持。2000mSCのU20及びU18日本記録保持者。3000mの日本人学生記録、U20日本記録保持者。ハーフマラソンのU20日本及びU20アジア最高記録保持者。
来歴
小学校から高校1年まで

小学1年から、陸上クラブの浜田JASに所属。小学校時代から負けず嫌いで体力があり、縄跳び競技で二重跳びを10分間飛び続け、優勝した時の記録は浜田市小学生記録で2021年現在も更新されていない。80mHで浜田市記録を塗り替えたり、県大会で優勝したこともあった[2]。ハードルを飛び越える身のこなしや長距離が好きなことから、当時から陸上クラブのコーチに高校生以降の種目である3000mSCを勧められる。それをきっかけに洛南高校へ進学後、本人が希望して3000mSCに出場することになる。中学に入ってからは陸上クラブと学校の部活の両方で練習を行う[3]。中学2、3年はジュニアオリンピック全中1500m3000mで出場。中国大会では2種目優勝も経験するが、全国大会ではいつも予選敗退だった。中学2年で都道府県駅伝に初出場。

2017年、陸上クラブのコーチの勧めもあり、県外の強豪校洛南高校へ進学。京都高校総体3000mSC予選を1位通過し、決勝では1年生ながら2000m付近まで先頭集団を引っ張り5位入賞[4]。近畿高校総体でも決勝へ進出し12位。近畿高校ユース陸上競技対抗選手権で1年男子3000mSCに出場し、9分10秒78の高校1年歴代2位、大会新で優勝[5]
2018年

洛南高校2年、京都高校総体3000mSCで、8分52秒27の大会新、高校2年歴代最高で優勝[6]。近畿高校総体3000mSCでも独走し優勝。入賞が確実とみられた全国高校総体3000mSCでは予選4組に出場し1着でゴールしたが、レース中に三浦が障害に激突した際、接触を避けてやむを得ずコース外に出た選手への妨害で失格になる[7]

近畿高校ユース陸上競技対抗選手権で2年男子3000mSCに出場し、8分46秒56のU18日本新、高2歴代最高、高校歴代3位で優勝。1500mは2位入賞[8]

第73回福井国体で少年男子A5000mに出場し、14分04秒50で3位入賞。
2019年

3月、第3回アジアユース選手権(英語版)(香港)で2000mSCに出場し、5分42秒35の大会新で、金メダルを獲得[9]

洛南高校3年になった4月、第53回織田幹雄記念国際陸上競技大会チャレンジ男子2000mSCに実業団選手の中に混ざり出場し、5分39秒27のU20/U18日本新で優勝。

6月15日、近畿高校総体3000mSC決勝で8分39秒49の高校新、U18日本新、大会新記録を記録。強風と後半は土砂降りの雨が降る悪天候の中、最初からハイペースで独走し、櫛部静二の陸上最古の高校記録を30年ぶりに5秒以上更新した。更に12日後の6月27日、第103回日本陸上競技選手権大会3000mSC予選1組に出場し、自身の記録を0.12秒更新する8分39秒37を記録し、再び高校新とU18日本新を出す。決勝では8分40秒30で5位入賞[10]

8月、全国高校総体は台風が近づく沖縄で強風の中、3000mSCではフィレモン・キプラガットに29秒の大差を付けられ、踵の故障や台風の影響もありタイムも振るわなかったが2位入賞。1500m決勝では3分48秒00の自己新で6位入賞。洛南高校は総合優勝も果たした[11]

12月1日、日体大記録会5000m43組で13分51秒97の自己新、組1位。全国高校駅伝を前に、当時の日本人高校3年の中で1位のタイムを叩き出す。しかし、全国高校駅伝や都道府県駅伝では3年間通して思ったような活躍ができず、ロードや駅伝に苦手意識を持っていた[3]
2020年

在学中に3000mSCでオリンピック出場や箱根駅伝などでも活躍した卒業生の塩尻和也に憧れて、順天堂大学に進学。

7月18日、シーズン初戦となったホクレン・ディスタンス2020千歳大会3000mSCに出場し、高校時代には全く歯が立たなかったフィレモン・キプラガットに競り勝ち、8分19秒37で優勝。この記録は、日本記録まであと0.44秒の日本歴代2位で、41年ぶりに新宅雅也の日本学生記録と、37年ぶりに愛敬重之のU20日本記録(当時陸上最古であった)を大幅に更新。いきなり自己記録を20秒更新し、延期が決定していた2020年東京オリンピック代表の最有力候補となり注目を浴びる。なお、オリンピック参加標準記録の8分22秒00を突破したが、新型コロナウイルス感染拡大・緊急事態宣言発令の影響で延期を余儀なくされ、世界陸連が各国の公平性に配慮して設けたオリンピック参加にかかわる参加標準記録とワールドランキングポイントの適用除外期間だった[12]

9月11日、第89回日本インカレで3000mSCに出場し、8分28秒41の大会新記録で優勝。

10月17日、箱根駅伝予選会に出場し、ハーフマラソン1時間01分41秒を記録し、5位(日本人1位)。10年ぶりに大迫傑のU20日本最高記録、U20アジア最高記録を6秒更新した。雨の中でのレースだったが、新型コロナウイルスの影響で立川駐屯地のみの平坦な周回コースだった事もあり、順大は上位10人の総合タイムで過去最速の駒澤大の記録を6分以上更新して10時間23分34秒で1位通過。


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