しちがはままち
七ヶ浜町旗七ヶ浜町章
1959年1月1日制定
国 日本
地方東北地方
都道府県宮城県
郡宮城郡
市町村コード04404-1
法人番号2000020044041
面積13.19km2
総人口17,375人 [編集]
(推計人口、2024年5月1日)
人口密度1,317人/km2
隣接自治体仙台市、多賀城市、塩竈市
町の木クロマツ
町の花ハマギク
七ヶ浜町役場
町長[編集]寺澤薫
所在地〒985-8577
宮城県宮城郡七ヶ浜町東宮浜字丑谷辺5番地の1
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯38度18分16秒 東経141度03分33秒 / 北緯38.30453度 東経141.05914度 / 38.30453; 141.05914座標: 北緯38度18分16秒 東経141度03分33秒 / 北緯38.30453度 東経141.05914度 / 38.30453; 141.05914
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七ヶ浜町(しちがはままち)は、宮城県中部の太平洋沿岸に位置する町である。町域は、日本三景の一つである松島の南部に当たる。海沿いに7つの集落があったことから、「七ヶ浜」と名づけられた。7つの集落とは湊浜、松ヶ浜、菖蒲田浜、花渕浜、吉田浜、代ヶ崎浜、東宮浜である。 宮城県の中部に位置し、松島丘陵が仙台湾に半島状に海に突き出した形になっている七ヶ浜半島を町域としている。この半島は江戸時代、基部を横断するかたちで貞山運河が造られ、それによって島のような状態となっている。山として韮山、また湖沼には阿川沼がある。七ヶ浜町は東北地方の市町村の中で最小の面積である。気候は比較的温暖で、寒暖の差が少ない。キャッチフレーズは、「うみ・ひと・まち 七ヶ浜」。隣接自治体は仙台市(宮城野区)、多賀城市、塩竈市である。 1972年に七ヶ浜町が策定した長期基本構想ではニュータウン造成計画が主軸と据えられた。そして、町は造成にあたって民間企業との共同開発方式をとる決断に至り、文化振興や町づくりの面で前向きに取り組んでいた西武流通グループ傘下の西武都市開発(のちの西洋環境開発)がパートナー企業として選定された[1]。しかし、仙台圏における宅地供給は長期的には過剰とみられていたほか、開発地の市街化区域への編入も未定であり、さらに町が仙台市から遥か遠方に位置するとみなされていたことなどから開発の推進は難渋を極めた。 こうした事態を受け、西武都市開発は従来の宅地開発にはない新たな構想として、オランダの都市開発に採用されていたボンエルフを導入すること[2]、さらに歩行者専用の緑道を設けること、加えて開発地区をなだらかな南面傾斜として植栽し、区域全体を公園とするなどのプランを提示した。これによって、1977年7月には市街化区域への編入も決定した[3]。だがボンエルフ導入は既存の法体系と矛盾する為、翌年春には開発申請が止められた。しかしながら、西武都市開発担当者や当時の赤間今雄町長[注釈 1]が、宮城県や建設省に足繁く出向きボンエルフの必要性を説いたことが奏功し、1978年12月には開発許可が下り、1979年5月着工。1980年9月には第一期販売が開始され、即日完売した[3]。 この七ヶ浜ニュータウン汐見台のボンエルフ計画は、1983年4月には国際交通安全学会賞を受賞したほか、その後の国内のニュータウン計画でコミュニティ道路が採用される端緒となった[3]。 2010年国勢調査において昼夜間人口比率が65.0パーセントであり、日本の市区町村の中では最も低い値であった。 現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では、津波により町の面積の約4分の1が浸水した[4][5]。 平成27年9月11日現在 当町全域を担当する集配局は塩竈市の塩釜郵便局となる。 町内に鉄道はなく、隣接する多賀城市のJR東日本仙石線下馬駅または多賀城駅よりバスを利用する。
地理
七ヶ浜ニュータウン汐見台
人口
七ヶ浜町と全国の年齢別人口分布(2005年)七ヶ浜町の年齢・男女別人口分布(2005年)
■紫色 ― 七ヶ浜町
■緑色 ― 日本全国■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性
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七ヶ浜町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より
歴史
縄文時代、大木囲貝塚がつくられた。
奈良時代、陸奥国の国府・多賀城に隣接し、国府厨(こくふのくりや)が置かれた。豊富な海産物が多賀城に送られた。
1889年(明治22年)
4月1日 町村制施行により、七ヶ浜村が発足する。
高山外国人避暑地設置。
1959年(昭和34年)1月1日 町制施行し、七ヶ浜町となる。
1980年9月 - 汐見台地区(七ヶ浜ニュータウン)分譲開始。
2011年(平成23年)3月11日 東北地方太平洋沖地震により被災
「東日本大震災」も参照
東日本大震災
津波により壊滅状態となった菖蒲田浜付近
菖蒲田浜の海岸には、約4km先の仙台港からのコンテナが漂着
津波により屋根の上に打ち揚げられた漁船
津波によって電柱に引っかかったアルバム
行政
町長: 寺澤薫(2015年9月11日就任、2期目)
議会
町議会議員
議員定数:14
会派
日本共産党(2人)
公明党(1人)
無所属(11人)
施設七ヶ浜消防署
消防
本部
塩釜地区消防事務組合
消防署
七ヶ浜消防署(七ヶ浜町汐見台7丁目5番地の322)
郵便局
汐見台郵便局
菖蒲田郵便局
吉田浜郵便局
運動施設
サッカー場
七ヶ浜サッカースタジアム
姉妹都市・提携都市
海外
姉妹都市
プリマス(アメリカ合衆国 マサチューセッツ州)1990年(平成2年)10月3日 姉妹都市調印
国内
提携都市
朝日町(山形県 西村山郡)2012年(平成24年)9月25日 友好の町調印
あま市(愛知県)2015年(平成27年)12月16日 災害時相互応援協定
経済
産業
産業別就業人口(2000年)
第一次産業 525人第二次産業 3,392人第三次産業 6,386人分類不能 24人合計 10,327人町の北東には東北電力仙台火力発電所があり、火力発電(コンバインドサイクル発電)を行っている。敷地内にメガソーラー発電設備が稼働中である。
金融機関
七十七銀行
杜の都信用金庫
JA仙台
JFみやぎ漁協
電力
東北電力
発電所
仙台火力発電所
教育
中学校
町立
七ヶ浜町立七ヶ浜中学校
七ヶ浜町立向洋中学校
小学校
町立
七ヶ浜町立汐見小学校
七ヶ浜町立亦楽小学校
七ヶ浜町立松ヶ浜小学校
七ヶ浜中学校と亦楽小学校は、文部科学省が推進する「 ⇒学力向上フロンティア」指定校(フロンティアスクール
幼稚園
和光幼稚園(同町で一番歴史のある幼稚園で3世代で同じ幼稚園に通っている園児も少なくない。)
遠山幼稚園
汐見台幼稚園
第二柏幼稚園
交通小浜港
鉄道
バス
ミヤコーバス(以前は宮城交通による運行だったが、路線廃止や移管が行われ2008年8月より全路線がミヤコーバスでの運行になった)
汐見台団地線:多賀城駅前 - 松ヶ浜入口 - 汐見台中央 - 菖蒲田
ユーアイバス多賀城東部線:国府多賀城駅 - 多賀城駅前 - 北遠山 - 汐見台中央
多賀城市・七ヶ浜町の共同運行。
七ヶ浜町民バス「ぐるりんこ」(ジャパン交通が受託運行)
2009年8月1日、従来の七ヶ浜循環線(七ヶ浜町・多賀城市・塩竈市がミヤコーバスに委託運行)に代わり運行開始[6]。JR仙石線多賀城駅・下馬駅・本塩釜駅より乗車。
道路
町内を走る県道:宮城県道58号塩釜七ヶ浜多賀城線
港湾
仙台塩釜港(国際拠点港湾・特定港・中核国際港湾)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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