三つ目がとおる
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三つ目がとおる
ジャンル
冒険バトル
漫画
作者手塚治虫
出版社講談社
掲載誌週刊少年マガジン
発表期間1974年28号 - 1978年12号
アニメ:悪魔島のプリンス 三つ目がとおる
原作手塚治虫
監督芹川有吾
脚本山崎晴哉
キャラクターデザイン清山滋崇
音楽大谷和夫
製作今田智憲東映動画
放送局日本テレビ
放送期間1985年8月25日 - (単発)
アニメ:三つ目がとおる
原作手塚治虫
監督うえだひでひと
シリーズ構成関島眞頼
キャラクターデザイン宇田川一彦
メカニックデザイン山根公利
音楽渡辺俊幸
製作テレビ東京
日本経済社
学習研究社
手塚プロダクション
放送局テレビ東京系列
放送期間1990年10月18日 - 1991年9月26日
話数全48話
漫画:三つ目黙示録 ?悪魔王子シャラク?
原作・原案など手塚治虫(原作)
藤澤勇希(脚本)
作画柚木N'
出版社秋田書店
掲載誌チャンピオンRED
レーベルチャンピオンREDコミックス
発表号2016年11月号 - 2018年5月号
巻数全4巻
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ手塚治虫

『三つ目がとおる』(みつめがとおる)は、手塚治虫による日本少年漫画。また、それを原作としたテレビアニメである。
概要

本作は、多重人格の少年を主人公にした、冒険バトルの漫画・アニメである。『週刊少年マガジン』(講談社刊)にて1974年から1978年3月まで連載された。1973年頃の『週刊少年マガジン』は、それまでの劇画偏重路線がたたって『週刊少年ジャンプ』や『週刊少年チャンピオン』に読者を奪われ、発行部数を落としていた[1]。そこで少年誌への回帰を図る一環として、1965年の“W3事件”以来『週刊少年マガジン』および講談社との関係が途絶えていた手塚治虫に白羽の矢が立てられた[1]1974年に月1回の読切として連載が開始されたが、好評を受け翌年から毎週連載となり、『週刊少年チャンピオン』連載の『ブラック・ジャック』とともに手塚の復活を印象づけた。1977年に『ブラック・ジャック』と本作品により、手塚は第1回講談社漫画賞を受賞した。同年には、講談社から『手塚治虫漫画全集』が刊行開始されるなど、手塚と講談社の関係は修復された。

当初、手塚は「SF的な推理もの」を意図しており、写楽と和登さんの名がそれぞれシャーロック・ホームズワトソンに由来しているのもそのためである[2]。しかし、1970年代超能力超古代文明などのオカルトブームという「時代の要請」を受けて次第にオカルトを前面に押し出すようになり[2]、結果としてそれが人気を得ることになった。

アニメ化作品には、手塚がシノプシスを手がけた『24時間テレビ』内のアニメスペシャル『悪魔島のプリンス 三つ目がとおる』、手塚の没後にテレビ東京系列で放送されたテレビアニメシリーズの2種類が存在している。

また、手塚のスター・システムにより、『ブラック・ジャック』や『海底超特急マリンエクスプレス』にも写楽や和登さんが登場している。

復刊ドットコムより2017年にオリジナル版全8巻が発売されている。
ストーリー

いじめられっ子の主人公・写楽保介は、おとなしく無邪気で純粋な性格の、奇行がちで平凡な中学生である。しかしその正体は、古代ムー大陸で高度な超古代文明を繁栄させた「三つ目族」の末裔で、額に貼られた絆創膏をはがすことにより、その下に封じられた第三の目が、三つ目族の超能力と天才的頭脳を写楽にもたらす。三つ目の写楽保介は現代文明を滅ぼして「三つ目王国」を再興するという野望を持つが、そのたびに親友で想いを寄せる少女・和登さんこと和登千代子に阻止されていく。そんな日々の中、学園生活や日常の中で様々な事件に巻き込まれた写楽と和登さんが、謎を解き明かし解決していく。

超古代文明など、1970年代オカルトブームが反映されている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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