三文ゴシップ
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『三文ゴシップ』
椎名林檎スタジオ・アルバム
リリース2009年6月24日
ジャンルJ-POP
時間50分05秒
レーベルEMIミュージック・ジャパン/Virgin Music
プロデュース化猫キラー[注 1]
チャート最高順位


週間1位(オリコン[1]

2009年7月度月間6位(オリコン)

2009年8月度月間43位(オリコン)

2009年度年間39位(オリコン)

1位(iTunes Store

2009年度年間9位(iTunes Store)

ゴールドディスク

ゴールド(CD日本レコード協会

椎名林檎 アルバム 年表

MoRA
(2008年)三文ゴシップ
(2009年)サタデーナイト・ゴシップ
(2009年)


『三文ゴシップ』収録のシングル

カリソメ乙女 (DEATH JAZZ ver.)
リリース: 2006年11月11日(配信限定)

ミュージックビデオ
流行 - YouTube
都合のいい身体 - YouTube
旬 - YouTube
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『三文ゴシップ』(さんもんゴシップ、英題:Superficial Gossip)は、2009年6月24日EMIミュージック・ジャパンより発売された日本シンガーソングライター椎名林檎の4作目のスタジオ・アルバム
概要

ソロ名義としては、2007年に斎藤ネコとの共同名義で発表された『平成風俗』から約2年4ヶ月ぶり、純粋な「椎名林檎」名義では2003年の『加爾基 精液 栗ノ花』から約6年4ヶ月ぶりとなる通算6作目のフルアルバム[2]

さまざまな音楽家たちが多数参加・共演したアルバムで、以前にアレンジ違いがアルバム収録されている「カリソメ乙女」「丸ノ内サディスティック」を除き、全て書き下ろしのオリジナル曲を収録[3]。これまで椎名が発表してきたアルバムでは全編を通して基本的に同一のアレンジャー編曲を担当していたが、本作には合計10組ものアレンジャーが参加しているのが特徴。なおトータル・プロデュースは前作『加爾基 精液 栗ノ花』同様、椎名と井上雨迩によるプロデュース・チーム、化猫キラーが手掛けている。

本作発売直前に発表されたソロ名義としては約5年ぶりのシングル『ありあまる富』は、本作の構成が出来上がった後に書き下ろされたために収録されず、2014年に発売された5作目のアルバム『日出処』に収録された。そのためアルバムの先行シングルという扱いではないが、同シングルに収録されたカップリング曲の「SG?Superficial Gossip?」については本作の予告編のような曲であると語っている[4]。「カリソメ乙女」は、2006年11月11日に配信限定で発売された「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」が収録されている。

これまでの作品同様、7曲目「旬」を中心に曲目の字数がシンメトリーにされているほか、総合収録時間も50分5秒(50:05)に設定されている。収録曲のうち数曲にはミュージック・ビデオが製作され、「ありあまる富」のミュージック・ビデオとともにミュージック・ビデオ集『性的ヒーリング?其ノ四?』に収録され、本作から数曲をセレクトしたアナログ盤アルバム『サタデーナイト・ゴシップ』とともに同年8月26日に発売された。

初回生産分のみ、スリーブケース&素肌ブックレット仕様。
アルバムのコンセプトとアートワーク

『三文ゴシップ』というタイトルは『平成風俗』の完成前にすでに浮かんでいた。きっかけは、椎名がギブソンのギター・SGのルックスには惹かれるのに使ったことが無かったので、それを使ったアルバム・ジャケットの作品を作ってみたいと思ったこと。SGのSから三文、Gからゴシップという椎名の好きな言葉が浮かび、タイトルが決まった。[5][6]

本作とシングル『ありあまる富』のジャケットブックレット、また一連のアーティスト写真およびポスターは“ヌード”をコンセプトに、木村豊によって制作された[7]。本作収録曲「旬」のミュージック・ビデオもこのコンセプトを基に製作されている。またブックレット等で抱えているギターは、肌色に塗装されたギブソン・SGである。
プロモーション

アルバムのリリースを記念して、iTunes Storeにて日本人アーティストとしては初となるArtist Week[注 2]を2009年6月30日まで展開[8]。また同年6月22日から28日には期間限定でJR山手線東京メトロの主要駅に巨大ポスターが貼り出されたほか、NHKの音楽番組『SONGS』で2週に渡って特集されるなど、様々な媒体のメディアに出演した[9][10]
制作の背景

通勤通学やレジャーのお供など、日常生活で聴いてもらうことを想定して制作されたアルバム。参加した計10組のアレンジャーは、過去の作品で亀田誠治が行っていたようなデモの段階で使われている楽器や無秩序で乱雑な楽曲を整理して統一感を持たせるような仕事ではなく、曲単位でデモの内容に沿ったアレンジを行っている。[11]

音楽的な部分では、デビュー当時は和製R&B全盛期だったためにあえて出すことを避けていたブラックミュージックの影響が色濃く表れている。ブロードウェイ・ミュージカル風の楽曲からロッククラシックジャズヒップホップラテンエレクトロニカまで、そのジャンルは多岐に渡る。[11][12][13]
収録曲
楽曲解説
流行
東京事変の元メンバーでありPE'Zヒイズミマサユ機が椎名と共同で編曲を担当し、ウーリッツァーピアノで演奏にも参加している[注 3]RHYMESTERMummy-D(坂間大介、Mr.Drunk)と竹内朋康がそれぞれラップギターで参加している[注 4]。坂間と竹内も出演したミュージック・ビデオが製作され、ミュージック・ビデオ集『性的ヒーリング?其ノ四?』に収録されている。

労働者池田貴史レキシ)が編曲およびキーボードコーラスを担当[注 5]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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