一番太刀(いちばんたちうち)とは、合戦に於ける勲功の一種である。合戦で太刀(刀剣類)で先陣を切り勝利した者に与えられる。太刀とあるが長巻はもちろん、長柄武器である薙刀で行った場合もこれに含まれる[1]。戦国大名の島津氏などでは太刀始めと呼ばれた。当初は第一の勲功であったが、時代が下るにつれ一番槍に取って代わられていった[2]。
脚注^ 笹間良彦『図説 日本武道事典』柏木書房、66ページ。
^ 二木謙一 監修『図解 戦国合戦がよくわかる本 武具・組織・戦術・論功行賞まで』PHP研究所、70ページ。
参考文献
笹間良彦『図説 日本武道事典』柏木書房、1982年。
二木謙一 監修『図解 戦国合戦がよくわかる本 武具・組織・戦術・論功行賞まで』PHP研究所、2013年。
関連項目
一番槍
日本刀