三幸製菓
[Wikipedia|▼Menu]

三幸製菓株式会社
SANKO SEIKA Co., Ltd.
白新線新崎駅北口駅前にある三幸製菓の本社ビル
種類株式会社
本社所在地 日本
950-3134
新潟県新潟市北区新崎1-13-34
設立1962年8月20日
業種食料品
法人番号7110001007027
事業内容米菓の製造販売
代表者代表取締役CEO 佐藤元保
資本金9000万円
売上高

558億円
(2019年9月期)[1]
純利益

9億5353万7000円
(2019年3月期)[2]
総資産

223億1369万円
(2019年3月31日現在)[2]
従業員数1200名(2017年11月現在)
決算期3月31日
主要株主三幸製菓グループ株式会社
主要子会社株式会社みゆき堂本舗
HAPPYCUBE株式会社
関係する人物

佐藤亀一郎

佐藤富一郎

佐藤裕紀

外部リンクhttps://www.sanko-seika.co.jp/
テンプレートを表示


三幸製菓株式会社(さんこうせいか)は、新潟県新潟市北区に本社を置く米菓を主とする製菓会社。あられおかき煎餅かりんとうの製造と販売を行っている。
概要

米菓を主力商品とする菓子製造会社で、日本国内における米菓市場においては亀田製菓に次いで二番手である[3]

最大手の亀田製菓、三番手の岩塚製菓と共に新潟県内に本社を置いている。

2022年2月11日に発生した荒川工場の火災により、これ以降は工場の稼働を全面的に停止。その後、警察や消防、第3者委員会の調査などを経て、同年9月に稼働を再開した。
グループ会社

出荷販売している米菓は、グループ会社である株式会社三幸が製造を担当している。

株式会社三幸は三幸製菓と同じ新潟市北区の新崎工場内に本社を構えていたが、2020年に同社を存続会社として合併し、現在の三幸製菓となった[4]

これに併せて本社は新崎工場内から、隣接する新崎1丁目13番34号に移転している。

グループ会社として高級米菓を販売する株式会社みゆき堂本舗を持つ。

このほか、新潟県北蒲原郡聖籠町にある漬物珍味の食品製造会社「株式会社三幸」は資本関係こそないものの、企業そのものは創業者である佐藤富一郎の実家が経営している。
事業所

本社 〒950-3134 新潟市北区新崎1丁目13番34号

生産拠点

新崎工場(敷地1万3140
平方メートル

荒川工場(敷地7万7829平方メートル)

新発田工場(敷地6万986平方メートル)

営業所・出張所

札幌・盛岡・仙台・新潟・長野・宇都宮・千葉・東京・横浜・名古屋・金沢・大阪・広島・高松・福岡

主な製品
米菓

雪の宿

チーズアーモンド

粒より小餅

ぱりんこ

丸大豆せんべい

新潟仕込み

三幸の柿の種

おかき餅

チーズ気分

越後樽焼

ミニサラダ

など
かりんとう

ミックスかりんとう

雪の宿ミルクかりんとう

など
その他

かりかりツイスト

など
歴史

1962年昭和37年):会社設立[5]

1963年(昭和38年):新崎第一工場を設置。

1965年(昭和40年):東京営業所を設置。

1968年(昭和43年):大阪出張所を設置。

1971年(昭和46年):新崎第二工場を設置、海苔製品の開発に参入。

1974年(昭和49年):学校跡に豊栄工場を設置。

1975年(昭和50年):「ぱりんこ」を発売。製造事業所として新崎第三工場を設置。新潟県知事より産業振興功労賞受賞。

1976年(昭和51年):名古屋営業所を設置。(1988年4月中部統轄営業部に昇格)。

1977年(昭和52年):「雪の宿」を発売。製造は新崎第二工場。

1979年(昭和54年):会長に佐藤亀一郎、社長に佐藤富一郎が着任。

1982年(昭和57年):「雪の宿」出荷増強として、荒川第一工場を設置。

1985年(昭和60年):「チーズアーモンド」発売。

1986年(昭和61年):荒川第二工場を設置。

1988年(昭和63年)4月:各営業所を関東、中部、西日本の統轄営業部に転換。

1988年(昭和63年)4月8日:グループ会社として「みゆき堂本舗」を設立[6]

1989年平成元年):売上高100億円突破、EDPを大型化のうえ事務管理の他に生産管理部門に拡大。

1992年(平成4年):荒川第二工場を2倍に増床、売上高120億円突破。

1993年(平成5年):「粒ごま」発売。

1994年(平成6年):本格的TVCM開始。粒ごまの売り上げ倍増し、フル生産を続ける荒川第三工場操業開始。「おかき餅」を主力商品として生産。

1995年(平成7年):粒ごまのテレビCM、ACC賞を受賞。

1997年(平成9年):荒川第三工場を設置。

1999年(平成11年):営業社員向け「営業支援システム」設置。荒川第四工場を新設。「おかきめぐり」発売。

2000年(平成12年):売上高150億円突破。

2002年(平成14年):創業40周年[5]

2003年(平成15年):荒川工場、最終工事終了。

2004年(平成16年):売上高200億円突破。

2005年(平成17年):研究・開発の拠点「Vステーション」完成。

2006年(平成18年):新潟県経済振興賞受賞。

2007年(平成19年):会長に佐藤富一郎、社長に佐藤裕紀が着任。売上高300億円を突破[5]

2009年(平成21年):新発田第一工場を設置。売上高400億円突破。

2011年(平成23年):かりんとう製造工場として新発田第三工場を設置。

2012年(平成24年):日本橋で雪の宿発売35周年記念イベント開催。創業50周年[5]

2013年(平成25年):新崎第1工場、開設50周年。

2014年(平成26年)8月10日:雪の宿公式キャラクター「ホワミル」発表。

2015年(平成27年):タイ進出、シンハーコーポレーションと業務提携、合弁会社として「シンハー三幸」設立。

2016年(平成28年)7月1日:社長に山下仁が着任[7]

2018年(平成30年)9月:新発田市に物流センターを設置。

2020年(令和2年):代表取締役CEOに佐藤元保、取締役社長COOに山下仁が着任[8]。製造会社の株式会社三幸と三幸製菓株式会社が前者を存続会社として合併、新会社として三幸製菓(株)発足。

2022年令和4年)2月11日深夜:村上市の荒川工場で火災発生、勤務中の従業員6人が殉職[9]。同工場での火災は9回目[10]

2022年(令和4年)3月3日:厚生労働省新潟労働局が新潟県内で米菓を製造販売している企業に向け、安全確認と緊急点検の実施と結果の報告を要請。

同年5月31日:火災事故調査報告と再発防止策策定の発表および佐藤元保CEOによる謝罪会見を実施。6月13日には新崎と新発田の製造工場の稼働の再開を遺族に報告した。火災のあった現場は敷地内に慰霊塔を建立し、建物は解体する予定としている。

同年6月27日:警察と消防、関係官庁による再発防止対策の実施や安全確認が取れたとして新崎と新発田にある工場で生産を再開。2つの工場で生産された商品の出荷再開は7月下旬に再開された。さらに同年9月12日には火災事故があった荒川工場での生産を再開した。同工場での商品の出荷再開は10月下旬に再開された。

同年12月15日:休憩中に焼き窯の火を止めず、上部の乾燥機内で菓子くずが空焚き状態となり発火したことが火災の要因とする調査委員会の報告書を公表[11]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:31 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef