三崎町_(愛媛県)
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みさきちょう
三崎町
佐田岬灯台

三崎町旗三崎町章
三崎町旗三崎町章

廃止日2005年4月1日
廃止理由新設合併
伊方町、瀬戸町、三崎町 → 伊方町
現在の自治体伊方町
廃止時点のデータ
日本
地方四国地方
都道府県愛媛県
西宇和郡
市町村コード38444-5
面積33 km2
総人口4,060人
2004年8月12日
隣接自治体西宇和郡瀬戸町
大分県大分市
(大分市は豊予海峡対岸)
町の木ウバメガシ
1985年10月3日制定)
町の花たちばなの花
(1985年10月3日制定)
三崎町役場
所在地796-0801
愛媛県西宇和郡三崎町三崎692番地
外部リンク ⇒三崎町ホームページ(既に閉鎖)
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯33度23分16秒 東経132度07分25秒 / 北緯33.38789度 東経132.12353度 / 33.38789; 132.12353 (三崎町)座標: 北緯33度23分16秒 東経132度07分25秒 / 北緯33.38789度 東経132.12353度 / 33.38789; 132.12353 (三崎町)
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三崎港と三崎町中心部三崎八幡神社

三崎町(みさきちょう)は、愛媛県南予地方佐田岬の突端にあった

九州佐賀関大分県大分市)まで豊予海峡を挟んで約15kmである。2005年4月1日西宇和郡伊方町、瀬戸町と合併(新設合併)し、新たに伊方町の一部となった。
地理

佐田岬突端の町であり、豊予海峡をはさんで九州と正対している。地すべりの発生しやすい地質である。

最大の集落は町役場のある三崎であり、ここに行政施設や中学校、高等学校、スーパーマーケット、金融機関店舗などが集まっている。このほか、二名津、串等に集落がある。

佐田岬半島

豊予海峡

歴史
沿革

1889年12月15日 - 町村制施行に伴い、
西宇和郡三崎浦・与侈浦・串浦・正野浦・高浦・佐田浦・大佐田浦・井野浦が合併し、三崎村が成立する。西宇和郡明神浦・松浦・名取浦・釜木浦・平磯浦・二名津浦が合併し、神松名村が成立する。

1955年3月31日 - 三崎村・神松名村が合併、同時に町制を施行し三崎町となる。

2005年4月1日 - 伊方町・瀬戸町と合併し、伊方町となる。

世界初のフィラリア根絶成功地域

伊方町役場三崎支所近くの駐車場の一画、「当地に流行したフィラリア病を昭和33年より東京大学愛媛県、三崎町などの協力によって集団検血とスパトニン投薬を行い世界で初めて地域駆除に成功」と、世界初のフィラリア地域駆除成功を記念した石碑が建てられている[1]
行政

町長杉山陽三郎 - 2003年5月宮本征士(2003年5月 - 最後)

交通
鉄道路線

三崎町内には、鉄道路線は存在しない。
道路
高速道路

三崎町内には、高速道路は存在しない。
一般国道

国道197号 通称、頂上線、メロディーライン以前は、国道とはいえ半島の南側の断崖の上を縫うように走る悪路であったが、岬の稜線にほぼ沿って走る道路が整備された。そのおかげで、所要時間短縮など三崎港の利用価値も高まり、八幡浜港と競争できる環境が整った。また、観光振興にも大いにプラスとなっている。

県道

主要地方道町内には、主要地方道は存在しない。

一般県道

愛媛県道255号鳥井喜木津線

愛媛県道256号佐田岬三崎線


航路

国道九四フェリー三崎港 - 佐賀関港)三崎港は四国の最西端の港湾であり、九州と結ぶカーフェリーが就航している。貨物トラックの利用も多い。

バス交通

三崎港から、伊予鉄グループの伊予鉄バス伊予鉄南予バスにより、八幡浜や松山方面へのバスが運行されている。ただし、三崎以外の集落にはバスの便がないため、町がバス(マイクロバス)を走らせている。このほか、三崎から岬までは町内のタクシー会社がジャンボタクシー車両により乗合タクシーを運行している。これに乗れば、佐田岬突端・灯台近くまで行くことができる。
文化
祭り

秋祭四つ太鼓
牛鬼が登場する南予地域でも独特の祭りである。

豊漁祭串地区で行われる豊漁祭の花火大会は、時間や玉数は少ないものの、打ち上げ場所が港の防波堤で見る場所から数百メートルしか離れておらず、打ち上げられた時の体に響く音と眩しい光、特に柳系の花火では柳が地上に降り掛かってくることがあり、都会の花火大会よりかなりの迫力が有る。

もうなの人形回し(三崎町松)8月15日に行われる、精霊送りと先祖の供養を兼ねた行事。女性をかたどった人形を回して念仏を唱える。その『もうな』と呼ばれる人形には、子供のいない既婚女性の着物を着せる。江戸時代に始まったとされるが、その由来や人形を回す際の「もうな もうな もみどぶ」という独特の念仏の意味は不明。住民の一団は太鼓と鉦(かね)を鳴らしながら松地区の集会所を出発し、近くの天満神社と聚楽庵に移動する。男性数人が人形を先端に取り付けた5メートルほどの竹の棒を大きく振り回し、念仏を合唱。その年新盆を迎えた家族らが周囲をめぐり、冥福を祈る。

教育
高等学校

愛媛県立三崎高等学校

中学校

三崎町立三崎中学校(現伊方町立三崎中学校)

三崎町立二名津中学校(現伊方町立三崎中学校)

三崎町立串中学校(現伊方町立三崎中学校)

小学校

三崎町立三崎小学校(現伊方町立三崎小学校)

三崎町立二名津小学校(現伊方町立三崎小学校)

三崎町立串小学校(現伊方町立三崎小学校)

三崎町立正野小学校(現伊方町立三崎小学校)

三崎町立名取小学校(現伊方町立三崎小学校)

産業

半農半漁の町である。製造業にはこれといったものはない。

農業傾斜地を活かしてかんきつ類の栽培が主体である。明治初期に
ナツミカンが導入され、一時は全国有数の産地として知られた。やがて甘夏柑やサンフルーツ、さらに清見タンゴール伊予柑などの晩柑類へと品目は移行している。

漁業で有名)周辺は潮流渦巻く好漁場であり、一本釣りのアジ、サバのほか、イセエビアワビサザエウニなどの高級食材の生産地としてしられる。岬近くに蓄養場も有している。このように経営基盤も確立していることもあって、三崎漁業協同組合は、八幡浜西宇和地域の漁業組合の広域合併に加わらなかった。三崎港の目前の海域、豊予海峡はアジ、サバの好漁場として知られ、佐賀関方面への漁港に揚がったものは、関アジ関サバとして名高く、高値で取引されているが、愛媛県側に水揚げされたものも隣接した漁場で獲れたものであり、商品としては遜色ないと、地元漁業者では見ている。そこで、三崎漁協では「岬アジ」(はなあじ)、「岬サバ」と呼んで、ブランド化を図っている。全国的にはまだまだであるが、松山市あたりの料理店では既に定着している。三崎漁協では、三崎港から佐田岬灯台へと向かう途中に、直営の飲食店を営業しているほか松山市内でも飲食店を営業している。

観光民宿が数軒あり、海の幸を売り物にしている。

風力発電 - みさき風の丘パーク

名所・旧跡・観光佐田岬灯台と佐田岬砲台第3砲台(中央)


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