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三民書局股?有限公司
San Min Book Co., Ltd.
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 中華民国
10476
台湾台北市復興北路
三民書局(さんみんしょきょく、英語: San Min Book)は、1953年創業の台湾の大手書店・総合出版社。モットーは「学術思想を広め、文化発展に貢献する」。
創設当時は主に法律や政治に関する大学講義用教科書・参考書などを手掛けた。その後『三民文庫』、『古籍今注新訳叢書』[4]、『大辭典』[5][6]シリーズ等の出版にも力を注いだ。[7][8]
21世紀現在では、字典や子供向け絵本、児童生徒(少年少女)向けの教育分野にも進出し、総合出版社へと発展・拡大している。[1][9][10][3] 事業内容は多様で、出版事業を始め、発行・店頭販売・オンラインショップなど多岐に渡る。(#店舗)取り扱う書籍の種類としては資格試験用参考書、教科書、テキスト、小中高大学用専門書籍などである。編集・販売、書籍ジャンル毎に以下のように分類される。
沿革
1953年
創立者の劉振強、柯君欽、范守仁ら三人は新台湾ドル5000元、当時の日本円で2万円相当の資金を出資し、「庶民三人」の意味で「三民」と名付けた。[11][12]柯、范二人は志向の違いから、経営から離れ、劉振強は単独経営することになった。最初の拠点は台北市衡陽路46号、当時の大萬商場の真向かいにあり、「虹橋書店」と文房具売場の店舗をシェアした。僅か20坪の店舗で、主に法律類書籍を出版、販売する。
1961年
出版事業部と書店は台北市重慶南路一段77号へ移転し、辞書と中国古典シリーズの編纂を開始する。主なものは『古文観止』、『大辭典』、『新訳四史』(漢書、後漢書、三国史、史記)等である。
1975年
台北市重慶南路一段61号「三民大楼」新本店ビル竣工、開店。看板は溥心?(中国清朝の皇帝溥儀の従兄弟。張大千と並ぶ有名な書画家である)の筆墨揮毫による。重慶南路店舗は重慶南路一段59号まで延び、二戸二階になり、エスカレーターも備えていた。当時は台湾初のエレベーター付き書店だった。(#店舗)[7]
1993年
台北市復興北路のビル「文化大楼」が完成、編集部をここに転移し、重慶南路店は書店のみとなり売場面積を拡大し現在に至る。(#店舗)
1996年
三民書局オンラインショップを正式に立ち上げる。(#店舗)[1]
2013年
創立60周年、同年1月国家図書館総館の地下一階書店を仮営業、12月閉店
2017年
創業者劉振強は永眠、享年86歳。[13][14][15][8]中華民国経済部商業司により、息子の劉仲傑が第二代社長に就任する。
事業概要
出版
教科書:主に法学に関する大学向けの教科書を出版している。その後も研究教育分野に特化した専門店としての姿勢を保ちつつ、各専門分野の研究者・専門家による著作物や数多くの高等教育用教科書・参考書を編集・出版している。
1999年より高等学校の教科書も編集し始め、子会社の#東大図書株式会社は主に高校生向けの教科書を取り扱っている。
一般書籍:中国語古典文学、現代文学、歴史、社会科学、芸術、子供向け文学作品など人文系書籍を編集・出版している。
辞典・字典類:1985年に出版された『大辭典』は、(それ以前の国立官立事業から)民間出版社としては初めて手がけた百科全書型の大辭典である。10年以上にわたる再編集・項目追加等を経て、2017年10月に再版された。
その他:学術書、研究書の他に、一般、少年少女、子供向けのそれぞれの書物も出版している。「三民文庫」、「三民叢刊」、「音楽・不一様シリーズ」、「文明叢刊シリーズ」などがその代表であるが、トータルで年間に出版される書物は400種類以上にのぼる。
販売
簡体字書籍:7万種類の簡体字書籍が店頭に陳列されており、ネットストアでも百万種類以上のデータをアクセスできる。台湾の簡体字書籍を取扱店舗の中で、最も豊富な品揃えを誇る書店である。
洋書:在庫情報は海外のネットストアと提携し、定時的に情報を更新しており、英国・米国をはじめとする欧米の新刊をいち早く入手することができ、最新の海外の話題作についての情報を先取りすることもできる。
指定販売:金融研訓院(金融財政研究会)
その他:各出版社の話題の新刊書、雑誌、試験用参考書、和書、政府刊行物だけでなく、専門書、稀覯書、視聴覚教材、映像商品、事務用品、文房具など。
代理」・「天地図書」・「萬里機構」・「新雅文化」・「知出版」及び香港大学出版局である中文大学出版社出版物の独占代理店でもある。