中華人民共和国 海南省 三亜市
天涯海角天涯海角
旧称:崖州、崖県
海南島中の三亜市の位置海南島中の三亜市の位置
中心座標 .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯18度15分12秒 東経109度30分13秒 / 北緯18.25333度 東経109.50361度 / 18.25333; 109.50361
三亜市(さんあ-し)は中華人民共和国海南省の地級市。海南島の最南端に位置し、海南省で第二の都市である。 三亜は海南島南端に位置し南シナ海に面した、北緯18度9分から18度37分(ハワイとほぼ同緯度)、東経108度56分から109度48分の地点に位置し、海岸線は209キロメートルにおよぶ。熱帯の気候と美しい海浜で知られ、特に亜龍湾(ヤーロン・ベイ)はヒルトン、シェラトン、マリオット、ザ・リッツ・カールトンなど外資系の高級ホテルが立ち並ぶ、中国有数のビーチリゾートとして人気のある旅行先となっている。 三亜は年間を通じて比較的に暑く、年平均最高気温は30.2℃で、海水温は季節によって変化し、一般的に22-32℃の間にある。 気象記録が始まって以来、三亜の年間平均気温は変動しながら温暖化している。 2023年を例にとると、三亜の年間平均気温は平年より0.5°C高い27.0°Cで、最も寒い月(1月)の平均気温は22.2°C、最も暑い月(6月)の平均気温は29.9°Cです。 森林や海中は豊かな生態系が残り、多様な鳥類や魚類が生息している。天然ガス・石灰岩・花崗岩などの鉱物資源も豊富であり近年開発が急速に進められている。 三亜市街地の東の楡林港は第二次世界大戦時には日本海軍の根拠地の一つであり、現在は楡林海軍基地がある。その東の亜竜湾の東側には、戦略型ミサイル原子力潜水艦晋級などが駐留する亜竜湾海軍基地がある[1]。 三亞 (1991?2020)の気候 三亜の名称は「三亜河」(旧称: 臨川水)に由来する。三亜の東西から流入する川が合流しY字となっていたことより三亜と命名された。 三亜が中原の支配を受けるようになったのは前漢のことである。秦代には崖州が設置されていたが、実際の支配は武帝により南越国が滅亡された後の前110年に臨振県が設置された後である。その後臨振郡、崖州、珠崖軍、吉陽軍、崖州と名称の変遷があった。明代の『正徳瓊台志
地理
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
最高気温記録 °C (°F)30.4
(86.7)31.0
(87.8)33.2
(91.8)34.5
(94.1)35.4
(95.7)35.9
(96.6)34.5
(94.1)34.3
(93.7)35.5
(95.9)33.7
(92.7)32.6
(90.7)31.9
(89.4)35.9
(96.6)
平均最高気温 °C (°F)26.6
(79.9)27.3
(81.1)29.1
(84.4)31.1
(88)32.4
(90.3)32.5
(90.5)32.0
(89.6)31.9
(89.4)31.7
(89.1)30.9
(87.6)29.6
(85.3)27.3
(81.1)30.2
(86.36)
日平均気温 °C (°F)22.3
(72.1)23.1
(73.6)25.2
(77.4)27.4
(81.3)29.1
(84.4)29.5
(85.1)28.9
(84)28.6
(83.5)28.0
(82.4)27.0
(80.6)25.4
(77.7)23.1
(73.6)26.47
(79.64)
平均最低気温 °C (°F)19.6
(67.3)20.6
(69.1)22.8
(73)25.0
(77)26.5
(79.7)26.9
(80.4)26.5
(79.7)26.2
(79.2)25.4
(77.7)24.2
(75.6)22.7
(72.9)20.4
(68.7)23.9
(75.03)
最低気温記録 °C (°F)5.1
(41.2)11.0
(51.8)10.5
(50.9)19.1
(66.4)19.8
(67.6)21.3
(70.3)22.1
(71.8)21.8
(71.2)20.1
(68.2)14.7
(58.5)7.9
(46.2)7.1
(44.8)5.1
(41.2)
降水量 mm (inch)6.5
(0.256)13.0
(0.512)21.4
(0.843)52.3
(2.059)132.8
(5.228)173.5
(6.831)212.6
(8.37)234.9
(9.248)251.0
(9.882)268.6
(10.575)71.0
(2.795)15.6
(0.614)1,453.2
(57.213)
平均降水日数 (?0.1 mm)3.43.63.95.610.014.013.816.017.013.56.63.7111.1
% 湿度84.385.883.980.47673.87273.579.581.88282.879.65
出典1:National Meteorological Center of CMA[2]
出典2:China Meteorological Administration[3]
歴史「崖州 (海南省)」も参照
中華民国が成立すると1912年に直隷州は廃止され、崖県が設置され県治が三亜に設置され、三亜が地域の中心として発展するようになった。1984年5月に崖県は県級市の三亜市に昇格、更に1987年11月に地級市に昇格し現在に至っている。
かつては中国と東南アジアとの間の海路の中継点にあたる場所であり海上交通中継地・軍事上の要地ともされたが、同時に中原政権にとり辺境に位置する三亜は歴代王朝により流刑地として使用されていた。歴史的にリー族やミャオ族が多く、その他イスラム教を信仰する回族も一定数いるが、中国全土からの人口流入により漢族が人口の大半を占めるにいたっている。 三亜市の地図 この節の出典[4][5][6]
行政区画
海棠区吉陽区天涯区崖州区
年表
海南行政区海南リー族ミャオ族自治区
1952年11月 - 広東省海南行政区
楽東県・白沙県の各一部が海南行政区昌感県の一部と合併し、東方県が発足。
保亭県・白沙県の各一部が海南行政区屯昌県・楽会県・万寧県の各一部と合併し、瓊中県が発足。
1953年7月1日 - 海南行政区陵水県・崖県を編入。(7県)
1955年9月 - 海南行政区海南リー族ミャオ族自治区が海南行政区海南リー族ミャオ族自治州に改称。
海南行政区海南リー族ミャオ族自治州