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平成名物TV
三宅裕司のえびぞり巨匠天国
ジャンルバラエティ番組
出演者三宅裕司
福島弓子
ほか
製作
制作TBS
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間1991年1月12日 - 1991年9月28日
放送時間土曜 24:40 - 27:00
放送枠平成名物TV
放送分140分
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『三宅裕司のえびぞり巨匠天国』(みやけゆうじのえびぞりきょしょうてんごく)は、TBS他で放送された深夜番組『平成名物TV』の1コーナー。通称「エビ天」。
『三宅裕司のいかすバンド天国』(イカ天)の後番組として、1991年1月12日から同年9月28日まで毎週土曜 24:40 - 27:00に放送。司会はイカ天から引き続き三宅裕司が、アシスタントは福島弓子が担当。 タイトルとなった「えびぞり」は映像・美学・造形・理念の頭文字を取ったもの。 毎回10人のアマチュア監督が出場し、彼らの製作した3分程度の自主制作映像をアイディア、インパクト、コンセプト、テクニック、パッションの5つのポイントで6人の審査員が評価。その結果をもとに審査が行われ、番組終盤で銀、銅の各メダルと副賞が授与された。 初登場で審査員の高評価を獲得すると「銀監督」となり、そうでない場合には「銅監督」となる。銀監督には銀監督チェアと、副賞として編集機材が贈られた。また、銅監督であっても見所があると判断された出場者には「特別奨励賞」が授与された。 各ポイントのパーフェクトにはパーフェクト賞があり、メガホンが贈られた。また、番組開始後に設定された逆パーフェクト(審査員からいかなる部門でも全く評価されない)を取ると、三宅のポケットマネーから賞金2万円が出た。 三宅の所属するアミューズが番組制作に携わった[1]。 銀監督を獲得した出場者は、2回目の出場時(初登場で銅監督の場合、銀監督になった次の回)には「金監督」にチャレンジすることになる。この2回目のチャレンジで3人以上の審査員から金監督の札が上がると「金監督」に昇格する。審査はかなり厳しめではあったが、金監督は第17回で昇格の藪下秀樹
概要
審査システム
金監督になると、次は「巨匠」にチャレンジすることになる。4人以上の審査員から巨匠の札が上がると巨匠に昇格する。巨匠になるとTBSのプロデュースによって商業映画一本の製作が約束されるというコンセプトであった。結局、巨匠は誕生しなかった。
金監督になった出場者と作品
墨岡雅聡「しあわせのうた」
山本光「ハエの産卵」
佐藤義尚「PAPERS」 - この映像作品は、発表後に音楽をBLANKEY JET CITY演奏の「禿山の一夜」に変更して毎日新聞のテレビCMに起用されている。
依田浩一「沈没の艦隊II」
藪下秀樹「春のめざめ」
小口詩子「バラ科たんぽぽ?蕾編?汚れた血」
岩崎友彦「忠実な犬」
前川衛「仮面ライダーV3?華麗なるSay Good bye?」
※太字は巨匠挑戦者。
金監督に昇格すると、スタジオ壁面の上段に名前と作品名を記した名札が飾られる。巨匠挑戦者、金監督挑戦者が出場する週には番組冒頭、および当人の登場の際にこの名札がアップで映し出されて三宅のトークが入り、視聴者の期待を煽った。
藪下秀樹の巨匠チャレンジ二回目には、「藪下秀樹監督栄光の軌跡」と題して過去の作品をまとめたダイジェスト映像を紹介するコーナーも制作・放送された。岩崎友彦の巨匠チャレンジの際にも同様のコーナーが設けられた。
えび天から有名になった作家・作品
藪下秀樹
「えび天の名物監督」の称号を持つ。出場回数は最多。体を張った芸を披露し、そのスタイルは審査員から「藪下監督らしい狂気」と評価された。宝島社の編集者でもあり、『VOW』シリーズをはじめ数々の書籍の編集に携わった。後に商業作品も手がけ、ビデオ作品『世紀末ヤブシタワールド ビデオは笑ふ』がTAG[要曖昧さ回避]社から発売されている。
墨岡雅聡
1991年7月20日放送「えび天サマージャンボリー」では、視聴者の人気投票によって決定する「エビゾリー賞」に「前向きで行こう」が選ばれている。えび天終了後も映像製作を続けていたが、夭折した。
安原伸
「国防挺身隊 第1話 挺身隊出撃」で初登場。「第2話 超巨大要塞を撃て!」で銀監督獲得。『国防挺身隊』は後にDVD化されて発売されている。
なにわ天閣
関西自主映画界の雄。「四大怪獣・南海の大決闘」では、全裸の男性4人が浴室で格闘するという凄まじい映像を展開し、三宅から「モザイク入れるの大変だったんだぞ!」と注意された。
斎藤久志
サイバーニュウニュウの音楽を使用した「キリコ」という痴情の果ての男女を描いた極めてグロテスクな作品を出品した。