三毛猫ホームズの登山列車
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『三毛猫ホームズの登山列車』(みけねこホームズのとざんれっしゃ)は、日本の小説家赤川次郎によって1987年に発表された三毛猫ホームズシリーズの長編推理小説である。原題は『三毛猫ホームズの登山電車』である。『騎士道』『幽霊クラブ』『歌劇場』と続いたホームズたちの(事件に巻き込まれながらの)ヨーロッパ旅行はここで終わる。
あらすじ

ヨーロッパに観光旅行に来ている片山義太郎、晴美、石津、ホームズの一行は、スイスユングフラウを訪れる。義太郎は、そこで、展望台から落ちそうになっていた多田靖子という女性を救った。彼女の姉は自殺しており、それを落ち込んでいた彼女を慰めるために、彼女の知り合いで、義太郎のおばである児島光枝が靖子を誘ったのだった。だが、靖子は、スイスで、姉の自殺の原因を作った男・浅井勇治を見かけてしまう。

一方、浅井は妻・実穂と新婚旅行に来ているが、その実穂のもとに元婚約者の男が押しかけてくる。さらには東京で実穂の父親・水田雄一郎の毒殺死体が地下室から発見され、その容疑者がスイスに来ているとの情報が片山のもとに飛び込んできた。さまざまな思惑がスイスの地で錯綜する中、事件は起こる…。
主な登場人物

片山義太郎 - 警視庁捜査一課のダメ刑事

片山晴美 - 義太郎の妹

石津刑事 - 晴美に恋をする猫嫌いの刑事

ホームズ - 三毛猫

書誌情報

『三毛猫ホームズの登山列車』(
光文社カッパノベルス、1987年11月25日) ISBN 4-334-02731-8

『三毛猫ホームズの登山列車』(光文社光文社文庫1990年12月20日) ISBN 4-334-71236-3

『三毛猫ホームズの登山列車』(角川書店角川文庫1991年12月10日) ISBN 4-04-149794-9

『三毛猫ホームズの登山列車 新装版』(光文社光文社文庫、2016年10月12日) ISBN 978-4-334-77368-7










赤川次郎三毛猫ホームズシリーズ
長編小説

推理

追跡

怪談

狂死曲

駈落ち

恐怖館

騎士道

幽霊クラブ

歌劇場

登山列車

騒霊騒動

四季

黄昏ホテル

犯罪学講座

フーガ

傾向と対策

心中海岸

安息日

世紀末

正誤表

失楽園

四捨五入

大改装

最後の審判

花嫁人形

仮面劇場

卒業論文

降霊会

危険な火遊び

暗黒迷路

茶話会

十字路

階段を上る

夢紀行

闇将軍

回り舞台

証言台

復活祭

短編集

運動会

びっくり箱

クリスマス

感傷旅行

愛の花束


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