三修社
正式名称株式会社三修社
英文名称SANSHUSHA Publishing Co., Ltd.
現況事業継続中
種類株式会社
市場情報非上場
出版者記号384
取次コード2767
法人番号4011001059905
三修社(さんしゅうしゃ)は、ドイツ語を中心とした語学の教科書、辞書、また、実用書を発行する出版社。 社名の由来は、中国古典『大学』(儒教の経書、四書)の中の言葉「修身斉家治国平天下」(天下太平という大事を成すにも、まず己の身を修めることから始めなさい)の「おさめる」の意「修・斉・治」の3字をまとめて「三修社」とした。 創立は昭和13年(1938年)、会社としての設立は昭和27年(1952年)8月21日となっている。 出版物の電子化に積極的で、1985年には日本初のCD-ROMメディア『最新科学技術用語辞典』を刊行した。また、当時の社長の前田完治は、1986年から1996年まで日本電子出版協会の会長を務めた。2010年刊行の『アクセス独和辞典 第3版』は同時にApp Storeでも販売。電子辞書などにも積極的にコンテンツを提供している。 外国語学習者向けの辞書・会話書・参考書が多いが、最近は実用法律書や一般書も多数出版している。
概要
歴史
1931年(昭和6年) - ドイツ語学の泰斗・関口存男主宰によるドイツ語学習雑誌『初級ドイツ語』(のちの『基礎ドイツ語』)創刊
1938年(昭和13年) - 橘三雄
1952年(昭和27年) - 関口存男主宰『基礎ドイツ語』(現在休刊)の出版元となる。
1960年(昭和35年) - 関口存男の遺作『冠詞〈第1巻〉定冠詞篇』刊行。
1961年(昭和36年) - 『冠詞〈第2巻〉不定冠詞篇』刊行。
1962年(昭和37年) - 『冠詞〈第3巻〉無冠詞篇』刊行。
1965年(昭和40年) - 前田完治、2代目社長に就任。
1971年(昭和46年) - ノーベル文学賞(2019年)を受賞したペーター・ハントケの作品を日本ではじめて紹介(羽白幸雄訳『不安 ペナルティキックを受けるゴールキーパーの…』)。
1972年(昭和47年) - 『現代独和辞典』刊行
1985年(昭和60年) - 日本初のCD-ROMメディア『最新科学技術用語辞典』リリース。
1988年(昭和63年) - 前田完治の長男、前田俊秀が入社。主に電子出版事業に携わる[1]。
1997年(平成9年) - ノーベル文学賞(2009年)を受賞したヘルタ・ミュラーの作品を日本ではじめて紹介(山本浩司訳『狙われたキツネ』)。
2006年(平成18年) - 前田俊秀、3代目社長に就任。ブレイングループに加わる。
2010年(平成22年) - 『アクセス独和辞典 第3版』刊行
2012年(平成24年) - 『アクセス和独辞典』刊行
脚注^ 『電子出版の実務』(日本エディタースクール、1997年)巻末の著者紹介より。
外部リンク
⇒株式会社三修社
⇒株式会社ブレイン
⇒日本電子出版協会
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