株式会社三井E&S
MITSUI E&S Co., Ltd.
種類株式会社
市場情報東証プライム 7003
株式会社三井E&S(みついイーアンドエス、MITSUI E&S Co., Ltd.)は、機械、船舶エンジン、エンジニアリングなどを手掛ける三井グループの重工業メーカー。
旧社名は株式会社三井E&Sホールディングス(みついイーアンドエスホールディングス、Mitsui E&S Holdings Co., Ltd.)。三井造船株式会社(みついぞうせん、Mitsui Engineering & Shipbuilding Co.、Ltd.)が2018年(平成30年)4月1日付をもって持株会社制へ移行した際に旧社名に変更したが[1]、2023年(令和5年)4月1日付で純粋持株会社制を解消し、現社名に変更された。三井グループ中核企業として三井広報委員会に属している。 三井物産が岡山県児島郡日比町玉(現・玉野市)に設立した造船部を発祥とし、太平洋戦争時には各種軍用艦の建造に携わった。現在では船舶用ディーゼルエンジンといった船舶分野だけでなく、発電・化学プラントといったエンジニアリング事業や、港湾クレーン、橋梁の建設など社会インフラ事業まで多岐にわたる。なお、戦前から行っていた艦艇事業は譲渡し、撤退している。 2023年4月1日付けで三井E&Sマシナリーが三井E&Sに吸収合併されたため、子会社も三井E&Sの傘下に異動している。 エンジニアリング事業を引き継いだ事業会社。プラント建設やスーパーカミオカンデなど素粒子関連の施設の建設も手掛けている。 2023年4月1日付で、IHI原動機より2ストローク舶用大型エンジン「WinGD」及び4ストロークディーゼルエンジン「S.E.M.T Pielstick」のライセンス、並びにその付随事業を受け継いだ株式会社IPS相生の全株式を取得。同日、社名を株式会社三井E&S DUに改称した。これによりグループの中核事業である舶用大型エンジン部門としては、三井E&S本体の「MAN Energy Solutions」と三井E&S DUの「WinGD」とのダブルライセンスとなった[2]。 流体力学を中心とした海洋、造船技術の研究開発等を行う企業。自律操船システムでは世界のトップランナー。 旧三井造船システム事業本部を基とし、グループ企業のシステム全体を担うのみならず、幅広い業種に対してシステム販売等を行っている。特に造船業向け製造システムでは日本トップクラスであり、ハードウェアから自社生産を行っている。 造船操業支援から各種鉄鋼物・機械・パイプの設計、生産まで幅広く業務を行い、設計受託業務も行っている。 ガス運搬船、ガス炊きディーゼルエンジンの燃料系統設計等を得意のする会社で、欧州域内で中小型液化ガス運搬船の設計に多数の実績がある。 2021年11月25日、三井海洋開発の株式を売却し、連結子会社から持分法適用関連会社となった(東証プライム上場要件を満たすため)[3]。
概要
連結子会社
機械・システム事業
加地テック
三井E&Sパワーシステムズ
三井ミーハナイト・メタル
三井E&Sテクニカルリサーチ
三造加工
アヅママシナリー
PACECO Corp.
三井E&Sエンジニアリング
浜松グリーンウェーブ
DASH Engineering Philippines, Inc.
三井E&S DU
その他
株式会社三井造船昭島研究所
三井E&Sシステム技研株式会社
三井造船特機エンジニアリング
TGE Marine Gas Engineering GmbH
他海外拠点多数
持分法適用関連会社
三井海洋開発
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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