三島大社
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三嶋大社
(三島大社)

舞殿(手前)と拝殿(左奥)
所在地静岡県三島市大宮町二丁目1番5号
位置北緯35度7分20.66秒
東経138度55分7.79秒座標: 北緯35度7分20.66秒 東経138度55分7.79秒
主祭神大山祇命
積羽八重事代主神
社格式内社名神大
伊豆国一宮
伊豆国総社
官幣大社
別表神社
創建不詳
本殿の様式三間社流造
例祭8月16日
主な神事お田打ち神事1月7日
粥占神事(1月15日
奉射神事(1月17日
鳴弦式(節分の日
流鏑馬神事(8月17日
地図三嶋大社伊古奈比当ス神社
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大鳥居

三嶋大社(みしまたいしゃ、三島大社)は、静岡県三島市大宮町にある神社式内社名神大社)、伊豆国一宮、伊豆国総社旧社格官幣大社で、現在は神社本庁別表神社目次

1 概要

2 社名

3 祭神

3.1 祭神について


4 歴史

4.1 創建

4.2 概史

4.2.1 古代

4.2.2 中世から近世

4.2.3 近代以降


4.3 神階

4.4 神職

4.5 社殿造営


5 境内

5.1 社殿

5.2 社叢

5.3 その他


6 摂末社

6.1 摂社

6.2 末社

6.3 元摂末社


7 祭事

7.1 年間祭事

7.2 例祭

7.3 特殊神事


8 文化財

8.1 国宝

8.2 重要文化財(国指定)

8.3 国の天然記念物

8.4 静岡県指定文化財

8.5 三島市指定文化財

8.6 その他


9 関係事項

9.1 三嶋苗裔神

9.2 三島暦


10 現地情報

11 脚注

12 参考文献・サイト

13 関連文献

14 関連項目

15 外部リンク

概要

静岡県東部の伊豆半島基部、三島市の中心部に鎮座する。境内入り口の大鳥居前を東西に旧東海道、南に旧下田街道が走る。周辺は伊豆国の中心部として国府のあった地で、のちに三嶋大社の鳥居前町として発達、いつしか地名も大社に由来して「三島」と称されるようになったとされる。

社名の「三嶋」とは伊豆大島三宅島等から成る伊豆諸島を指すと言われ、主祭神は伊豆諸島の開拓神である。当社は、古代には伊豆諸島の噴火を畏れた人々から篤く崇敬された。中世に入ると、伊豆国の一宮として源頼朝始め多くの武家からの崇敬を集めた。近世以降は三島が東海道の宿場町として発達したことに伴い、東海道を往来する庶民からも篤く信仰された神社である。

境内では本殿・幣殿・拝殿が国の重要文化財に、キンモクセイが国の天然記念物に指定されている。また社宝では、北条政子奉納と伝わる国宝の「梅蒔絵手箱」を始めとして、多数の所蔵品が国の重要文化財や静岡県指定文化財に指定されている。
社名 伊豆諸島「三嶋」とは「御島」すなわち伊豆諸島を意味するとされる。

社名は戦前は「三島神社」と称したが、戦後は「三嶋大社」を称している。歴史的には、史料上で次の呼称が見える[1]

三島大社/三嶋大社 (『続日本後紀[原 1]

伊豆三島神社/伊豆三嶋神社 (『延喜式神名帳[原 2]

三島社/三嶋社 (『吾妻鏡』、北畠顕家文書、北条氏綱文書)

三島宮/三嶋宮 (矢田部家文書等)

通説では、「三島」の呼称は伊豆諸島に対する尊称「御島(みしま)」に由来するとされる[2][3][注 1]。伊豆諸島を指す地名の「三島」としては、古くは天平13年(731年[原 3]に「伊豆三島」の記載が[3]平安時代の『和名類聚抄』では伊豆国賀茂郡に「三島郷(みしまごう)」の記載が見える[3]。なお、別説として小市国造が奉斎した伊予国一宮大山祇神社(「大三島神」)を由来とする説がある[4]。また、賀茂郡で三島大社を奉斎した伊豆国造・服部連が、少彦名命の後裔で「三島鴨神社」を奉斎した「三島県主」や、同じく少彦名命の後裔で「三島野」(三島郷)の地名を残した鳥取氏と同族と見られ、「三島溝杙命」(賀茂建角身命)を祖とする「賀茂県主」とも同族と推定されることから、少彦名命の一族に由来する地名とする説もある[5][6]


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