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三宅島
北北西からの三宅島、2014年5月
所在地 日本・東京都
所在海域太平洋(フィリピン海)
所属諸島伊豆諸島
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度04分55秒 東経139度31分35秒 / 北緯34.08194度 東経139.52639度 / 34.08194; 139.52639座標: 北緯34度04分55秒 東経139度31分35秒 / 北緯34.08194度 東経139.52639度 / 34.08194; 139.52639
面積55.44 km²
海岸線長38.3 km
最高標高775.1 m
最高峰雄山
最大都市三宅村
.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}三宅島 三宅島(雄山)の位置
OpenStreetMap
プロジェクト 地形
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三宅島(みやけじま)は、伊豆諸島の島である。島の全域が富士箱根伊豆国立公園となっており、行政区画は島全体が東京都三宅村に属する。
地理伊豆諸島の地図。
東京都の本州島側地域から南海上175km、伊豆大島の南57kmに位置する。直径8kmのほぼ円形をした島。伊豆-小笠原海嶺の上にあり、第四紀更新世の後期(約1万 - 15万年前)になってこの付近の海底で噴火が始まり、島が形成されたと考えられている。
島は雄山を最高峰とする水深300 - 400mの海底からそびえるひとつの火山体であり、玄武岩質の成層火山である。頂上部に直径約3.5kmの桑木平カルデラと、その内側に3,000年前の八丁平噴火(噴出量0.37 DRE km3)の際に直径約1.6kmの八丁平カルデラが形成された。雄山はその中央火口丘であったが、2000年の噴火によって新たに直径約1.6kmのカルデラが形成され八丁平カルデラは消滅している。
玄武岩質マグマ起源の溶岩は粘性が低いため溶岩流となり、過去何度か流下している。1983年には溶岩流が阿古地区の集落の約7割を焼失させた。このほか、山腹には割れ目噴火も発生しており、線上に並ぶスコリア丘や、海岸付近ではマグマが海水と接して発生するマグマ水蒸気爆発による爆裂火口地形(マール)がいくつも見られる。大路(たいろ)池がある古澪(ふるみお)、新澪(しんみお)池跡、三宅高校のある八重間などもマールの例である。新しい溶岩が海岸に達しなかった場所は切り立った海食崖が続いている。
1983年の測量では最高点の標高は814mだったが、2000年に始まった噴火によって、火口が直径約500m以上の範囲で陥没し拡大した事で、現在の最高点の標高は775m[1]となっている。2007年には日本の地質百選に選定された。 123456789101112
神津島から見た三宅島
大路池
大型客船(橘丸)から見た三宅島
気候 雨温図
151 127 171 127 276 159 229 1913 243 2216 350 2420 240 2823 207 2924 331 2722 419 2318 234 1914 171 1510
気温(°C)
総降水量(mm)
出典:気象庁
インペリアル換算
123456789101112
5.9 5445 6.7 5444 11 5949 9 6555 9.6 7161 14 7667 9.5 8274 8.1 8476 13 8072 16 7365 9.2 6657 6.7 5849
気温(°F)
総降水量(in)
他の伊豆諸島の島々と同様に、基本的には年間を通して穏やかで温かく、降水量も少なくない。
しかし、台風の影響を受けやすく、大陸や大型の島嶼から離れた小さな島であり、概して平地も少ないなど、風水害が起きやすい。
三宅村神着(三宅島特別地域気象観測所、標高38m)の気候
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
最高気温記録 °C (°F)20.1
(68.2)21.8
(71.2)22.6
(72.7)24.9
(76.8)28.1
(82.6)31.1
(88)32.0
(89.6)32.8
(91)32.3
(90.1)29.4
(84.9)25.7
(78.3)23.8
(74.8)32.8
(91)
平均最高気温 °C (°F)12.1
(53.8)12.4
(54.3)15.0
(59)18.6
(65.5)21.9
(71.4)24.2
(75.6)27.8
(82)29.1
(84.4)26.7
(80.1)22.9
(73.2)19.0
(66.2)14.6
(58.3)20.4
(68.7)
日平均気温 °C (°F)9.9
(49.8)10.0
(50)12.3
(54.1)15.8
(60.4)19.2
(66.6)21.8
(71.2)25.3
(77.5)26.6
(79.9)24.5
(76.1)20.8
(69.4)16.8
(62.2)12.5
(54.5)18.0
(64.4)
平均最低気温 °C (°F)7.1
(44.8)6.9
(44.4)9.2
(48.6)12.7
(54.9)16.2
(61.2)19.5
(67.1)23.2
(73.8)24.3
(75.7)22.2
(72)18.4
(65.1)14.1
(57.4)9.7
(49.5)15.3
(59.5)
最低気温記録 °C (°F)?1.2
(29.8)?1.4
(29.5)?0.2
(31.6)2.8
(37)7.4
(45.3)12.1
(53.8)14.8
(58.6)18.2
(64.8)14.1
(57.4)8.9
(48)3.7
(38.7)0.9
(33.6)?1.4
(29.5)
降水量 mm (inch)150.9
(5.941)170.9
(6.728)275.6
(10.85)229.3
(9.028)243.3
(9.579)349.7
(13.768)240.2
(9.457)206.6
(8.134)330.9
(13.028)418.9
(16.492)234.2
(9.22)171.1
(6.736)3,024.7
(119.083)
平均降水日数 (?0.5 mm)10.711.215.712.712.514.811.410.015.214.913.711.7154.9
% 湿度65667073798687868378726776
平均月間日照時間114.8117.9133.5166.7181.8126.8182.8221.9136.0103.9107.2108.71,693.3
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1942年-現在)[2][3]
生物相東側の海上から見た三宅島。2008年
2000年の噴火による火山ガスや噴火による泥流によって、周辺海域を含めた島の広範囲が影響を受けており、環境が激変している。かつては200種以上の野鳥がおり、通称「バードアイランド」と呼ばれる程にバードウォッチングの愛好者が良く訪れていた。なお、火山活動が比較的緩やかになったことで、これらの野鳥も回復しつつあるという。ツグミ科のアカコッコは固有種で、「アカコッコ館」があり、島の象徴になっている。